針外しは六本木から小学校5年生の時に今の東麻布に越してきたのですが、近所にたまたま「日大三中」に通うのが2人いましてその片方の岩瀬君ははす向うに家があって、当時はあまり仲が良くなかったがある時を境に良くなったのであるが、その時の友情の印にこの「鉈」を「針にあげるよ」と言って貰ったものであります。
普通、友情のしるしとかは、ジンギス汗の孫のトゥルイと義兄弟になった郭青みたいに友情の印にお互いに持っている「短剣」とか狼の牙で作った首飾りを交換するんだろうけど、何故か「鉈」ね。
郭青とトゥルイ。郭青の青が違っているよね。
だから、ずーっと大事に持っていた訳ではないのですが何故か今迄無くさないであります。先日「切り株」を手に入れましたので刃を研ごうと思いまして「ベルトサンダー」を東京から持ってきました。
とは言っても、全部ピカピカにするのではありませんね。峰の処はそのままです。其処迄磨いてしまうと「おもちゃ感」が出てしまいます。しかし、長く持っていたもんだ。
こういう時はベルトの面と刃の部分をピッタリ合わせるように研ぎます。そうしないと刃の面が丸みを帯びてしまいます。
刃の処に親指の腹を付けてみると砥ぎあがった包丁位の切れ味になってます。