「アキバタマビ 第7回展 act」 アキバタマビ21

アキバタマビ21千代田区外神田6-11-14 3331ArtsChiyoda 201・202)
「アキバタマビ 第7回展 act - 青秀祐、市川裕司、日比野拓史 - 」
2/26-3/27



多摩美術大学卒業の3名の若手作家がコラボレーションします。アキバタマビで開催中の「第7回展 act」へ行ってきました。

出品作家は以下の3名です。(3331WEBサイトより転載。)

青秀祐   (2004年 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業)
市川裕司  (2005年 多摩美術大学大学院日本画領域修了)
日比野拓史 (2008年 多摩美術大学大学院日本画専領域修了)


さて全て日本画専攻作家のグループ展ということで、いわゆるオーソドックスな絵画展などを想像していくと良い意味で意表を突かれるかもしれません。


市川裕司「archeocyte」(2010)

素材こそ絵画であるものの、そこにおける表現方法は三者三様です。設計図の描かれた和紙製の飛行機が怒濤のように連なる青秀祐はもちろん、市川裕司の大きな透明板を支持体に白い絵具の波がたゆたうインスタレーションは、旧教室跡の空間を巧みに演出していました。


青秀祐「1,000PAXINVASION」(2011)

しかし青秀祐の飛行機がこれだけまとめて出撃する光景だけでもかなり壮観です。近づいて見るとそれこそジェットエンジンの轟音が聞こえてくるかのような錯覚さえ覚えました。

なお青秀祐は現在、やや東京から離れますが、成田空港近くの航空科学博物館(千葉県山武郡芝山町)にて個展を開催中です。



青秀祐「TRIAL」@航空科学博物館 1/1~3/31

また市川裕司も北浦和の埼玉県立近代美術館の「ニュー・ヴィジョン・サイタマ4」に出品があります。



ニュー・ヴィジョン・サイタマ4@埼玉県立近代美術館 1/29~3/21

埼玉の展示は私も既に拝見してきましたが、そちらでは照明を駆使しての、より美しいインスタレーションが展開されていました。

なおここ3331内のアキバタマビは多摩美の運営するスペースです。卒業生プロデュースのグループ展やシンポジウムなどが開催されているとのことでした。

座談会「作家を目指す現在」:3月6日(日) 15:00~17:00
ギャラリートーク:3月12日(土) 15:00~17:00 ゲスト(野地耕一郎/練馬区美術館主任学芸員)


27日まで開催されています。

*開廊日時:水~月(火休) 11:00~19:00
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )