窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

日本プロ野球2014 横浜vsオリックス1回戦

2014年05月28日 | スポーツ観戦記


  5月25日、横浜スタジアムへ横浜vsオリックス交流戦の観戦に行ってきました。

  この日まででオリックスは30勝16敗のパ・リーグ首位。一方の横浜は17勝28敗のセ・リーグ最下位です。しかも、交流戦における通算の対戦成績で、横浜は対オリックス15の負け越しとただでさえ分の悪い相手でもあります。



  始球式はあべこうじさんと、高橋愛さん。あべこうじさんとは5年前に新宿でお会いしたことがあります。



  横浜の先発は4年目の加賀美投手。



  初回。先頭のヘルマン選手に三塁手の頭を高いバウンドで越える不運な二塁打を浴びます。



  二番の平野選手が送って、一死三塁。



  動揺したのか、加賀美投手はここまで打率3割6分を超える糸井選手に死球を与えます。これで一死三塁・一塁。



  さらに、糸井選手が全く無警戒のバッテリーの隙を突き、盗塁成功。



  そしてパ・リーグ本塁打王の四番、ペーニャ選手に恐らく場外弾ではないかと思われる特大のホームランを浴びます。試合開始後、わずか11球で3失点。初回に4点を失った前日と同じような展開となります。

 

  さらには、T-岡田選手、坂口選手に連続四球。七番鉄平選手の併殺打により3点で食い止めはしたものの、初回から非常に悪い流れとなりました。



  オリックスの先発はここまで4勝3敗ながら、防御率は2.45と安定している、長身のディクソン投手。

 

  普段対戦しない投手、しかも一回表が15分も続いた後だけに、じっくりと球数を放らせればと思っていたのですが、横浜は先頭の荒波選手、二番の石川選手がわずか四球で倒れてしまいます。

 

  三番、梶谷選手は四球で出塁。すかさず盗塁を決め二塁としますが、四番のブランコ選手が落ちる球にことごとく引っかかり三振。



  加賀美投手は3回で50球という球数ながら、2回以降は緩急を織り交ぜた投球で立ち直りを見せ、味方の反撃を待ちます。

  横浜は三回裏、山崎選手が二塁手への高いバウンドの頃で出塁。



  続く荒波選手のランエンドヒットで一死二塁・一塁のチャンスを作ります。しかし、後続が断たれ無得点。それでもディクソン投手に56球を投げさせ、徐々に反撃の気配が現れていました。



  そういう意味では、極めて重要な四回表の先頭打者だったのですが…

  T-岡田選手に初球をライトスタンド上段に運ばれ、4vs0。反撃ムードが一気に潰えてしまいました。



  横浜は四回裏。ブランコ選手三振の後、五番下園選手が四球で出塁。



  バルディリス選手が倒れ二死となりますが、七番筒香選手がセンター前にヒットを放ち、三塁・一塁。さらにディクソン投手のワイルドピッチで1点を返します。ディクソン投手も決して状態が良いとは言えなかったのですが…



  五回表。一死から一番ヘルマン投手に四球。



  平野選手が倒れ、二死から糸井選手がランエンドヒット。これで二死三塁・一塁。



  先ほどホームランを打たれたペーニャ選手は勝負を避け、満塁。ここで横浜は加賀美投手を諦め、二番手の林投手に交替します。



  林投手はT-岡田選手をセンターフライに打ち取り、ピンチを切り抜けます。林投手は六回も一安打に抑え、安定したピッチングを見せました。



  七回から横浜は三番手、国吉投手に交替。国吉投手も七回表を三者凡退で切り抜けます。



  一方のオリックスも、七回裏よりかつてソフトバンクの抑えだった馬原投手を投入。横浜は五回以降、チャンスらしいチャンスも作れませんでした。



  八回表。先頭のペーニャ選手に、この日2本目となる特大のホームランを浴びます。先制、中押し、ダメ押しとダメージの大きい点の取られ方で、点差は4点に。

  しかし、国吉投手はこの一発こそ浴びたものの、2イニング24球、打者6人で1安打1失点。投球内容は良かったと思います。



  八回裏の横浜はオリックスの三番手、サイドスローの佐藤投手になす術もなく抑えられ…



  九回表。横浜は四番手の長田投手。

 

  ところが先頭打者の安達選手にセンターへのヒットを浴びると、あっさり盗塁を決められ無死二塁。



  続く山崎選手のピッチャーゴロをフィルダースチョイスで三塁・一塁。途中出場の原選手の犠牲フライで6vs1。



  平野選手は倒れ二死となりますが、糸井選手がライト前ヒットで再び三塁・一塁。



  ダメ押しはペーニャ選手の内野安打、7vs1。現状の両チームの実力差がそのまま表れたような試合でした。



  9回裏、オリックスは比嘉投手が登板。この日三連続三振のブランコ選手がようやく出塁するも、後続を断たれ万事休す。



  今シーズンの観戦はこれで三連敗。3割6分9厘の勝率ですから、勝ち試合に遭遇するのもなかなか大変です。

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彦根城(金亀城)③

2014年05月27日 | 史跡めぐり


  ついに本丸、天守までたどり着きました。三層四階(地階含む)の複合式望楼型天守、小ぶりですが、それでも想像していたよりは大きかったです。切妻破風、入母屋破風、唐破風などを多用し、最上階には花頭窓、高覧付廻縁を巡らすなど、見る角度によって様々な表情を見せる、大変美しい天守です(下の動画をご覧ください)。



  天守は姫路城のような通し柱を用いず、各階を積み上げる方式を採っており、この時期としては望楼型でも古い形式です。調査の結果、元々は1607年(慶長12年)頃に建てられたものであることが判明しています。この天守もまた移築であり、前述の『井伊年譜』によれば、大津城であったと伝えられています。他の城の建築物を移築するという手法は、この時代よく見られたことです。



  天守内部の「武者溜」。



  天守より琵琶湖を望む。



  西の丸三重櫓。本丸に隣接する西の丸北西に位置する、続櫓。小谷城天守を移築したものと伝えられています。



  井戸曲輪。本丸から黒門へ降りていく途中に設けられた小さな曲輪。当時は瓦塀で囲まれていました。中には塩を備蓄する塩櫓と雨水を浄化して貯水する井戸がありました。籠城に備えるため、最も大切な塩と水を備蓄する施設であると同時に、黒門を守る防衛施設でもありました。



  井戸曲輪下の石垣は、高さが19.4mあり、彦根城の中で最も高く堅牢な構造となっています。



  楽々園。彦根藩4代藩主、井伊直興によって建立された藩主の下屋敷です。元々、槻(けやき)御殿と呼ばれていましたが、現在では建物を楽々園、庭を玄宮園と呼んでいます。



  楽々園の名は『論語』の「仁者は山を楽しみ、智者は水を楽しむ」に由来し、民の楽を楽しむという仁政の意味も込めているといわれています。



  ここは松原内湖に面した広大な干拓地であり、最大時には現存する建物の10倍ほどの規模を誇りました。

<おわり>

彦根城

滋賀県彦根市金亀町1-1



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彦根城(金亀城)②

2014年05月26日 | 史跡めぐり


  表門山道。訪れた皆さんは、結構この階段でバテておられたようです。このところ習慣的に運動するようにしていたのは幸いでした。



  城は防御を目的に築かれるものですから、石段も形が不ぞろいだったり、段の高さや幅がまちまちです。したがって、結構疲れるんですね。



  鐘の丸。築城当初、鐘楼がここにあったため、鐘の丸と呼ばれています。ここにはかつて大広間や御守殿がありました。



  天秤櫓。大手門山道と表門山道の合流地点を見下ろすように築かれた堅固な櫓。中央に門を配し、両端を二階建ての櫓が守りを固めています。その姿が天秤のように見えることから、天秤櫓と呼ばれますが、日本の城郭でこのような形式の櫓を持つのは彦根城のみです。井伊家の歴史書である『井伊年譜』には、この櫓が長浜城大手門を移築したものであると記されており、解体修理の折にも移築されたものであることが確認されていますが、長浜城大手門であったかどうかは不明です。



  天秤櫓は1854年(嘉永7年)に大規模な修理が行われており、その結果、写真右側が築城当時の石垣である「牛蒡積み」であるのに対し、写真左は切石を積み上げた「落とし積み」となっています。牛蒡積みは一見粗雑ですが、堅固な石垣です。



  天秤櫓にかかる廊下橋。非常時にはこの橋を落とし、敵の侵入を防ぎます。

 

  その他にも天秤櫓には防御のための工夫が凝らされています。例えば、門には敵が扉に梃を差し込むのを防ぐ「蹴放」(写真左)と門扉を持ち上げようとしても押さえつける「まくさ」(写真右)が仕組まれています。



  天秤櫓より佐和山(正面)を望む。眼下の建物群は表御殿を模した彦根城博物館です。

 

  時報鐘。鐘の丸では鐘の音が城下に届かなかったため、さらに上の太鼓門櫓手前に移されました。現在は時報鐘の管理棟が聴鐘庵というお茶屋さんになっています。



  太鼓門櫓・続櫓。本丸の表を固める櫓門で、これも移築と伝えられます。



  表側は堅固ですが、裏側に回ると高覧つきの廊下によってむき出しになっている珍しい造りです。

<つづく>

彦根城

滋賀県彦根市金亀町1-1



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彦根城(金亀城)①

2014年05月25日 | 史跡めぐり


  以前から行きたいと思いつつ、なかなか行けなかった彦根城へ行ってきました。別称である金亀城は、以前ご紹介した松山城の別称でもありますね。



  徳川家康の重臣、井伊直政は、1600年(慶長15年)関ヶ原の戦いの軍功により、近江(滋賀県)東部に18万石を与えられ、西軍の総大将であった石田三成の居城、佐和山城に入城しました。しかし、三成が整備したとはいえ中世山城で不便だったため、直政は当初磯山(米原市)へ移ることを考えていたようです。しかし、直政はそれを待たずして死去、遺志を継いだ家臣の木村守勝が幕府に願い出て、1603年(慶長8年)、佐和山と向かい合う金亀山に築城を開始しました。



  彦根は古くから中山道、北陸道が交わり、琵琶湖に接する(当時は彦根城の際まで琵琶湖の内湖でした)水陸の要衝でした。まだ大坂に豊臣氏が健在な時代であり、彦根城は天下普請による非常に堅固な城となりました。城下町は大規模な土木工事により湿地帯を埋め立て、計画的に造られました。



  外堀跡。元々は水掘で、並行する車道を含んだ幅がありました。この外堀は松原内湖からさらに琵琶湖まで通じていました。



  いろは松。表門橋に向かう、中堀の沿道の松並木です。元々47本あったことから、いろは松と名づけられましたが、現在残っているのは33本(内12本は補植)です。



  二の丸佐和口多聞櫓。中堀に開く四つの門のひとつ。守るに易く、攻めるに硬い枡形の構造になっています。現在の多聞櫓は、1769年(明和6年)~71年にかけて再建されたものです。



  馬屋。近世城郭でこれだけ大規模な馬屋が残っているのは、全国に例がありません。



  馬屋はL字型をしており、21頭の馬を繋ぐことができました。



  馬のいる馬立場。前方の馬つなぎ柱2本と後方の押柱2本で区画されており、馬つなぎ柱には手綱通しの金具が上下二段に設けられていました。上部には桁を渡し、猿耳を取り付けて馬の胴部を回す腹掛けを固定していました。

  床は板張りですが、その下をすり鉢状の漆喰製叩きとし、底の方に排泄物を処理するための甕を配置しています。



  表門橋付近の、内堀に沿った石垣。日本本土の城郭の石垣は通常直線で、強度を保つためある程度の長さで折り曲げてありますが、この石垣は堀に沿って流麗な曲線を描いています。僕の知る限り、このように曲線を描いた石垣は本土では珍しいのではないかと思います。



  表門橋。明治初期の写真や文献をもとに、2004年(平成16年)に再建されたものです。



  登り石垣。「西生浦倭城」でご紹介したように、文禄・慶長の役の際、日本軍によって朝鮮半島南東沿岸部に多く築かれた、俗にいう倭城で多く用いられた帯状の石垣です。日本国内では非常に珍しいもので、松山城や洲本城にその例が見られるのみです。

<つづく>

彦根城

滋賀県彦根市金亀町1-1



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タントピアット(Tanto Piatto)

2014年05月24日 | 食べ歩きデータベース


  仕事で神戸に向かう車中で、Facebookで友達登録させていただいている神戸の方が、とても美味しそうなスパゲティーの写真をアップしているのが目に留まりました。これは行かねばということで、その日の夜、早速お邪魔してきました。

  お店はカルネのある三ノ宮駅裏の北野坂を登り、中山手通りを越えたところにある、タントピアットというイタリアンのお店です。

  店内は2人掛けテーブルが8脚ほど、とても小さなお店です。ご夫婦か伺うことができませんでしたが、お二人で切り盛りされていて、カルネのような家庭的雰囲気があります。



  お目当ては「ズワイガニのスパゲティ」です。お昼の内に電話し、とっておいていただきました。きっと人気メニューですぐなくなってしまうのでしょう。

  料理が出てくるまでの間、カヴァで一休み。ヴィニデルサ・ドゥーシェ・シュヴァリエ・カルト・ドール・ドライのハーフボトル。



  シーフードたっぷりのきまぐれ前菜。かなりボリュームがあります。



  そして、これがズワイガニのスパゲティ。ズワイガニの甲羅をお皿にして、その上にスパゲティを盛り付け、さらにほぐしたズワイガニの身がたっぷりとのっています。

  最初は意外とあっさりしていますが、最後はオリーブオイルに甲羅の裏のカニみそが絡み、濃厚な味わいに変化してきます。カニのうま味を存分に楽しめる逸品です。



  神戸に行ったら寄りたいお店がまたひとつ増えました。

タントピアット

兵庫県神戸市中央区加納町3丁目12-6



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祗園Abbesses-京野菜フレンチ

2014年05月23日 | 食べ歩きデータベース


  去年、訳あって保留になっていた、京野菜を使った和洋折衷のフレンチレストラン、Abbessesへ行ってきました。

  お店は、フレンチレストランがあるとは到底思えない祇園花見小路にあり、探すのに一苦労しました。お店の入口も少し裏道に入ったところにあり、表通りには面していません。何とも京都らしい風情です。



  この日の京都は初夏を思わせる陽気。しかし、湿度が低く、お店に入ると爽やか風が心地よく感じられました。それでもこんな陽気にはシャンパンでスッキリとしたくなります。

  ランチコースの初めは、旬の京野菜を使ったサラダ。口に運ぶごとに様々な野菜の香りが違った表情を見せる、不思議な感覚のサラダでした。



  エビの洋風茶碗蒸し。エビとコンソメのうま味が凝縮され、身体にも優しい感じがします。



  仔牛と野菜のグリル。美味しい野菜はシンプルにグリルで食べるのが個人的にも好きなのですが、その時々でシェフが「こうしたら美味しいじゃないかな」という組み合わせで焼いてくれているそうです。

  野菜のもつ香ばしい香りとうま味、そして甘みの調和は、肉を脇役に甘んじさせるほどです。僕も40歳を過ぎ、そういう味覚を好むようになったのかもしれませんが。



  桜の香りがいっぱいのゼリーと杏仁豆腐。

  初夏の京都で、とても優雅な時間を過ごすことができました。

Abbesses

京都市東山区祇園町南側570-232 3F



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5回目のドラマチック・コミュニケーション

2014年05月22日 | その他


  5月21日、某金融機関の若手経営者の会「滴水会」にて、「ドラマチック・コミュニケーション」の研修を行いました。

  講師は、株式会社MANY ABILITIESの野原秀樹先生。バレエダンサーにしてコーチ、そして経営者という異色の経歴をお持ちの先生の研修を受講するのは、これで5回目になります。

【過去の研修レポートはこちら】
第33回YMSを開催しました
キックオフミーティング2013を開催しました
第44回YMSを開催しました

  ドラマチック・コミュニケーションは、即興や演劇、対話などの創造的手法を用いた、体感型相互学習研修で、受講者一人一人が多面的な気づきを得られるところに大きな特徴があると思います。ワークの種類が豊富なので、5回も受講しているとはいえ新鮮さは衰えません。

  以下、今回のワークを順番にご紹介していきたいと思います。



  最初はアイスブレイクを兼ねた、「拍手あわせ」。言語に頼らず、大勢で拍子を合わせるシンプルなワークですが、これだけでも相手を観察することの大切さ、多人数になってきた場合のリーダーの重要性、逆に人数が多くなりすぎることによって生じる「集団的無責任」の問題など、個人や組織が日常直面する様々な課題が見えてきます。また、拍子が揃うというただそれだけのことでも人は気持ちが通じ合うことへの快感を覚えることができます。



  つづいて「誕生日並び」。言語の使用、数字を指で表すなどのジェスチャー禁止などいくつかの制約条件のもとで、十数名が誕生日の順に一列に並ぶというワークです。制約条件があることで思考の柔軟性が阻害されることや、隣接する箇所にしか配慮が届かない近視眼の問題、集団的無責任など、ここでもまた個人や組織が直面する課題が浮き彫りになります。因みに、今回は11名でしたが、見事順番通りに並ぶことに成功しました。



  3番目のワークは「カードでグループ」。ランダムに渡されたカードに書いてある内容をジェスチャーのみで相手に伝え、同じカテゴリに属すると判断したグループでまとまるというものです。しかも、自分のグループだけが正解すればよいのではなく、全員で正解を目指さなければなりません。ここでは周辺情報も含めて相手に分かりやすく伝えるという、伝え方の工夫、協力行動などが求められます。中にはかなり抽象的な単語もあり、よく相手に伝えられたなと感心しました。

  そもそもコミュニケーション(communication)の語源はラテン語のコムナス(comunus)で、「共有する」という意味なのだそうです。一方通行のコミュニケーションというのはあり得ないということですね。



  4番目は「わたし・あなた」。「わたし」・「あなた」という言葉のキャッチボールを同時に複数回していくというものですが、ここでは私たちの中に眠っている「伝える」・「受け止める」・「対応する」といった力を目覚めさせていきます。簡単なゲームですが、視野を広く持ったり、相手を気遣ったり、といったことをボディーランゲージや表情を駆使して表現しなければなりませんでした。翻って、私たちは日頃こうした非言語の部分を見落としがちなのではないかということに自然と気づくことができました。



  最後はインプロ(即興劇)。仲間が次々と繰り出す無関連の即興劇に対して、それぞれが瞬時に役割を考え、あるいは役割を与え、シーンに適合しなければなりません。人は互いに働きかけることで個々の能力を一層引き出すことができるということ、それぞれが役割を理解し、行動する組織の強さなどを体感することができます。これは大変奥が深いワークで、やればやるほど気づきや変容を得ることができます。



  滴水会は4月に新入会員を迎え、この日も約半数が新入会員の皆さんでした。したがって、まさに滴水会にチームビルディングが必要なタイミングでのドラマチック・コミュニケーションの効果は計り知れません。4時間ものワークを終えた後の懇親会は必然的に盛り上がるのでした。

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第46回YMSを開催しました

2014年05月19日 | YMS情報


  5月も半ばを過ぎ、次第に初夏の陽気が感じられるようになってきました。いかがお過ごしでしょうか?

  さて、去る5月14日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第46回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催いたしました。

  今回の講師は、株式会社オーク取締役、YMSの理事でもある、安達順子さん。「誰もが講師、誰もが受講者」というのがYMSの特徴でもあります。テーマは「中小企業のウェブサイトの見直し方・作り方」でした。

  中小企業(従業員20名以上)の75%以上が自社のHPを開設している時代。氾濫する情報の中、いかに自社のサイトに誘導するだけでなく、自社の製品やサービスを選択していただけるか?前半は、そのための最適な選択肢を企業側が提示するにはどうしたらよいかというお話でした。



  さて、中小企業においてもウェブサイトの活用によって、何らかの営業力強化や新規顧客獲得へつなげたいというニーズは高まっているものの、実際の取組がなかなか進んでいないという現実もあります。では、投下できる人材も金銭も限られている中小企業が、ウェブサイトによって顧客との関係を構築し、上記のようなニーズにつなげるにはいかなる点に注意したら良いのか?後半はそうしたお話でした。

  一言で言えば、「独自の価値を独自の情報で伝える」ということになるのだと思いますが、こうした取組を継続的に行っている中小企業の事例を数社紹介していただきました。当社にもHPがありますが、閲覧いただく皆さんにもっと楽しんでもらえるようなことを考えていきたいと思います。



  次回は6月11日開催の予定です。

過去のYMS活動レポートはこちら

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2014年4月アクセスランキング

2014年05月01日 | 人気記事ランキング


  5月になりました。大型連休も始まっているようですが、皆様いかがお過ごしの予定でしょうか?

  さて、2013年4月にアクセスの多かった記事、ベスト10です。

  前月に引き続き、WORLD JUMPERさんの記事が400pv近いアクセスを獲得し、他を圧しての1位でした。注目度が上がっているようですね。

  トップ10の常連、「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」も通常であれば1位を獲得できるだけのアクセスがあったのですが、2位でした。

  野球の話題が3位と9位、YMSは4月と3月開催分がそれぞれ5位と10位に入りました。

  3位から5位はそれぞれわずか2pv差の接戦でした。

  ほぼ常連の記事がトップ10を占めた4月としては、3月の記事でしたが福岡の「BAR 海堀」さんが6位と前月の7位よりさらに
順位を上げてランクインしたのが注目されます。

1 WORLD JUMPER
2 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
3 日本プロ野球2014 横浜vs巨人2回戦
4 エコノミーとエコロジーの語源
5 第45回YMSを開催しました
6 BAR 海堀
7 2014年3月アクセスランキング
8 中竹竜二氏講演
9 日本プロ野球2014 横浜vs広島5回戦
10 第44回YMSを開催しました

  4月は更新が少なく、申し訳ございませんでした。5月はもう少し頑張りたいと思います。

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