窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ジャパンラグビーリーグワン2024-25交流戦 キャノンvsクボタ

2025年02月11日 | スポーツ観戦記


 2月8日、トップリーグ時代の2016年以来9年ぶりとなるリーグワンの試合、横浜キヤノンイーグルスvsクボタスピアーズ船橋・東京ベイの観戦に、ニッパツ三ツ沢球技場へ行ってきました。三ツ沢公園も小学生の時、私小協の体育大会に参加(運動が苦手な僕は、もちろん選手ではありませんでした)して以来、実に40年ぶりです。

 ここまで首位の埼玉パナソニックワイルドナイツ、2位の東芝ブレイブルーパス東京を追う、3位イーグルスと4位スピアーズの対戦。初観戦ですがイーグルスは地元ですし、スピアーズも4年ほど前に地域貢献活動でお手伝いさせていただいたご縁があります。



 強風の中、前半は風下のイーグルスでしたが、K.O.から果敢に攻めます。前半3分、22mライン付近で梶村選手からパスを受けた嶋田選手が走りこみ、ゴールライン右隅にトライ。残念ながらG.K.は外れ、5vs0。難しい位置かつ逆風の中ではありましたが、この日の田村選手は全般的にキックの調子が良くなかったようでした。



 一方、スピアーズもすぐさま反撃。前半5分、押川選手が22mライン付近、ゴール正面のP.G.を決め、3点を返します。5vs3。



 その後、試合は膠着状態に。どちらかというと、イーグルスが攻め、スピアーズの堅い守りに阻まれる流れ。トライかと思われる場面もありましたが、その前に反則を取られたり、少々反則でリズムが途切れてしまうところが見られました。



 それでも追加点はイーグルス。前半33分、ゴール右のほぼライン上の密集からデクラーク選手のパスを受けたマシュー・フィリップ選手が飛び込んでトライ。今度はゴールも決まり、12vs3と突き放します。このまま前半が終わり、イーグルスのリードで折り返します。



 後半、スピアーズは選手を大幅に入れ替え、フィジカルを前面に押し出して反撃を開始します。特にスクラムでは圧倒。まるで、先日の早稲田vs帝京の展開を見ているようでした。

 そして後半はほとんどこの選手一人にやられたと言っても過言ではありません。日体大柏から日体大と日本在籍も長いヴァイレア選手。タックルに来る選手を弾き飛ばす下半身の強さは圧巻でした。まず後半3分、スティーブンソン選手からのロングパスを受けると、タッチラインギリギリのところを20mほど走りこんでトライ。G.K.は失敗しますが、12vs8と追い上げます。



 しかし5分後、ハーフウェイライン付近でのスピアーズのロングパスを普久原選手がインターセプト。そのまま約50mを走り切ってトライ。G.K.も決まり、19vs8と11点差。普久原選手は、これが記念すべきリーグワン初トライとなりました。



 とはいえ、前述のように試合の流れはFWで圧倒するスピアーズに傾いていました。まず、後半14分、祝原選手の頭が藤原選手の顔面にあたってしまい、藤原選手が脳震盪疑いによる一時退場。この危険なプレーにより祝原選手はシンビン。イーグルスはただでさえFWで押されている中で、3番を欠く戦いを強いられます。そして、押川選手がP.G.を決め19vs11。



 後半20分、スピアーズはまずゴールまで残り15mくらいの位置での左ラインアウトからモールで前進。残り5mくらいのところでホール選手がボールを出し、大きく右に振って待ち構えていたヴァイレア選手にボールが渡ります。完全にフリーの状態で約15m走りこんでトライ。G.K.は失敗でしたが、これで19vs16。まだ後半も半ばであり、逆転は時間の問題と思われました。



 後半25分、田村選手がP.G.を決め、22vs16と6点差にしますが…。



 直後、押川選手がイーグルスディフェンスの後ろに蹴ったボールをまたしてもヴァイレア選手が拾い、ハットトリックとなるトライ。もう手が付けられません。



 そして自らゴールも決め、ついに22vs23と逆転。



 とどめは、プレトリアス選手のトライ(後半34分)。ヴァイレア選手のゴールも決まり、22vs30。繰り返しになりますが、本当に大学選手権の決勝戦を見ているかのようでした。



 プレーヤー・オブ・ザ・マッチはもちろん、ハラトア・ヴァイレア選手。3トライ+2ゴールの19得点、参りました。惜しくも敗れたイーグルスは、ボーナスポイントも得られず、5位後退となりました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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