新・サントリー美術館は来年3月30日に開業

来春に予定されている東京ミッドタウンの開業にあわせ、サントリー美術館の移転オープンの日付(2007年3月30日)が正式にアナウンスされました。

サントリー美術館、新天地で3月末に新装オープン(yomiuri online)
新「サントリー美術館」の詳細発表-展示面積2倍に(ライブドア・ニュース)
新美術館、2007年3月30日に開館いたします(サントリー美術館公式HP)



まずは開館記念の展覧会として、同美術館の誇る日本美術コレクションの一部を紹介する「日本を祝う」展(2007/3/30-6/3)と「水と生きる」展(2007/6/16-8/19)の決定が詳細にリリースされています。以下、その概要を転載します。

開館記念展1 「日本を祝う」 2007/3/30-6/3
 展示作品 狩野探幽「桐鳳凰図屏風」、伝狩野山楽「南蛮屏風」(重文)、「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」(国宝)など。

開館記念展2 「水と生きる」 2007/6/16-8/19
 展示作品 円山応挙「青楓瀑布図」、「佐竹本三十六歌仙絵 源順」(重文)、伝俵屋宗達「伊勢物語図色紙 水鏡」など。

開館時間 10:00-18:00(日・月・祝日) 10:00-20:00(水-土)
休館日 火曜日
料金 一般1000円 学生800円
(ともに前、中、後期の展示替えあり。)



またこの二つの展覧会のあとは、さらに強烈な、「屏風 日本の美」展と「鳥獣戯画がやってきた!」展)という企画展が予告されています。ともにまだ詳しい内容は未定のようですが、特に後者は今年京博の大絵巻展で公開され大変な話題となった、「鳥獣人物戯画絵巻」の公開される展覧会です。これは見逃せません。



1961年に丸の内に開館し、その後赤坂にて活動を続けていたサントリー美術館は、日本美術(特に古美術。残念ながらマイブームの酒井抱一は所蔵してないようですが。)に強い美術館です。実は旧館へ一度も足を運んだことがなかったのですが、過去を辿ると、今なら是非見に行きたくなるような興味深い展覧会がいくつも開催されていました。単純に展示室面積も旧館の2倍になるということのなので、またパワーアップする今後の企画展に期待したいと思います。

サントリー美術館のこれまでの展覧会(一例)

 1971年 「奇想の画家・歌川国芳」
 1981年 「酒井抱一と江戸琳派」
 1984年 「異色の江戸絵画 プライス・コレクション」
 1986年 「三十六歌仙絵-佐竹本を中心に」
 1997年 「桃山百双-近世屏風絵の世界」
 1998年 「東洋絵画の精華 クリーヴランド美術館のコレクションから」
 1999年 「光悦と宗達」 「国宝 信貴山縁起絵巻」

*サントリー美術館のオンラインショップで期間限定のセールが開催されています。ご興味があれば一度試してみては如何でしょうか。

*関連エントリ
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「21/21 DESIGN SIGHT」と「サントリー美術館」 東京ミッドタウン
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