窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

トルコランチ-関内・相生町

2018年07月28日 | 食べ歩きデータベース


  最近、CS放送でオスマン帝国(1299~1922)、スレイマン1世(在位1520-1566)と皇后ヒュッレム(ロクセラーナ)を描いたトルコの歴史ドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム』を楽しみに観ている関係で、ふと思いたち、以前から相生町にあるトルコ料理店「ニューアリババ」でお昼にすることにしました。

オスマン帝国の版図(スレイマン1世の時代)<画像をクリックすると拡大します>


  フランス料理、中華料理と並び世界三大料理に数えられるトルコ料理。オスマン帝国が長くアナトリア半島(現在のトルコ)から地中海・黒海沿岸、アラビア半島北部を支配した関係から、トルコ民族の出自である中央アジアの料理に東西の様々な文化が融合した食文化を作り上げています。東アジアから渡ったものとしては、チャイ(紅茶)やマントゥ(餃子。饅頭が語源と思われます)が有名でしょうか。



  4人掛けのテーブルが五つほどの小さなお店。内装はトルコ風のタイルやランプなどの装飾品で飾られています。



  ランチなので、今回はトルコ料理の奥深さに触れるというところまでは行きませんが、3種類ほど選べるランチメニューから、トマト煮込みのようなチキンソテーランチを選択。サラダとチョルバ(スープ)に始まり、エキメッキと呼ばれる熱々のトルコパンにトマトソースをつけて食べます。比較的薄味でスパイシーでもありませんが、旨味たっぷりの一品です。因みに、エキメッキはおかわり可。



  ヨーグルトはトルコが発祥だそうです。日本人はヨーグルトというとブルガリアを連想する人が多いのではないかと思いますが、ブルガリアも長らくオスマン帝国の支配下(1393~1878)にありましたので、当然その影響はあると思います。



  チャイ(紅茶)。お茶の原産地については諸説ありますが、古代から近代にいたるまで福建省などの江南地方から世界に広まっていったのは確かです。大まかに言って、江南地方では「テ」と呼ばれ、南北に波及して「チャ」、海路を通じて南に渡ったものは同じく「テ」。そこから欧州にもたらされて「ティー」。江南地方から陸路で西進したものは「チャイ」。そんな感じで呼び方が変化しています。トルコでは、写真のように小さなガラスのコップでお茶を飲むそうです。

  ぜひ次回は夜に来て、色々楽しんでみたいですね。



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神奈川県横浜市中区相生町1-2-1 パレカンナイ1F



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キューバサンドを探し求めて-Tommy Bahama 銀座店

2018年07月27日 | 食べ歩きデータベース


  飛行機の中で映画『シェフ』(2015)を観て以来、映画に登場したキューバ・サンドイッチがずっと気になっていました。自分の行動範囲で食べられる店はないかと何度か足を運んだのですが、既に閉店していたり、移転していたりで、なかなか巡り会うことができずにいました。

  そうして今回ようやく、銀座7丁目にあるアイランド系アパレル、雑貨のお店、Tommy Bahamaでキューバ・サンドイッチに辿り着きました。一見、アパレルのお店ですが2階にカフェが併設されており、そこで食べられます。以前このブログで紹介した「筑紫楼」も同じ建物に入っています。

映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 予告編


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  キューバ・サンドイッチは元々マイアミに移住したキューバ移民労働者に広まった食べ物だったようです。まず、表面が固めのキューバンブレッドを横半分に切り、バターを塗って内側を軽く焼きます。そしてマスタードを塗り、ピクルス、ハム、チーズ(このお店ではツナフレークも)を挟み、上下を鉄板で挟んで焼きます。

こちらの動画に作り方が紹介されています。



  表面がパリッとしたホットサンド。元々バケットに様々な具材を挟んだカンボジアのサンドイッチ、ヌンパン(ベトナムではバインミーといいます)が大好きで、現地へ行けば必ず食べるのですが、これは食感といい、食べ応えといい、さらにその上をいく美味しさです。映画を観るとより一層美味しく感じるでしょう。



  好みは分かれるかもしれませんが、付け合わせの酸っぱいサラダも僕は好きです。キューバ・サンドイッチ、いずれ家でも作ってみたいと思います。

Tommy Bahama 銀座店

東京都中央区銀座7-10-1



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サイクル安打達成の夜-日本プロ野球2018 横浜vs阪神12回戦

2018年07月24日 | スポーツ観戦記


  7月20日、横浜スタジアムへ横浜vs阪神12回戦の観戦に行ってきました。



  今回はスタジアムに通うようになって40年、初めてBOXシートでの観戦でした。うまい具合にフィールド全体が見渡せ、思っていた以上に観やすかったです。



  仕事で遅れての到着となったため、試合は既に4回表に入っていました。簡単に経過をご説明しますと、1回表に阪神二番の北條選手がいきなりホームラン。しかしその裏、今度は横浜の先頭打者である桑原選手がホームランで応酬します。

  2回裏。横浜は先頭の伊東選手が死球で出塁。東投手が送りバントで一死二塁とすると、柴田選手が二塁打を放ち、たちまち勝ち越し。続く桑原選手もタイムリーヒット。さらに二死二塁となって、宮崎選手、筒香選手の連続ヒットが飛び出し、1vs5と横浜が試合を優位に進めます。



  3回終了時点で横浜は既に7安打を放ち、先発の東投手は阪神を1安打に抑える好投。



  4回裏。桑原選手が一死からフェンス直撃の三塁打を放ちます。これで桑原選手は本塁打、安打、三塁打。残るは二塁打でサイクルヒットに王手をかけます。



  すると続くソト選手が犠牲フライを放ち、桑原選手が悠々と生還。これで1vs6。



  さらに宮崎選手が二塁打を放ちますが、筒香選手が倒れ、さらなる追加点はならず。



  5回表。阪神は二死から糸原選手がヒットで出塁し、北條選手も四球で出塁。初めてチャンスらしいチャンスを作りましたが、ナバーロ選手が凡退で無得点。



  5回裏。阪神は先発の秋山投手から望月投手に交代します。



  その望月投手から横浜は倉本選手がヒットで出塁し、一死一塁としますが、伊藤選手が併殺打に討ち取られ、追加点ならず。



  6回表。5回の投球内容から異変が見られていましたが、先発東投手が手の皮がむけるアクシデントにより、一死カウント1-0のタイミングで三上投手に交代。その三上投手、福留選手にヒットを浴びますが、続くロサリオ選手はファーストライナー。一塁走者の福留選手が目の前に飛び出しており、タッチで併殺打となりピンチを脱しました。



  6回裏。一死一塁の場面で、サイクルヒットに期待のかかる桑原選手に打席が回ります。しかし、桑原選手の第四打席は四球。



  しかしその後、パスボールなどもあり横浜は二死三塁・二塁のチャンスを迎えます。続く宮崎選手は平凡な三塁ゴロ。万事休すと思われたのですが、何と三塁手の陽川選手が一塁へ悪送球。流れが来ている時というのは往々にしてこういうことが起こるのかもしれません。これにより当然スタートを切っていた三塁・二塁走者が生還。1vs8となります。


 
  7回表。横浜は三番手三嶋投手に交代。ヒットと四球で二死二塁・一塁のピンチを迎えますが、初回にホームランを打っている北條選手をライトフライに討ち取り、切り抜けます。



  7回裏。阪神も三番手岩崎投手に交代。



  一死から倉本選手がヒットで出塁。打席には前の打席併殺打でチャンスを潰してしまった、オリックスから移籍の伊藤選手。カウント1-0からの二球目を捕らえ、レフトスタンドへ移籍後初のホームランを放ちます。これでついに1vs10。



  8回表。横浜の四番手は、新たに獲得した元ロッテの中後投手。



  早々と二死としたところまでは良かったのですが、四球と暴投で得点圏にランナーを背負うと、ロサリオ選手、原口選手と立て続けにタイムリーを浴び、梅野選手も続いて三連打を浴びてしまいます。中後投手の移籍後初登板はほろ苦いものとなりました。3vs10。



  8回裏。阪神は岩崎投手から髙橋(聡)投手に交代。先頭は5度目の打席となる桑原選手。十中八九最終打席となる場面で、桑原選手の捕らえた打球は、横浜ファンの期待をのせ大きく左中間へ。間を割ることはできませんでしたが、桑原選手は躊躇なく二塁へ。判定はセーフ。史上67人目、球団では1999年のR.ローズ以来19年ぶりとなるサイクルヒットを達成しました。

  実は横浜では5月25日に梶谷選手にも三塁打が出ればサイクルヒットという機会がありました。しかし、梶谷選手は何と第5打席で二本目のホームランを放っており、記録達成はなりませんでした。



  そして最後は須田投手が三人で締め、試合終了。



  横浜は苦手阪神を相手に、13安打10得点で快勝。僕もこれだけ楽に試合を観戦できたのは2年前の巨人戦以来です。



  ヒーローインタビューはもちろん、桑原選手。



  チームとして6月、7月は苦しい我慢の時期となりましたが、何とか態勢を立て直すきっかけとして欲しいです。

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新人事評価制度導入説明会-キックオフミーティング2018

2018年07月23日 | リサイクル(しごと)の話


  2018年7月21日、ナカノ株式会社の創業月である7月に合わせて行われる、恒例の「キックオフミーティング」を開催しました。

  下のリンクにありますように、例年ですと全社員が一堂に会すこの機会に、当社の価値観であり行動方針である「活かす」と「他利自得」を再確認できるような研修を毎年行っています。

キックオフミーティング2017
キックオフミーティング2016
キックオフミーティング2015
創業80周年記念式典
キックオフミーティング2013
キックオフミーティング2012
キックオフミーティング2011
キックオフミーティング2010

  しかし今年は、18年ぶりとなる人事評価制度の全面改変に伴い、その導入説明会を行いました。



  改変のポイントは、縦軸に上記の「活かす」と「他利自得」、横軸に当社の役職である「和声」、「琢磨」、「大観」、「同人」、「変革」、「中孚」をとる行列を想定し、各象限に社員個々の行動目標を落とし込んでいくことで、個々と全体の方向性を明らかにするという点です。因みに、当社独特の役職名には、以下のような意味があります。

①中孚(ちゅうふ)…由来は『易経』から。意味は「誠心」。
②変革(へんかく)…由来は『易経』の「革」から。意味は「変革」。
③同人(どうじん)…由来は『易経』から。意味は「志を同じくする者」。
④大観(たいかん)…由来は『易経』の「観」から。意味は「俯瞰的な洞察」。
⑤琢磨(たくま)…由来は『詩経』から。意味は「研鑽」。
⑥和声(わせい)…harmony(ハーモニー)に日本語訳。意味は「それぞれの個性が調和して奏でられる新たな創造」。



  講師は、日ごろ日本交渉協会でもお世話になっている、黒川晃先生。



  研修は、新制度の考え方と仕組みについての説明があり、その後個人の目標を設定する練習を行いました。従来とは全く異なる制度を理解するだけでも大変だったと思うのですが、それでもそれなりに適応してくる力にはいつも驚かされます。物事を理解するのに時間がかかるタイプの僕としては、本当に感心するばかりです。各テーブルのリーダーが自分も吸収・理解しつつ、メンバーを率先して導いていた姿も印象的でした。



  研修終了後の懇親会では、恒例の新入社員紹介と昇格者の辞令交付がありました。



  最後は、こちらも恒例、弊社独自の締めの音頭「ヨイヨイヨイショ!」。これは、創業事業である故繊維業において、数百キロにもなろうかという重い荷物を、人手による協働作業で担ぎ上げていた時代の掛け声が元となっております。そこには、先人の足跡に思いを致すと共に、困難をものともせず、共に力を合わせることで、家族、仲間、お取引先、そして地域社会に奉仕するという決意が込められています。

  キックオフミーティング2018は閉幕となり、その後二次会、三次会へと続いていきました。

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夏酒特集-アカツキノクラ(横浜駅西口)

2018年07月13日 | ワイン・日本酒・ビール


  全国津々浦々のお酒を自分で棚から選んでテイスティングのように楽しめる、立ち飲み居酒屋(椅子もあります)「アカツキノクラ」をご紹介いただき、夏のお酒を求めて行ってきました。



  姉妹店で居酒屋スタイルの「酒とったり」と繋がっており、ちょっとしたつまみを除く料理の方はそちらから運ばれてくるようです。立ち飲み居酒屋とはいっても、ビルの二階にあり冷房が効き、店内はお洒落な造りで女性も気兼ねなく楽しめるのではないかと思います。



  店に入ると、壁の一面が棚になっており、全国から集まった数々のお酒がずらりと並んでいます。それぞれのお酒の上下には、様々な色の升が置いてあり、この升をカウンターに持って行くと、お酒を注いでもらうことができます。升の色によって値段が異なるようです。支払いはテーブル番号に応じて加算されるので、最後にまとめて清算する形式です。



  最初の一杯は、鳥取県福羅酒造の「山陰東郷 炭酸割専用原酒」。「最初の一杯にお勧め」というPOPを素直に受け取って選びました。見れば、猪口の中に氷が入っています。アルコール度数19度とやや高めの甘口で、「炭酸割専用」とあるだけで発泡しているわけではありません。氷のためか薄まってしまいましたが、軽く乳酸飲料のような爽やかな酸味が感じられ、抵抗なく一気に飲めてしまうので、確かに最初の乾杯には良いかも言しれません。



  続いて、ラベルのセミが一際目を引く、福岡県株式会社みいの寿の「三井の寿 夏純吟 Cicala」。祖母の故郷、甘木の蔵元さんです。” Cicala”は文字通り、イタリア語でセミのこと。アルコール度数15%、こちらも爽やかな酸味があり、キリっとしてまさに夏向け。



  切り絵花火のデザインラベルが、まさに夏のお酒であることを暗示する、愛媛県成龍酒造の「伊予賀儀屋 清涼純米 花火」。こちらは程よい甘みとコクが感じられ、たまたまですが、飲む順番としては良かったと思います。今回の中では一番、コメを感じられるお酒でした。



  名前は「雪の松島」でも夏に合う、さっぱりとした辛口のお酒、宮城県大和蔵酒造の「雪の松島 特別純米酒」。少し緩んだ口の中を再び引き締め、夏に戻してくれます。因みに、ラベルの裏にはイルカが描かれており、薄い青の瓶を裏に回すと、水族館のイルカが泳いでいるように見えます。



  最後は、この日一番の辛口、石川県車多酒造の「天狗舞 超辛純米」。夏限定品らしいです。最後にマッチョな、これぞ辛口というお酒になりました。自分の中では非常に好きなタイプのお酒です。

アカツキノクラ



神奈川県横浜市西区南幸1-10-16 2階



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知的複眼思考のすすめ-第97回YMS

2018年07月12日 | YMS情報


  7月11日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第97回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催いたしました。

  今回の講師は、関東ディベート交流協会事務局長、僕自身も日ごろ日本交渉協会でお世話になっている高瀬誠先生。「知的複眼思考のすすめ-理性と感性を統合するEQディベート」と題してご講義いただきました。昨年11月に開催された、日本交渉協会の「第12回ネゴシエーション研究フォーラム」も同じテーマでしたので、重なる部分も多くありますが、ご了承ください。

  ディベートというと、「論理的な言動で相手を論破する」攻撃的なもの、何か理屈っぽく人間的な温かみのないネガティブなイメージがかつての僕にはありました。テレビで見かけるいわゆる討論番組というものが、そのようなイメージに拍車をかけているのかもしれません。しかし高瀬さんによれば、ディベートの第一義は、聴き手を説得させるのではなく納得させることにあるそうで、しかもその相手は討論の相手ではなく第三者だということです。

  したがって、ディベートには言語的・非言語的に関わらず、コミュニケーションの総合力が求められます。ひょっとすると、ディベートにネガティブなイメージを持っている人の多くは、”debate”(討論)と”dispute”(論争)を混同してしまっているのかもしれません。

  コミュニケーションを「言葉などを通じて自分の気持ちや意見を相手に伝えること」と定義し、その対象によって分類すると、ディベートは以下のように位置付けられます。

①対象が自分:決断(意思決定)
②対象が相手:指示・命令
③対象が自分と相手:交渉
④対象が第三者:ディベート

  次に、コミュニケーション能力には以下のようなコンピテンシー(その方面に優れた能力を発揮する人々に共通する能力)があると言います。

①論理的思考能力(主張を論理的に構築する)
②傾聴力(聞く<聴く<訊く:問題意識を持って訊く)
③表現力(何を言うか<誰が言うか:パトス(感性)の利いたプレゼンスキル)
④平常心(相手が自分を認めない限り、Win-winの関係を作ることはできない)

前述のようにディベートとは第三者を納得させる技術であり、また主張者を遮ることも許されません。つまり、ディベートにおいても上記のコンピテンシーが求められるということになります。



  ディベートは分類すると、以下の4つのタイプに分かれるそうです。

1.アカデミック・ディベート(米国式・日本の主流)

  日本ディベート協会のHPによれば、アカデミック・ディベートとは、「議論の教育を目的とし、ひとつの論題の下、2チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の相手に対する優位性を第三者であるジャッジに理解してもらうことを意図したうえで、客観的な証拠資料に基づいて論理的に議論をするコミュニケーション活動」とあります。一言で言えば、学生が行うディベートであり、事前のリサーチ力・論証力を重視します。
 
  興味深かったのは、2015年に行われた囚人とハーバード大学の学生とのディベート大会で、囚人が学生を負かしたというお話です。囚人が勝ったということ自体が大事なのではなく、こちらの記事にあるように、ディベートが彼らに与えた好影響は、ディベートを学ぶことの意義を良く表していると思います。

2.パーラメンタリー・ディベート(英国式)

  こちらも日本ディベート協会のHPによれば、「ディベートの試合直前の数十分間前に論題を示し、即興的に行うディベート」とあります。即興性重視型ディベートも呼ばれ、スピーチ力、即興力、日ごろの実力が重視されます。

3.サブスタンティブ・ディベート

  一言で言えば社会人のディベート。構成や論理展開のみならず、説得力のある裏付けなど結果が重視されるディベートと言えます。

  これらの一般的なディベートが比較的論理性重視だとすれば、高瀬さんが行っているEQディベートとは論理と感性の相互作用を重視するディベートであるということができます。EQディベートでは専門家である審査員のみならず、一般の聴衆にも投票権があります。つまり、一般聴衆をも納得させるには論理だけでは不十分だということです。

  ディベートの起源は、古代ギリシアにおける「弁論術」や「弁証術」に遡ると言われています。『弁論術』を著したアリストテレスは、人を説得するためには(即ち、ディベートのためには)、ロゴス(論理)、パトス(共感)、エトス(信頼)の三要素が重要であると述べています。この三者は不可分の関係にあり、強いて言うならロゴス(論理)がエトス(信頼)を醸成し、さらにパトス(共感)がそれを強化する関係にあると言えそうです。高瀬さんの提唱しておられる「EQディベート」には、この三つの要素がバランスよく求められるということになります。EQディベートは、人間の右脳、左脳そして大脳辺縁系(いわゆる感情脳)をバランスよく鍛え、結果として前述の4つのコンピテンシーを磨くことにつながります。

  今回のテーマにある「知的複眼的思考」とは、ディベートによって磨かれる視野・思考力のことを言います。ディベートは物事の肯定と否定が常に両方できなければなりません。自ずとディベートを行うことにより、物事を両面から見る訓練になります。「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」という、アルバート・アインシュタインの有名な言葉がありますが、ディベートは固定概念を疑い、物事を広い視野で見る格好の訓練であると言えるでしょう。

「第一級の知性を計る基準は、二つの相対立する思想を同時に抱きながら、しかもそれらを機能させる能力を維持できるかどうかということである」―スコット・フィッツジェラルド―



  今回はロゴス(論理)、パトス(共感)、エトス(信頼)の内、感性(パトス)に働きかけるポイントとして、視覚の力、音声の力、言葉の力についてのお話がありました。

  まず「視覚」ですが、アイコネクトという、複数の聴き手に対してワンセンテンスごとに一人の目を見て話すというワークを行いました。簡単そうですが、3人程度の相手ですと全員を簡単に見渡すことができてしまうため、「ワンセンテンス・ワンパーソン」というのが意外に難しいことに気付きました。しかし、たとえそうであってもアイコネクトは間違いなく、その場の活性化に大きな役割を果たしていました。また、視線のほかボディ・ランゲージや姿勢の重要性についても触れられていました。

  その他の手法としては、アメリカの教育学者ピーター・クラインによって開発された”Good and New”も参考になりました。つまり、24時間以内にあった「よかったこと」や「新しい発見」を1分程度で発表するというものです。

  次に「音声(声)」。声は最も簡単に印象を変えられる強力なツール。大小、高低、スピード、店舗、そして間を工夫することで、いかに印象を変えることができるか?僕も最近テレビのインタビューを受けましたが、工夫の余地が大いにあったなと思います。最後の「間」には了解を得る間、期待させる間、展開を図る間の三つがあり、これらを学ぶには落語が最適だそうです。

三つ目は「言葉」。強い言葉を作るための5つの方法として、

①五感法…五感に訴える言葉をバランスよく盛り込む
②天地法…ギャップによりインパクトを与える
③驚嘆法…サプライズワードを盛り込む
④繰り返し法…リピートによる記憶の定着
⑤極み法…結言のキーワードから始める

が紹介されました。

  最後に、高瀬さんのお話から一つ、特に印象に残った言葉をご紹介したいと思います。

「人が動くのは心が動くから。感動という言葉はあっても、理動はない」

過去のセミナーレポートはこちら

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起死回生の一発!…-日本プロ野球2018 横浜vs中日12回戦

2018年07月11日 | スポーツ観戦記


  はじめに。この度の西日本を中心とする豪雨で被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

  7月9日。オールスターゲーム前の最後の三連戦の初戦、横浜スタジアムに横浜vs中日の12回戦の観戦に行ってきました。

  セントラルリーグはここまで首位広島が2位以下に7ゲーム差をつけ独走。2位以下は全チーム勝率5割未満で、しかも最下位まで2ゲーム差の中にひしめくという1強5弱状態。連日順位が入れ替わる中、この試合の前まで横浜は阪神と同率の2位。ロペス選手、梶谷選手といった主力の故障や、昨年活躍した主力投手陣の相次ぐ不調など6月は特に苦しいチーム状態でしたが、何とか脱落せず持ちこたえている印象です。また、この日は高城選手と白崎選手の突然のトレードが発表され、驚かれたファンも多かったのではないかと思います。何しろ高城選手は1日の広島戦で先発出場していましたから。



  横浜の先発は前回観戦の時と同じ、バリオス投手。ここまで2勝4敗ながら、6月26日の阪神戦、続く7月3日の巨人戦共に5回までなら完全試合という素晴らしい内容でした。

  しかし、この日は初回から京田選手に痛烈な二塁打を浴び、5回までで8安打2四球、89球と、あまり調子は良くありませんでした。それでも2失点でまとめた点はよかったのではないかと思います。



  一方、中日の先発は2年目の笠原投手。三塁側から見るに、腕が遅れて出てくるのでタイミングがとりづらそうでした。この日は特に外角のカットボールが有効だったように見えました。



  試合はいきなり初回から動きます。1回裏、横浜は先頭の桑原選手、二番の上里選手が倒れ二死となるのですが、続く宮崎選手がカウント2-0から外角高めに甘く入ったカットボールを捕らえ、バックスクリーンにライナーで届く豪快な一発を放ちます。宮崎選手はこれで自己最高の16号。本塁打数も1位の筒香選手にあと3本と迫ります。



  しかし、前述のように、この日は横浜先発のバリオス投手がピリッとしません。2回表、ビシエド選手、高橋選手にヒットを浴び、一死二塁・一塁とされると、地元横浜高校出身、かつ横浜戦には強い印象のある福田選手にタイムリーヒットを浴び、たちまち同点に追いつかれてしまいます。



  3回裏。横浜は先頭から四球とヒットで無死二塁・一塁のチャンスを作りますが、神里選手がスリーバント失敗。続く宮崎選手、筒香選手も倒れ、チャンスを逸してしまいます。



  4回裏。横浜は先頭のソト選手が、外角真ん中の初球ストレートを完璧に捕らえます。打った瞬間に本塁打と分かる打球は、レフトスタンドのワミレスの看板をも越え、場外へと飛び出します。



  勝ち越した横浜。これで流れが来るかと思ったのですが、直後の5回表。先頭から二者連続で三振に切って取り、早々と二死までこぎつけたにもかかわらず、例により5回までのバリオス投手。そこから二者連続で四球を与えた挙句、アルモンテ選手にタイムリーヒットを浴び、同点に追いつかれてしまいます。



  5回裏。横浜は二つの四球と暴投により、二死二塁・一塁のチャンスを得ますが、筒香選手がピッチャーゴロに倒れ、またもチャンスを逸します。流れは徐々に中日へ。この試合の筒香選手は打撃面では良いところがありませんでした。



  6回表。横浜はバリオス投手から、今年の開幕投手ながら調子のあがらない石田投手へと交代します。



  石田投手、オールスター前の調整登板の意味もあったでしょう。しかし、それでもやはりピリッとしません。下位打線にもかかわらず、先頭の福田選手に早速四球を与えると、犠打で一死二塁。ここで、選手生活21年で本塁打が年平均2本にも満たない代打の荒木選手に、何と本塁打を浴びてしまいます。点を取られては取り返され、再三のチャンスも潰し、嫌な流れになっていたところに、この2点は致命的でした。ソト選手のあの豪快な本塁打は何だったのか…。気が付くと、ビールの売り子がニコニコしながら目の前に立っていました。



  さらに京田選手にもヒットを打たれ、さらに盗塁は今年から導入された、監督リクエストによるリプレイ検証となるもセーフ。幸い、続く平田選手を三振に討ち取り、さらなる追加点は許しませんでした。



  6回裏。中日も佐藤投手に交代して継投に入ります。佐藤投手は6回裏を三者凡退に討ち取ります。



  7回裏。横浜は6回から守備交代していた乙坂選手が四球を選んで出塁します。ところが続く柴田選手が最悪の併殺打であっという間に二死。それでも続く桑原選手がヒットで出塁し、何とか食らいつきます。



  次は投手の打順で、この重苦しい雰囲気を変えてくれるのはもうこの男しかいない。豪快な一発が魅力の2年目、代打佐野選手。後付けではなく、何となく予感はありました。初球のカーブをものの見事にレフトスタンドへ!まさに球場の雰囲気を一変させる、起死回生の同点本塁打。外角に甘く入ったとは言え、代打の初球で本当によく打ったなと思います。



  先ほどまでの流れが嘘のよう。流れは横浜へと傾き、一気呵成に攻勢をかけます。続く宮崎選手もフェンス直撃の二塁打。



  たまらず中日は三番手岡田投手に交代。しかし、その岡田投手も筒香選手に四球を与え、二死二塁・一塁。



  そして今最も頼りになる、ソト選手。まさしく初球ソト、高めのスライダーを捕らえ、二塁打。ついに横浜が4vs5と勝ち越します。



  とはいうものの、終盤とはいえまだ1点差。8回表、三番手で登板した砂田投手が中日の代打攻勢を三人で切って取ったことは、中日の流れを断ち切る大きな貢献だったと思います。



  そしてお待ちかねのヤスアキジャンンプ。球場が揺れ、異様な雰囲気を創り出します。



  このところ、得意のツーシームを見切られ苦しい投球内容が続いている山崎投手。しかし、この日は先頭の京田選手に対し、まず徹底した直球勝負で三振。

  しかし、それ以降は全部ツーシーム。平田選手にこそ四球を与えたものの、怖いビシエド選手、アルモンテ選手を三振に切って取り、試合終了。山崎投手は4年連続20セーブに王手をかける19セーブ目。横浜は4連勝で単独2位、最大6あった借金も2まで戻してきました。

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【よみがえり9周年】横浜市の人口を超えました

2018年07月04日 | リサイクル軍手の世界


  日頃ご愛顧いただいております、古着をリサクルして作られた「特殊紡績手袋 よみがえり」シリーズは、2018年6月で発売9周年を迎えました。

  そして9年間の累計販売数は374万双となり、地元横浜市の人口371万人(平成30年1月現在)を超えました。つまり横浜市に住む全ての皆様、横浜スタジアムを満席にして129試合分の皆様にお使いいただいたことになります。心より感謝申し上げます。

  その間、再利用した不要衣類は推計178トン、Yシャツに換算して89万着に相当します。

  手袋のために生産した特殊紡績糸の総延長は195万㎞に達し、これは地球を48周、地球から月までの距離の5倍にあたります。

  経済産業省『繊維製品(衣料品)のLCA調査報告書』(2003)に基づくと、同等重量の純綿軍手と比較した場合のライフサイクル全体から見たCO2発生抑制効果は140.5トンとなり、林野庁HPの80年生スギ人工林の年間CO2吸収量を参考にしますと、これだけのC02を1年で吸収するには305.5㎡の森林が必要になるそうです。これは東京ドームの6.5倍の面積に相当します。

  以前、「リファッション・ワークショップ」での発表で、Tシャツ1枚の綿花を生産するのにスプーン10杯の農薬を使用する、ジーンズ1枚の綿花を生産するのに800ℓの水を使用すると聞いたことがあります。Tシャツ1枚を142g、スプーン10杯を30gとすれば、約45トンの農薬使用の抑制効果。また、ジーンズ1枚を800gとすれば、21万6千人(渋谷区の人口に匹敵します)の人が1年間に必要とする水の量を節約した計算になります。



  これからも「特殊紡績手袋 よみがえり」シリーズをよろしくお願い申し上げます。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした






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交渉のゲーム的要素を学ぶ-第37回燮会

2018年07月02日 | 交渉アナリスト関係


  6月30日、日本交渉協会が主催する交渉アナリスト1級会員のための勉強会、第37回燮(やわらぎ)会を開催しました。

  「交渉分析」のベースにある重要な学問領域の一つに「ゲーム理論」があります。ゲーム理論とは簡単に言うと、複数のプレイヤーによる意思決定を数学モデルで研究する学問のことです。”Negotiation Analysis”の著者、ハワード・ライファ先生も元はこの分野に多大な貢献をしたゲーム理論の専門家でした。

  ”Negotiation Analysis”では、難解な数学を排し(付録として説明されてはいますが)、ゲーム理論のモデルを幾つか紹介しています。それらのモデルが交渉を分析する上での思考のベースとなります。

  今回は交渉における(「ゲーム理論」という意味での)ゲーム的要素を学ぶため、”Win As Much As You Can(できるだけ儲けよ)”という演習を行いました。



  ルールはいたって簡単です。まずプレイは4人で行い、手持ちの「X」または「Y」と書かれたカードのいずれか1枚を一斉に出します。出されたカードの結果を上にあるような「得点カード」と照合し、各プレイヤーの得点を算出し「得点表」に書き込みます。これで1ラウンドが終了し、全10ラウンドをプレイした後、総得点の最も多かったプレイヤーが勝者となります。なお、第5、第8、第10ラウンドはボーナスラウンドとなっており、これらのラウンドでは得点がそれぞれ3倍、5倍、10倍となります。

  なお、ゲームの間、プレイヤーは互いに話や筆談をしたり、どちらのカードを出すかの意思表示をしてはなりません。例外はボーナスラウンドの前で、この時だけは3分間事前にプレイヤー間でコミュニケーションを取ることが認められます。



  今回は2つのグループで、10ラウンド1回のゲームを3回行いました。

  結果は、得点格差が大きく開いてしまったチーム、驚くほど均質だったチーム、途中まで協調していたにもかかわらず、最後のボーナスラウンドで裏切られ大逆転が起こってしまったチームなど、様々なバリエーションが生まれました。それでも戦略的に考えれば、ボーナスラウンドでもっと裏切りが起こってもよさそうだったのですが、予想したほどそれは起こりませんでした。

  実は、”Win As Much As You Can”の”You”には、二つの意味があります。「あなた」と「あなた方」です。明言はしませんでしたが、このゲームは個人として得点を競うばかりでなく、全体としての得点を増やせるかという視点の拡大が可能です。後でいただいた感想を拝見しますと、この点について多くの皆さんは気づいておられたようでした。

  さて、この”Win As Much As You Can”、ルールがオーソドックスなゲーム理論のルールと非常に似通っていることが分かります。オーソドックスなゲーム理論のルールとは、以下のようなものです。

1.固定化された戦略
2.二つの代替案
3.完全情報
4.共通知識
5.同時選択
6.コミュニケーションはない

  ”Win As Much As You Can”との違いは、「6.コミュニケーションはない」だけです。もしコミュニケーションが完全に禁止されたルールだったとしたら、このゲームはどうなっていたでしょうか?

「自分の利益だけを考えたら常にXを出し続ければよい。しかし、恐らく他のプレイヤーも同じように考えるだろう。全員がXを選択したら、最終的に全員△25点という結果になってしまう…」

「では全員でYを出し続ければ、全員25点という平等な結果となるのでハッピーではないか?しかし、もし誰か一人でも裏切ったら、自分は貧乏くじを引くことになってしまう…」


  恐らくプレイヤーは上記のようなディレンマに陥ってしまっていたことでしょう。このような状態をゲーム理論の最も有名なモデルで「囚人のディレンマ」と言います。つまり、たとえ協力する方がしないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなるというディレンマのことです。

  しかし、”Win As Much As You Can”は、部分的にせよコミュニケーションが認められていたことにより、このようなディレンマを回避することができました。一方で、全員が協調して(つまりYを選択して)、25点(チーム総得点100点)を目指すということも今回は起こりませんでした。さらにゲームに習熟してくれば、ボーナスラウンドをうまく活用するなど、さらに新たな戦略が考えられたかもしれません。



  ゲーム理論と交渉との違いが、相手とのコミュニケーションによって意思決定を行うという点にあるとすれば、コミュニケーションによってディレンマを回避できるかもしれないという可能性は、交渉を行うことの意義の一つと言えるでしょう。しかし、参加者の中で「全体のパイを大きくしつつ、自分が多く勝つ方法が難しい」と感想を述べられた方がいらっしゃったように、交渉においても全体利益を大きくし、その後それをどのように配分するかという問題は、「交渉者のディレンマ」と呼ばれ、交渉学の主要なテーマの一つであり続けています。

  なお、意思決定に関わる人間の認知や行動の現実を研究する「行動意思決定論」という学問分野では、現実には上記のようなディレンマ状況、さらには一方のプレイヤーがパイの分け前を一方的に決定できる状況にあっても、多くの人が折半またはある程度の利益を譲歩する選択を行うということを明らかにしています。今回も参加者から「ゲームの結果がこの後の懇親会に及ぼす影響が心配」といった冗談めかした声がありましたが、その通りで、大方の人には自己の利益最大化だけでなく、公平でありたいという願望と、不公平はいずれ代償を伴うかもしれないという認識が備わっているのだということが分かります。

  最後に。囚人のディレンマ的状況の中で、プレイヤー同士のコミュニケーションが認められている場合、現実世界で人はどのように振る舞うのか?2007年から2009年にかけてイギリスBBCで放送されたバラエティ番組、”Golden Balls”に面白い事例がありましたので、ご紹介したいと思います。

  ”Golden Balls”は、二人のプレイヤーが賞金を懸け、“Split”(山分け)または“Steal”(総取り)と書かれた金のボールのいずれかを選択します。プレイヤー同士面識はありません。

  今、ニック(右)とイブラヒム(左)という二人のプレイヤーが、13,600ポンド(約200万円)を懸け、ゴールデンボールの選択をしようとしています。選択前の30秒の交渉で、ニックが行った驚くべき提案とは…



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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2018年6月アクセスランキング

2018年07月02日 | 人気記事ランキング


  6月中という異例の早さで梅雨が明け、早くも夏真っ盛りの横浜です。暑さに身体の方が追い付かないということもあろうかと思います。十分ご注意ください。

  さて、2018年6月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

  前月はトップ10の内、実に9つまでが当月更新以前の記事でしたが、6月はついに全ての記事が当月更新以前という珍現象が起こりました。しかも大半が5年以上前に掲載した記事ばかりで、「なぜ今?」と少々驚いております。

  連続ランクインという点では、4位「エコノミーとエコロジーの語源」(15カ月連続)、3位「「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」(11カ月連続)、6位「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」(4カ月連続)、9位「表情分析アプリを試してみました」(3カ月連続)。個別記事の半数は定番化している傾向が見られます。

  関連は不明ですが、8位「リサとガスパールタウン (La ville de Gaspard et Lisa)」と10位「信玄餅の「桔梗屋」、工場見学」は共に山梨県ですね。

  個別記事に対するアクセス数が非常に多かったのも2018年6月の特徴でした。

1 その他
2 トップページ
3 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
4 エコノミーとエコロジーの語源
5 三殿台遺跡
6 関東大学ラグビー対抗戦2013 明治vs慶応
6 Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子
8 リサとガスパールタウン (La ville de Gaspard et Lisa)
9 表情分析アプリを試してみました
10 信玄餅の「桔梗屋」、工場見学

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