中山ダイスケ個展「Ornaments」 児玉画廊 東京

児玉画廊 東京港区白金3-1-15 白金アートコンプレックス1階)
中山ダイスケ個展「Ornaments」
11/6~12/18

児玉画廊東京で開催中の中山ダイスケ個展、「Ornaments」へ行って来ました。

作家、中山ダイスケのプロフィールなどについては、同画廊WEBサイトをご参照ください。

中山ダイスケ個展「Ornaments」プレスリリース

なお今回は2005年のヴァンジ彫刻庭園美術館での個展以来、5年ぶりの新作展となるそうです。

会場に足を踏み入れた途端、デパートの絵画市などを連想したのは私だけでしょうか。ホワイトキューブの壁面にずらりと揃うのは、一見するところ何の変鉄もない具象の油彩画です。その多くは有りがちな里山の他、渓谷や棚田などのいわゆる美しい景色が描かれていました。実に長閑です。それらをぼんやりと見つめていると一瞬、会場を間違えたのかとさえ思いました。

実はこれらは全て中山がディスカウントストアなどから購入した「出自不明」(*)の風景画で、その絵画上に彼がとある作為、ようは「装飾」(*)を加えています。それこそが今回の見るべきポイントですが、この簡単な装飾によって出来た世界は驚くほどに新鮮です。新しい景観は絵画上でそれこそランドアートと化していました。この仕掛け、是非会場で楽しんでみてください。

12月18日までの開催です。

*はプレスリリースより引用。
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