窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

韓国到着

2007年11月29日 | 海外での出来事
成田のホテルでコンタクトレンズが破れ、韓国に着いた次の日に時計の電池が切れ、幾多の試練を乗り越え27日より韓国へやって参りました(写真はホテルから撮影した韓国の夜景です)。火曜日から今日までミーティングの連続。リサイクルというのは何とも抽象的な言葉ですが、要するに厳然たる経済活動であり、韓国に限ったことではありませんが一歩アジアにでると日本国内でまかり通る業界の通念とは無関係に国際競争の激しいうねりを見せつけられます。これはまるで黒船以降の幕末動乱のようであり、我々はあまりに閉じた世界、日本独自の論理の中で世界動向を見ている、ちょっとのんびりし過ぎているのではないかという危機感に晒されます。

 繊維リサイクルの未来は内需拡大と共に国際競争の中で勝ち抜いて初めて開けるものです。他のいかなる動脈産業と変わることなく、静脈産業は決して牧歌的雰囲気の中でやっていけるような甘い世界でないことを再認識させられます。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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経験価値として煎茶をとらえてみる

2007年11月24日 | その他
 現在受講中の研修、「マーケティングスクール・アドバンス」は『新訳・経験経済』の訳者岡本慶一先生を講師としてコモディティ、製品、サービスと発展してきた経済価値の次の段階にくる経験という価値について学んでいるわけですが、この手の本を読まなくなってから久しい僕としては実に珍しく『新訳・経験経済』に目を通し、前述のように経験価値の事例として滋賀の「たねや」さんにも足を運んできました。そんな中で自分の商売についての経験価値化についてはまだあまり具体的なイメージが湧いてこないのですが、ふと身近なところで考えてみたときに先日開催した煎茶のお茶会などはまさに経験価値の一つなのではないかと思いました。

 経済価値としての「経験」とは企業が製品をベースとして提供するある瞬間顧客の心の中に感情的、身体的、知的、精神的なレベルで働きかける「コト」を意味し、娯楽・教育・脱日常・美的という4つの要素が組み合わさって一つの「経験」が作り出されるのだそうです。文人趣味として始まった煎茶はこれら4つの要素を含んだ、文人によって100年以上も前に生み出された経験価値ということができます。

 【娯楽】:一部精神修養的な色合いが強く出て「煎茶道」などという言われ方もしますが、元来煎茶は文人によって生み出された娯楽です。先日開催したお茶会(詳しくはブックマークの「明月庵 煎茶徒然草」をご覧ください)でもお茶席での会話は自由ですし、作法もお抹茶に比べるとはるかに簡易なので全く経験のない人でも敷居の高さを感じることなく楽しむことができます。

 【教育】:これも言うまでもないことなのですが、元々漢詩や唐物の道具に対する教養の高い文人によって始められたものなので、煎茶はお茶そのものも含め漢詩や漢文学を背景とした「知的遊戯」としての性質がむしろ主であるといえます。先日僕が担当した茶席の主題は李白の『早発白帝城』という詩でしたが、お茶席はこの詩に詠われる世界を心の中で共有しながら眼前では主題に沿った茶道具、軸、盛り物などに趣向をこらし、現代風に言えばヴァーチャルな詩の世界を体験します。また、お茶葉についてや茶道具、お手前についても知的な楽しみがあります。

 【脱日常】:お茶席そのものが脱日常の世界です。特にお抹茶はこの脱日常が強調された世界と言えるかもしれません。煎茶においても文人たちそのものが脱日常的存在ですし、現代の我々にとっても日頃目にすることのない茶器でお茶を飲んだり、茶会の会場であった北鎌倉の自然や静寂も脱日常の経験と言えるでしょう。

 【美的】:煎茶は娯楽の世界であると同時に美術の世界でもあります。いくら立派な骨董を使って上の三要素を満たしたとしても、その茶道具がその場にふさわしくない、あるいは茶道具同士がアンバランスな物であったならば美的な要素は台無しになってしまいます。珍しい茶道具を使うことに意味があるのではなく、まさに「経験」を構築する4つの要素を引き立たせる「道具」として茶道具は存在していると言えます。

 今回のお茶会について言えば僕はお客さんに「経験」を提供した側になるのですが、お茶をやること自体は僕自身にとっても経験です。お茶席に来たお客さんはどのような経験を得てお帰りになったのか。それは個々に違うと思いますが、個々に違うけれども多数の人が同じ場を求めるのが経験価値なのではないかと思います。
 
 日々の仕事の中でも行為としては製品差別化もしサービスも提供しているが、結果としてコモディティ化の憂き目を見ている実態は偽らざるところ存在します。僕にとって身近なお茶を仕事共にもっと深く掘り下げてみることで新たな価値を創造していきたいと思います。

[新訳]経験経済
B・J・パインII,J・H・ギルモア,岡本 慶一,小高 尚子
ダイヤモンド社

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中小企業金融公庫研修

2007年11月24日 | その他
 11月20日、中小企業金融公庫主催のセミナーに行ってきました。講義の中で取り上げられていた『すごい会議』という本、当社が現状抱えている課題ともマッチしていたので早速注文して読みました。1日で読める手軽な本ですが、最後の頁から黄色い部分だけを遡って読めば十分であろうと思われます。理屈は分かったので早速実践したいと思っていますが、例えば教育でも大人相手と子供相手とでは適用する手法が異なるのと同様、当社の実情にあわせどうアレンジしていこうかと(本書では最初はアレンジせず手順どおり進めるよう説いていますが)思案しているところです。

すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
大橋 禅太郎
大和書房

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白石康次郎さん(横浜商工会議所展示会で)

2007年11月24日 | 講演メモ
 11月19日、貿易センタービルで横浜商工会議所主催の環境をテーマにした展示会があり、当社もCO2発生抑制効果に大変優れている故繊維を原料としたウエス、軍手、油吸着マットの展示を行い地元企業の皆様にご好評いただきました。

 しかしこの日最大の収穫は何と言っても海洋冒険家白石康次郎さんの講演を拝聴できたことです。本当に心に残るお話がいくつもありメモを失くしてしまったことが何とももったいないのですが、それでも特に強く心に残ったことが2つあります。

 一つは偉大な成功はまさに小さな一歩を積み重ねた結果であるということ。例えば白石さんの恩師である故多田雄幸氏との出会いにしてもそうです。本で知っているだけの会ったこともない人に電話帳を調べて訪ねて行き弟子入りを志願する、こんな型破りなことを実際にできる(そもそもそうしようと思う)人がどれだけいるでしょうか。それだけではなく白石さんがお金も人脈も知名度も経験もない(海外では言葉も通じない)ところから最年少単独世界一周を成し遂げるまでに至る行動はそのような破天荒だが驚くべき行動の連続なのです。「金がない、経験がない、人脈もない」と躊躇するのが凡人、「ないからどうする」と行動をおこせる人が偉大な人物、凡人と偉人を分けるものはまさにその点においてと言えるのではないかと感じました。人間「夢」が大切なのではない、「夢」のために「地道で誰でもできそうだが誰もが躊躇するか見過ごす」行動を起こし、積み重ねることが大切なのではないでしょうか。

 二つ目は「迷ったら頭で考えてはいけない、欲が全ての判断を誤らせる」ということです。欲といっても色々ありますし、聖人でない我々は全ての欲を取り去ることなど到底できないことだと思いますが、唯一信じるに足る「欲」とは「どれだけ時間が経過しても変わることなく心の底から湧きあがってくる欲」、白石さんで言えば「船で(自分の力で)世界を見てみたい」という「欲」ではないでしょうか。僕も思うだけで長続きしない「欲」はたくさんあります。しかしそんな中でも変わることなく「何の役に立つとも思えないけれども、冷めることのない欲求」というのはあります。それに素直に耳を傾けることが自ずとその人にとって最良の人生を切り開くのではないかと感じました。本物の欲は状況がいかに変わろうとも失われることがない欲ということができます。そうでない欲が何故判断を誤らせるかと言えば、「失われる恐怖を生み、執着するから」ではないかと思います。例えば物欲、金銭欲などがそういうものと言えるでしょう。

 これら白石さんのお話を通じて非常に勇気づけられました。僕の会社は小さな会社ではありますが、それでも大海原に浮かぶ60フィートのヨットに比べれば大きい船ということができますし、白石さんは船の中ではまさしく孤独ですが、いくら「経営者は孤独」とはいえ会社には何十人もの社員がいる訳で、はるかに心強いことです。さらにヨットレースは孤独のうちに命を失う危険がありますが、会社は仮に潰れて破産したって命までとられるわけではありません。胆を据え、心の底から湧きあがってくる欲を信じて行動を起こすこと。それ以外の欲に由来する不安や恐怖はかえってそれらを増大させる結果を生むのだと思いました。

人生で大切なことは海の上で学んだ
白石 康次郎
大和書房

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フィリピン出張

2007年11月24日 | リサイクル(しごと)の話
11月13日~16日、慌しい日程でフィリピンへ出張してきました。今回は某テレビ局のロケ同行がメインでしたが、撮影の合間を縫ってフィリピンで生産しているウエスの工程確認、更なる品質管理に向けた現地マネージャーとの検討を行ってきました。ウエスという一見単純そうに見える製品でもモノ作りに終わりはありません。マニラ郊外のケソン市に宿泊した初日、ホテル近くの下院ビルで爆弾テロがあり下院議員を含む4名が死亡するという騒ぎがありました。今更ですが海外に生産拠点を移すというのも楽ではありません。

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安土城址

2007年11月20日 | 史跡めぐり


  『商いはたねやに訊け』を読んでいて安土出身の社員の方が紹介されている頁に差し掛かったとき、「そういえば安土がすぐ近くなんだ」ということに気がつきました。僕は小学校2年生の頃、子供向けの伝記本を読んでいて最初に好きになったのが源義経、その次が織田信長でした。特に織田信長の安土城に憧れ、『城なんでも入門』という本を買っては当時発見されたばかりの「天守指図」に基づいて内藤晶教授が復元した安土城に熱中していたものです。同年代の皆がガンプラを作っていた当時、僕は城の模型ばかり作っていました。しかし残念なことに当時安土城の模型は発売されておらず、その時の心残りがあってか30歳も過ぎた数年前、わざわざネットで安土城の模型を購入して作った程でした。ですからその当時以来25年、いつかは安土城を訪れたいと思っていので、偶々近江八幡まで来た千載一遇の好機を逃す手はありません。日牟禮の舎からタクシーに乗り安土城址へと向かいました。



  安土城は平山城ですので安土山に登らなければならないことも分かっていましたが、入り口を入ってまず出迎えたのはとてつもなく急で長い石段。石段の両脇には羽柴秀吉や前田利家など家臣の屋敷址が並んでいます。補修されたとはいえ、発掘された城の規模は想像以上のものでした。



  発掘された石垣の石には地蔵やら仏足石までが使われており、それがいかにも信長らしさを伝えています。近江坂本の穴太衆により積み上げられた切込みハギの石組みを目の当たりにするだけでも感激なのですが、黒金門址を過ぎるといよいよ城郭の中枢らしくなってきます。驚くべきことに最近の発掘調査では安土城本丸、二の丸の櫓は回廊で結ばれていたことが分かっており、当時安土城を訪れた人たち(勿論ここまで入ることを許された一部の人たちですが)は壮麗な建築物の下をまるで地下通路を通るかのように潜って天主台まで向かったであろうということです。後の城郭建築に類似する構造を知りませんが、思うに「聚楽第屏風」に描かれる聚楽第が最も近いイメージかもしれません。



  そしてついに幼い頃本で眺めていた不等辺八角形、安土城独特の天主台に到着。本丸は標高180m位のところにありますが、ここからさらに45mの天主閣がそびえ立っていたことを想像すると当時としては想像を絶する威風を放っていたであろう事は想像に難くありません。信長はここに当時知りうる宇宙観、宗教を統合した「天下統一・王道楽土」を象徴する世界初の高層木造建築を作り上げたのです。岐阜城から始まった「天下布武」をここ安土で終わらせようとしたに違いありません。



  写真は天主台から見下ろした安土城天主閣の地階部分です。



  天主台より琵琶湖方面を望む。今は埋め立てられ水田になっていますが、当時の安土山は琵琶湖に面していました。この琵琶湖が濠の役割を果たしており、かつここから船を出せば京都に出ることもできました。さらに、羽柴秀吉の長浜城や明智光秀の坂本城といった、織田家の重臣の居城が琵琶湖に沿って点在しており、安土城を防備できるようになっていました。ルイス・フロイスの記述にあるような湖面に映る天主閣の姿を現在見られないのは本当に残念ですが、せめてもの慰めといいますか安土城址の近くに「信長の館」という博物館があり、そこで1992年の「スペイン・セビリア万国博覧会」に出展された安土城最上5階・6階の実物大復元模型を見ることができます。

 

安土城址


こんなCGもありました。

Minecraft 安土城再現普請絵巻 - Azuchi Castle, Japan


商いはたねやに訊け―近江商人山本徳次語録
山本 徳次
毎日新聞社



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たねや日牟禮の舎

2007年11月20日 | その他
10日の朝、ホテルを出て「たねや日牟禮の舎」に向かいました。確か近江八幡駅からタクシーで5分と書いてあった気がしたので15分も歩けば着くだろうと思っていましたが、どうしてどうして思いのほか遠く25分くらいひたすら歩きました。お陰で甲子園常連の八幡商業高校やメンソレータム(今はメンタームというらしいですが)で有名な近江兄弟社なども見かけることができました。

 「たねや日牟禮の舎」は八幡山のふもと、日牟禮八幡宮の鳥居をくぐってすぐのところにあります。向かって右側が和菓子の「日牟禮茶屋」、左側が洋菓子の「クラブハリエ日牟禮館」。ここでは名物のバームクーヘンを作っているところが観られます。その奥にも古い洋館を利用したカフェなどがあるらしいのですが今回は時間がないので割愛し、お土産に「栗月下」といういわば栗金団を餡子で包んだお菓子を買って帰りました。家で早速食べてみましたが、中の栗金団が栗の味を生かし甘みを抑えていたので、意外とあっさりしていて美味しかったです。栗餡の裏漉しがとてもきめ細かく、小豆餡と一緒になってもくどくならないところが良かったですね。写真は「日牟禮茶屋」の中に展示されていた工芸菓子です。

 近江八幡は有名な近江商人のふるさとで昔ながらの街並みも保存されています。またその昔、豊臣秀次が八幡城を中心に安土城下の商人を移して発展させた商業の町だそうで、時間があればもう少しじっくりと回ってみたい所でした。



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たねや本店

2007年11月20日 | その他
9日は奈良のお客さんを訪問した後、「たねや」さんに行くため滋賀の近江八幡へ向かいました。しかし近江八幡駅に着いたときはすでに5時。この日の内に「たねや日牟禮の舎」を見て帰るのは不可能と判断しぶーめらん通りのビジネスホテルに一泊することにしました。
地図を見てホテルの近くにはたねやの本店があるのを知り、閉店までのわずかな時間を利用して訪問してきました。
 思いのほかモダンな本店の2階は茶房になっています。入口にあるメニューの脇には実のついた柿の枝が壷に生けてありました。本で読んだとおり季節感を感じさせる演出です。女性店員の応対の良さは勿論のことなのですが、印象に残ったのはお帰りになるお客さんがみなとても楽しそうな顔をして店員さんに挨拶をして帰っていく光景でした。

 おしゃれな店内の奥には江戸時代から使われてきた和菓子の型が展示してありお菓子の博物館さながら。明後日お茶会があることもあってか無意識のうちに煎茶と小豆・抹茶のシフォンケーキを注文していました。シフォンケーキは甘さ控えめで、これを家に持って帰ることができないのが非常に残念でした。そして出てきた煎茶が写真の通り。これだけでもお茶会に呼ばれたときのような演出ですよね。伝票挿しに至るまでおしゃれです。

 1階の店内には入りませんでしたが、外からガラス越しにお菓子を作っているところを覗くことができます。今年話題を呼んだ「クリスピークリームドーナツ」もお店でドーナツの製造工程を見られるそうですが、こういうのは子供たちにとっては楽しいでしょうね。我々故繊維業界も古着の選別工程や梱包している様子を外から眺められるようにしたら面白いかもしれません。

 本店は想像した通り、たねやの理念が浸透していることを感じさせるお店でした。今回何故たねやに関心を持ったのかと言えば、トップの思いをどうすれば最前線の社員にまで浸透させることができるのか、その点に興味があったのです。まだその明確な答えは分かりませんが、直感的に思うのは社員の意識改革を期待する以前に自分がもっと仕事に対する思いを表現することに徹しなければならないのではないかと言うこと、「行ないて得ざるところあれば諸を己に反り求む」(『白鹿洞院掲示』)という姿勢を忘れないようにする必要があると言うことです。

*お客様の視点に立つということは、コンセプトや思想を具体化したものをどうすれば理解していただけるかという努力のことである。
『たねやのあんこ』p.39一部改

たねやのあんこ―二世経営者に捧げる一〇〇の小言
山本 徳次
毎日新聞社

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炭火焼ステーキ カルネ

2007年11月12日 | 食べ歩きデータベース
神戸に行ったとき必ず立ち寄るお店が三ノ宮駅近く、北野坂の麓にある「カルネ」というステーキ屋さんです。神戸と言えば牛肉ですよね。カルネに来ると神戸に来たなという実感がわきます。

 ご夫婦で切り盛りされている小さなお店なのですが、ご主人の丹羽さんは物静かながらお仕事への愛情が感じられる方で、いつもステーキで話が弾むうち色々なメニューを教えていただきます。年に1回位しか神戸に行く機会はないのですが、顔を覚えていただいているのも嬉しいですね。この日は注文したヒレステーキもさることながら、但馬牛の刺身が絶品でした。

 今回は緑十字展を終えて会社の同僚と共にお邪魔したのですが、彼らにもとても喜んでもらえてカルネさんには感謝しています。

http://www.assistem.com/carne/


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緑十字展2007

2007年11月12日 | リサイクル(しごと)の話
当社も毎年出展している全国安全衛生大会「緑十字展」が11月7日より神戸で開かれました。今年は創業の「繊維リサイクル」をテーマに軍手、油吸着マットなど古着をリサイクルした定番商品のほか、再生アラミド繊維の手袋、耐溶剤手袋、保護クリーム「デルマシールド」を展示しました。
 今年は例年になく多くの来場者がお見えになり全体的に大盛況でした。当社のブースでも再生アラミド手袋やほとんど全ての化学薬品をシャットアウトし、しかもアロエ由来で体にも優しいデルマシールドが特に好評だったようです。一方、耐溶剤手袋はアジアからの来場者に関心が高かったように感じました。

 ところでこの「デルマシールド」、僕も家で愛用しています。ムースを素手にゴルフボール大とり、よく刷り込んでみます。クリームが角質層に浸透し、乾いて保護膜をつくります。保護効果は4時間持続し、家庭で言えば洗剤など刺激物を素手で扱ってもまったく問題ありません。僕は特に庭の手入れや魚を下ろす時に使います。デルマシールドで保護しておくと魚の匂いなども皮膚の中に入り込まないため、作業後石鹸で手を洗えば手に匂いが残らないのです。これは正直使ってみると重宝します。

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