窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

中華街の入り口でパクチーざんまい-パクチー ジョーズ

2016年11月29日 | 食べ歩きデータベース


  横浜中華街・善隣門側にある、パクチー(香菜)料理の店。店内でパクチーを栽培し、あらゆるメニューにパクチーを使っています。

  上の写真の通り、生ビールもパクチー入り。ヱビスビールにパクチーの葉と塩・胡椒を加えた、ブラッディメアリーのようなビアカクテルになっています。もちろん、普通の生ビールもあります。



  この日のメニューをご紹介。まずはスペイン風タコのカルパッチョ・パクチーソース。パクチーの葉がのっているだけでなく、ソースもパクチー。しかし、ガーリックが強いのでパクチーはあまり感じません。



  パクチーフムス。フムス(ハマス)というのはひよこ豆をペーストにした、元はアラブ料理。パーティーなどで野菜スティックやクラッカーに付けて食べられるのをアメリカのドラマで時々見かけます。



  パクチーの根の天ぷら。タラの芽の天ぷらが好きな方には、こちらもお勧めです。



  あるんじゃないかとは思っていましたが、パクチー・モヒート。もちろん、ペパーミントの代わりにパクチーの葉が入っています。ただ残念だったのは、ガムシロップのバニラ香が強くてパクチーの香りが感じられなかったこと。お店の人に言えば、ガムシロップを抜くこともできるようです。



  見た目も非常にきれいな、パクチー水餃子。揚餃子もあります。



  ガーリックポーク・たっぷりパクチー。まさにパクチーの牧場、ガーリックやや強めです。



  四川風鶏の熱々ピリ辛炒め。名前の通りピリ辛で、辛いという程ではありません。

  水耕栽培だからなのか、わざと抑え気味にしているのか分かりませんが、全体として見た目ほどパクチーの香りが前面に押し出されたメニューは少なかったと思います。パクチー嫌いの方は難しいでしょうが、パクチーが特に好きという訳ではないという方でも美味しくいただけると思います。

  逆にパクチー大好き、中毒という方は物足りないと思いますので、ぜひ大きな声で「パクパクパクチー!」と叫んでください。パクチーを増量してもらえるそうです。

パクチー ジョーズ



神奈川県横浜市中区山下町195



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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忘年会シーズン到来!-魚と酒 はなたれ野毛店

2016年11月24日 | 食べ歩きデータベース


  今年も忘年会シーズンがやってきました。幹事の方はお店選びもご苦労されおられるのではないでしょうか?

  そんな中、先日野毛にある「魚と酒 はなたれ」に行ってきました。以前このブログでもご紹介した、大人気店「魚とワイン はなたれ」の姉妹店ですが、こちらは日本酒メインの和風なお店。もちろん、地魚・地野菜・地酒にこだわったコンセプトはそのままです。



  ただ、たまたまこの日はお酒を飲むことができず、大好きな「相模灘」をはじめとする地元神奈川のお酒をご紹介することができません。



  栄螺のなめろう。お酒が飲めないのにどうして…。



  鯛とあさりの酒蒸し。



  みそおでん。写真左の茶色い物体ははんぺんです。



  まるまると太った牡蠣フライ。体調が悪くても生牡蠣を食べてしまう僕を心配して、友人がフライを頼んでくれました。一口ではとても食べきれない大きさです。



  まぐろのカマ。

  こちら「魚と酒 はなたれ」は広々とした店舗で、最大110名まで入れるそうです。宴会にはもってこいのお店ではないでしょうか?

魚と酒はなたれ 野毛店



神奈川県横浜市中区花咲町1丁目4−1 ベルメゾン桜木 1F



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札幌の落ち着いた夜に-ドウ・エルミタアヂュ

2016年11月23日 | BAR&WHISKY etc.


  旭川と違い、道路に雪もなくホッとしていた札幌でしたが、夜になって霙まじりの雪が降ってきました。前日訪れた旭川のバー、「カクテルハウス オー・ド・ヴィー」でご紹介いただいた札幌のバー「ドウ・エルミタアヂュ」を目指し歩いていたのですが、旭川と同じく札幌も住所の番地が分からず、しばらく「南三条西4丁目」と呼ばれるブロックをウロウロしてしまいました。



  ようやくお店を探し当てた時は、頭もびしょ濡れ、身体は冷え切っていました。そこでまずは身体を温めなければとホットバタード・ラムから。いやあ、生き返る心地でした。



  今日は久しぶりにカクテルを中心に組み立てました。体も暖まりましたので、サイドカーから。バーテンダー歴45年というオーナーバーテンダー、中田耀子さんの作るサイドカーはオレンジの香りがより強くでた、爽やかで優しい味。サイドカーのイメージが変わりました。



  中田さんのオリジナルカクテル、「おふタイム」。地元ニッカのグレーン・ウィスキーにラムのリキュールとレモン果汁を加えたもの。その名の通り、爽やかな風にあたりながら静かにゆっくりと過ごす休日のような、リラックスできるカクテルです。



  やはりオリジナルカクテル、竹鶴政孝夫人・リタの名前をとった「リタズドリーム」。見た目にも鮮やかなルビー色はリタの情熱をイメージし、また赤はリタが好んだ色でもあるそうです。



  最後はブッカーズで。さすがは札幌の金曜日だけあり、バーはほぼ満員のお客さんで賑わっていました。そんな中でも落ち着いた空間と時間を過ごすことができるのは、穏やかな中田さんのお人柄と重厚感のある店内のなせる業なのかもしれません。

ドウ・エルミタアヂュ



北海道札幌市中央区南三条西4丁目 南3西4ビル



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真いかは揚がらなかったけれど-開陽亭 すすきの店

2016年11月22日 | 食べ歩きデータベース


  札幌の夜は、すすきのにある海鮮居酒屋「開陽亭」でした。その名の通り、元々は函館が発祥のお店です。リーズナブルな値段で新鮮な海の幸が楽しめるということで、地元の人にも知られたお店のようです。

  中でも名物は「真いかのお造り」。いかのお造りというと僕はいつも福岡なので、北海道との食べ比べを楽しみにしていました。しかし、ちょうどこの週は北海道でも異例の荒れ模様。残念ながら、いかが揚がりませんでした。

  代わりにぼたんえびが出てきたのですが(上写真)、これはこれで身が新鮮、甘みがあってとても美味しかったです。むしろこっちで良かったのではと思う位でした。



  さて地元経営者の皆様と懇親を深めつつ撮影した、その他のメニューをご紹介。かにサラダとお刺身7点盛り。北海道に来て思ったのですが、たこが結構美味しいです。



  前日に続き、やはりホッケ。



  じゃがバター。今回は塩辛なし。



  寄せ鍋はいかとん豚肉の二種類がありました。

  いずれ函館にも行ってみたいです。

開陽亭 すすきの店



北海道札幌市中央区南六条西4-5-27 新宿通りホワイトビルB1F



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初めて旭山動物園に行きました

2016年11月21日 | その他


  11月11日、快晴の旭川。ホテルからは白く輝く大雪山系の美しい山並みが、青空にくっきりと浮かび上がっていました。



  札幌へと移動するこの日、午前中のわずかな時間ではありましたが、有名な旭川市旭山動物園に行ってきました。

  旭山動物園といえば、従来の動物そのものを見せる「形態展示」から動物をなるべく自然に近い生態で見せる「形態展示」を取り入れ、一躍有名になった動物園。1967年に開園、1983年には来園者数59万人を数えましたが、それが1996年にはわずか26万人にまで落ち込んだそうです。そこで苦境を打開すべく前述の「行動展示」と呼ばれる展示手法を取り入れると、来園者が増加。2007年には何と307万人に達し、東京の上野動物園に迫る勢いを見せたそうです。その奇跡の復活劇は、各テレビ局でドキュメンタリーやドラマにもなりました。

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  現在でも日本で三番目の来園者数を誇り、外国人観光客も多く訪れる旭山動物園。僕のような中年の男が「せっかく旭川に来たのだから」と動物園に行ってみようと思うくらいですから、やはり凄いことなのだろうと思います。



  さて、残念ながらゆっくり観ている時間がなかったため、快晴とはいえ雪の積もる氷点下の旭川でも元気そうな寒冷地の動物にターゲットを絞って見物することにしました。初めはホッキョクグマ。予想通り、朝から元気に泳いでいました!

  元々北極の動物とはいえ、この寒いのによく泳ぐなあと感心してしまうのですが、ホッキョクグマはそもそも海洋性なのだそうで、体つきも泳ぎに適した細長い流線型をしています。たまたま一瞬水の中で立ち上がったのですが、予想以上の大きさに驚きました。また、水に浮いている引き裂かれたプラスチック製の樽を見ていると、その力の程もうかがい知れます。



  こちらは、檻の下から顔を出してホッキョクグマを観ることができる天窓。運がよければ餌を食べているところを間近に観ることができるそうですが、生憎お尻を向けていました。



  続いて、垂直に立った円筒形の水槽の中をゴマフアザラシが泳ぐことで有名な「あざらし館」。ゴマフアザラシは流氷と共に南下し、出産のため北海道にやってきます。近年は時々本州各地に突然現れ、話題になりましたね。

  この日は残念ながら、なかなか円筒水槽の中を通り抜けてくれません。入館した最初の一瞬をカメラに収めることができたのは幸運でした。



  トラの中でも最も大きい、アムールトラ。横浜出身の僕にとって、トラというとベンガルトラなどを見て「意外と小さいな」とがっかりするか、アムールトラがいたとしても大抵暑さでバテているというのが、動物園のトラのイメージ。しかし、体長240cm~270cm、体重100kgs~300kgsにもなるという、アムールトラが目の前で立ち上がり、活発に動き回る姿は、大迫力で観ている人たちの目を釘付けにします。尤も、伸びをしたり、雪の上で仰向けに寝転がってじゃれたりと、よく観察していると行動はネコそのもの。



  ペンギンが泳ぎまわる巨大な水槽のトンネルで有名な「ペンギン館」。まず地上では皇帝ペンギンに次いで大きなオウサマペンギンの群れが遠吠えをしていました。まるで牛のような大きな鳴き声。ペンギンが吠えるのを初めて見ました。

  残念だったのは、この日は天気が回復しペンギンたちにとって日向ぼっこ日和だったのか、水槽の中を泳ぐペンギンが少なかったことです。ヒッチコックの映画「鳥」のように、ペンギンの群れがバタバタと泳ぎ回るところを期待していたのですが…。



  じゃれあう二頭のレッサーパンダ。その愛らしさがひときわ来園者の目を引きます。檻と檻の間には釣り橋が渡してあり、来場者の頭上をレッサーパンダが渡っていくのですが、脱走しないのだろうかと不思議になります。恐らく、レッサーパンダが恐怖を感じる程度の高さに橋を渡してあるのでしょう。しかし、過去には脱走したこともあったようです。



  上の写真、どこに何の動物がいるかお分かりでしょうか?

  そう、写真中央、雪の上に座っているシロフクロウです。これぞ擬態!肉眼で見てもどこにいるのかなかなか分かりませんでした。非常に大きなフクロウで、午前中だというのに頭をくるくると活発に動かし、活動的でした。後で調べたところによると、シロフクロウは他のフクロウと異なり、昼行性なのだそうです。



  最後はエゾジカ。やはり本州のニホンジカと比べるとかなり大きいですね。

  駆け足の訪問とはなりましたが、それでも噂に違わず結構楽しむことができました。

旭川市旭山動物園

北海道旭川市東旭川町倉沼



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第11回ネゴシエーション研究フォーラムに参加しました

2016年11月20日 | 交渉アナリスト関係


  11月19日、日本交渉協会主催の第11回ネゴシエーション研究フォーラムに参加してきました。

  今回の講師は表情分析の専門家である清水建二先生。「微表情を交渉で活かす」と題してご講義いただきました。清水先生はドラマ『科捜研の女16』でも第1話、第2話で登場した微表情研究のエキスパート、矢萩修武の監修をされるなど幅広くご活躍されており、最近日本でもこの「微表情」に対する関心が非常に高まってきていることを僕も実感しています。

  「微表情」については以前もご紹介していますが、簡単に言いますと「抑制された感情が無意識のうちに表れる、0.2秒以下の微細な顔の動きのこと」をいいます。感情の反映である表情は「悲しみ」、「幸福」、「怒り」、「軽蔑」、「嫌悪」、「恐怖」、「驚き」の7つ(基本感情)が、現在までに性別、人種、文化、視力の有無を問わず人類普遍であることが確かめられています。さらに、これに準ずるさらに11の感情について、その普遍性の研究が進められています。

  さて、前半は、「微表情」についての解説と、実際に動画を用いた微表情検知テストを行いました。一通り解説を聞いた後に再度テストを行ったのですが、出席されたほとんどの方の正答率が上がっていました。この結果は、たとえ0.2秒以下という僅かな表情の変化であっても、訓練によりある程度読み取ることができるようになるということを示しています。



  後半は、ビジネス交渉の場面で交渉相手の顔に表れた微表情から本音の感情を読み取り、それをどう活かすかについてのケーススタディを行いました。微表情は抑制された感情、つまり「相手に晒したくないと思っている感情」の反映ですから、それを推察することができれば確かに交渉を有利に進めることができるでしょう。しかし、相手が見せたくないと思っている感情を利己的な意図で利用することは、見せたくないがゆえに一層相手の感情を害する可能性が高くなります。その様な選択は、特に「繰り返しゲーム」においては決して望ましい事とは言えないでしょう。むしろ交渉において微表情を読み取ることの真骨頂は、相手の抑制された感情、それがネガティブな感情であった場合は特に、を汲み取り、適切な質問を返すことによってコミュニケーションの質を高めることにあります。

  感情を抑制するからには抑制する理由があるはずですから、そこを解消することができれば、互いの信頼関係を深める可能性は高まります。その結果、お互いにとってより良い交渉結果を導くことができる可能性も高まるでしょう。つまり、微表情から感情を読み取り、かつ適切なアプローチを選択するというスキルは、当協会の価値観の一つである「統合型交渉」を実現する上で非常に有用なものと言えるでしょう。

  最後に。今月発売された清水先生の新刊本『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』をご紹介します。表情、声、しぐさといった、いわゆる「非言語コミュニケーション」の中で、最も科学的な研究が進んでいるのは「表情」です。実は、非言語コミュニケーションの多くは、まだその普遍性が検証されていないものが多々あり、経験的あるいは文化特有的な情報があたかも普遍的であるかのように流布している実態があります。しかし、この本は全て現時点で科学的証拠が検証されているもののみを厳選している、僕の知る限り国内では稀有の本です。また、ケーススタディも豊富なので今回のフォーラムの復習としても最適だと思います。さらには、50分にも及ぶ動画が、購入者特典で視聴可能ということです。

「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く
クリエーター情報なし
フォレスト出版


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旭川ラーメン-一蔵

2016年11月20日 | 食べ歩きデータベース


  昨日ご紹介した、「カクテルハウス オー・ド・ヴィー」を出て交差点を渡った角にあるラーメン屋さん、「一蔵」に立ち寄りました。やはり旭川に来たからには、ラーメンは食べて帰りたいところ。旭川ラーメンは基本的に豚骨・魚介類ベースの醤油スープとちぢれ麺です。

  店員さんが勧めてくれた「ねぎラーメン」をいただきました。スープは真っ黒な醤油ですが、豚骨と数種類の野菜をベースに、澄んだあっさり味。どう形容してよいのか分かりませんが、独特の甘みと旨みが後の残ります。そこにちぢれ麺が良く絡むので、箸のペースがどんどん加速する。さらにたっぷりのネギが香りを添えるとともに、さっぱり感を一層引き立てています。

  寒かったですしね、あっという間に食べ終わりました。

一蔵 旭川本店



北海道旭川市三条通7 山田ビル 1F



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カクテルハウス オー・ド・ヴィー(旭川)

2016年11月19日 | BAR&WHISKY etc.


  近頃はなかなかバーに行く機会がありませんが、旭川の夜は行くと決めていたバーがありました。バーテンダー歴52年、上田和男さんんの「バーテンダー歴50年を祝う会」でもお会いしたことのある、吉田善信さんのバー、オー・ド・ヴィーです。昨日ご紹介した「和 だいにんぐ 日吉〇」の二軒隣にありました。

  旭川と言えば木材・家具で有名ですが、カウンターには北海道産の栓の木(ハリギリ)が使われているそうです。



  カクテルハウスということなのですが、この日はウィスキーでまとめました。初めは、バルヴェニー12年・ダブルウッド。なめらかで蜂蜜のような甘みとバニラ香。バーボン樽からシェリー樽に詰め替えて熟成させていることからダブルウッドと呼ばれます。



  ザ・マッカラン アンバー 1824シリーズ。アメリカンオークとヨーロピアンオークのシェリー樽による熟成ですが、色を見て分かる通りオフィシャルのザ・マッカラン12年と比べるとやや薄い琥珀色をしています。シェリー樽由来のレーズンのような甘みが少し抑えられている感じがしました。



  ザ・マッカラン・カスクストレングス。かつてハロッズの『ウィスキー読本』が、「ウィスキーのロールスロイス」と絶賛し、故スティーブ・ジャクソン氏も高く評価していたマッカラン。見るからに重厚な濃い茶色、これぞマッカランと思わせる深い甘味、プルーン、チョコレートのような味わいが後まで長く続きます。60度という度数を感じさせませんが、空気を含ませて香りが開いてくるとさらに落ち着きが出て深みが増します。残念ながら、もう作られていないのだとか。



  最後は少し軽め、軽めと言ってもバーボンらしい力強さが抑えられているという意味ですが、フォアローゼズ・プラチナ。

  長年この仕事に携わっておられる吉田さんから、樽にまつわる豆知識を伺ったり久しぶりにバーに来たという実感がしました。お話の中で、今年作られたばかりの新しい蒸留所、厚岸蒸留所を教えていただきました。厚岸は寒暖差が大きい事、荒々しい海沿いにあること、霧が出ること、近くで泥炭(ピート)が採れること等、スコットランドのアイラ島にとても風土が似ているそうです。そういえば、牡蠣の産地ということでも同じですね。この厚岸から日本人らしい本物にこだわったピーティーなウィスキーがやがて誕生するでしょう。今から期待が高まります。

カクテルハウス オー・ド・ヴィー



北海道旭川市三条通6丁目右10号 カワイビルB1F



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カジュアルな居酒屋でも魚はなかなか-和 だいにんぐ 日吉〇

2016年11月18日 | 食べ歩きデータベース


  旭川は北海道の真ん中。当然海はないのですが、やはり北海道に来たからには魚が食べたい。ということで、三条通りにある居酒屋「和 だいにんぐ 日吉〇」へ行ってきました。



  まずお通しですが、牡蠣が濃厚で美味しかったです。他のお刺身にも言えるのですが、お魚にコクがあるというか水っぽさをあまり感じません。



  ビールは北海道限定の生ビール、サッポロクラッシック。歩道も車道も雪でガチガチに凍った旭川では寒かったですけどね、キリッとしたビールでした。



  海の幸とたっぷり、ボリューム満点なサラダ。刺身盛り合わせがなくても、これで十分なくらい。



  北海道といったら、開きホッケ。



  旭川の地酒として全国にその名が知られている「男山」。「絹雪 純米吟醸」は北海道産の酒米「吟風」を精米歩合50%まで磨いたお酒。キリッとしているので、お魚によく合います。



  じゃがバター。北海道ではじゃがバターをイカの塩辛と一緒に食べるらしいです。これがやってみると実によく合います。イカも新鮮ですが、じゃがいもの食感がいつも知っているじゃがいもと違います。



  蟹のハサミとエリンギの天ぷら。



  締めは小さないくら丼で。



和 だいにんぐ 日吉〇

北海道旭川市三条通6右8 珍平ビル 4F



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味付け羊肉60年の老舗-松尾ジンギスカン本店

2016年11月17日 | 食べ歩きデータベース


  11月10日、旭川へ向かう途中で滝川市にある松尾ジンギスカン本店に寄ってきました。松尾ジンギスカンは札幌や東京に10以上の店を構える、味付けジンギスカンの老舗です。



  前日、季節外れの大雪に見舞われた北海道。お店の中庭もすっかり綿帽子を被り、美しく白に染まっていました。雪景色を見ながらの昼食となったことは幸運でした。



  さて、お目当てのジンギスカンですが、帽子のような凸状の鉄板の縁にまずもやしや玉ねぎなどの野菜を入れます。次に、羊肉を鉄板の山に並べオリジナルのたれをかけます。たれと余分な脂が鉄板の縁に流れ落ち、ちょうど野菜を煮る格好になります。たれが羊肉独特の臭みを消し、また肉を柔らかくするのでどんどん箸が進みます。



  飾ってあった「薩摩焼金襴手大花瓶」。18世紀から19世紀ごろの薩摩藩主の御用花瓶だそうです。金襴手とは、赤絵や色絵などに金彩を加えた磁器のこと。



  デザートは夕張メロンゼリー。

松尾ジンギスカン本店



北海道滝川市明神町3丁目5-12



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