5月25日、横浜スタジアムへ横浜vsオリックス交流戦の観戦に行ってきました。
この日まででオリックスは30勝16敗のパ・リーグ首位。一方の横浜は17勝28敗のセ・リーグ最下位です。しかも、交流戦における通算の対戦成績で、横浜は対オリックス15の負け越しとただでさえ分の悪い相手でもあります。
始球式はあべこうじさんと、高橋愛さん。あべこうじさんとは5年前に新宿でお会いしたことがあります。
横浜の先発は4年目の加賀美投手。
初回。先頭のヘルマン選手に三塁手の頭を高いバウンドで越える不運な二塁打を浴びます。
二番の平野選手が送って、一死三塁。
動揺したのか、加賀美投手はここまで打率3割6分を超える糸井選手に死球を与えます。これで一死三塁・一塁。
さらに、糸井選手が全く無警戒のバッテリーの隙を突き、盗塁成功。
そしてパ・リーグ本塁打王の四番、ペーニャ選手に恐らく場外弾ではないかと思われる特大のホームランを浴びます。試合開始後、わずか11球で3失点。初回に4点を失った前日と同じような展開となります。
さらには、T-岡田選手、坂口選手に連続四球。七番鉄平選手の併殺打により3点で食い止めはしたものの、初回から非常に悪い流れとなりました。
オリックスの先発はここまで4勝3敗ながら、防御率は2.45と安定している、長身のディクソン投手。
普段対戦しない投手、しかも一回表が15分も続いた後だけに、じっくりと球数を放らせればと思っていたのですが、横浜は先頭の荒波選手、二番の石川選手がわずか四球で倒れてしまいます。
三番、梶谷選手は四球で出塁。すかさず盗塁を決め二塁としますが、四番のブランコ選手が落ちる球にことごとく引っかかり三振。
加賀美投手は3回で50球という球数ながら、2回以降は緩急を織り交ぜた投球で立ち直りを見せ、味方の反撃を待ちます。
横浜は三回裏、山崎選手が二塁手への高いバウンドの頃で出塁。
続く荒波選手のランエンドヒットで一死二塁・一塁のチャンスを作ります。しかし、後続が断たれ無得点。それでもディクソン投手に56球を投げさせ、徐々に反撃の気配が現れていました。
そういう意味では、極めて重要な四回表の先頭打者だったのですが…
T-岡田選手に初球をライトスタンド上段に運ばれ、4vs0。反撃ムードが一気に潰えてしまいました。
横浜は四回裏。ブランコ選手三振の後、五番下園選手が四球で出塁。
バルディリス選手が倒れ二死となりますが、七番筒香選手がセンター前にヒットを放ち、三塁・一塁。さらにディクソン投手のワイルドピッチで1点を返します。ディクソン投手も決して状態が良いとは言えなかったのですが…
五回表。一死から一番ヘルマン投手に四球。
平野選手が倒れ、二死から糸井選手がランエンドヒット。これで二死三塁・一塁。
先ほどホームランを打たれたペーニャ選手は勝負を避け、満塁。ここで横浜は加賀美投手を諦め、二番手の林投手に交替します。
林投手はT-岡田選手をセンターフライに打ち取り、ピンチを切り抜けます。林投手は六回も一安打に抑え、安定したピッチングを見せました。
七回から横浜は三番手、国吉投手に交替。国吉投手も七回表を三者凡退で切り抜けます。
一方のオリックスも、七回裏よりかつてソフトバンクの抑えだった馬原投手を投入。横浜は五回以降、チャンスらしいチャンスも作れませんでした。
八回表。先頭のペーニャ選手に、この日2本目となる特大のホームランを浴びます。先制、中押し、ダメ押しとダメージの大きい点の取られ方で、点差は4点に。
しかし、国吉投手はこの一発こそ浴びたものの、2イニング24球、打者6人で1安打1失点。投球内容は良かったと思います。
八回裏の横浜はオリックスの三番手、サイドスローの佐藤投手になす術もなく抑えられ…
九回表。横浜は四番手の長田投手。
ところが先頭打者の安達選手にセンターへのヒットを浴びると、あっさり盗塁を決められ無死二塁。
続く山崎選手のピッチャーゴロをフィルダースチョイスで三塁・一塁。途中出場の原選手の犠牲フライで6vs1。
平野選手は倒れ二死となりますが、糸井選手がライト前ヒットで再び三塁・一塁。
ダメ押しはペーニャ選手の内野安打、7vs1。現状の両チームの実力差がそのまま表れたような試合でした。
9回裏、オリックスは比嘉投手が登板。この日三連続三振のブランコ選手がようやく出塁するも、後続を断たれ万事休す。
今シーズンの観戦はこれで三連敗。3割6分9厘の勝率ですから、勝ち試合に遭遇するのもなかなか大変です。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
よろしければクリックおねがいします!
↓