ウエスものがたり【最終回】「リユースの力、エコソフィーの力」で、追加の資源投入を極力排したリサイクルウエスの環境優位性についてお話ししましたが、この度、社団法人 産業環境管理協会が行ったLCA調査によりますと、上のグラフのように、レンタルウエスとの比較においてもライフサイクルベースでのCO2排出量が1/10に抑えられるということです。
調査はレンタルウエスを10回クリーニングした場合と、同等の作業においてリサイクルウエスを使用した場合とを比較していますが、レンタルウエスは洗って使いますので、ウエスそのものの最終処分量はリサイクルウエスの方が多くなります。
しかしながら、ライフサイクルにおけるCO2排出量はレンタルウエスの方がずっと多くなっています。その内訳を見てみますと、CO2排出量の約半分はクリーニング工程に集中しており、調査の結果から、この部分における環境負荷が大きなウェイトを占めていることがわかります。
もうひとつ、調査の結果とはかかわりありませんが、重要なポイントがあります。リサイクルウエスの原料は、一旦廃棄された衣料、つまり社会的にはすでに廃棄量としてカウントされたものであるという点です。つまり、使用済みのリサイクルウエスを処分したとしても、社会的総量としてのゴミの発生量はほとんどかわらないということになります。
この点は、「リユースの力、エコソフィーの力」で申し上げたこととほとんど同じですが、意外と盲点なのではないかと思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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