謹賀新年 2020

新年あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって素晴らしい一年になりますよう、心からお祈り申し上げます。



全国的に寒いお正月を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は特に遠出もせず、2日以降、近場の博物館や美術館をまわってくるつもりです。

年明けに東京と近郊で新たに開幕する展覧会は以下の通りです。(15日まで)

・「新春特別展 成田山の書画」(1/1~2/16)
・「博物館に初もうで」 東京国立博物館(1/2~1/26)
・「上村松園と美人画の世界」 山種美術館(1/3~3/1)
・「えとの始めは子年から おめでたい神仏画展」 河鍋暁斎記念美術館(1/4~2/25)
・「ダ・ヴィンチ没後500年 夢の実現展」 代官山ヒルサイドフォーラム(1/5~1/26)
・「新収蔵作品展 Present for you」 町田市立国際版画美術館(1/5~2/16)
・「保科豊巳退任記念展 萃点 SUI-TEN」 東京藝術大学大学美術館(1/7~1/19)
・「もうひとつの歌川派?!国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ/はいからモダン袴スタイル展」 弥生美術館・竹久夢二美術館(1/7~3/29)
・「〈対〉で見る絵画」根津美術館(1/9~2/11)
・「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」 Bunkamuraザ・ミュージアム(1/9~3/8)
 「新春だニャン福来たる! 招き猫亭コレクション」 藤沢市アートスペース(1/11~2/2)
・「開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展―歌麿・北斎・応為」 太田記念美術館(1/11~2/9)
・「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」 国立新美術館(1/11~2/16)
・「千田泰広―イメージからの解放」 武蔵野市立吉祥寺美術館(1/11~2/23)
・「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」 パナソニック汐留美術館(1/11~3/22)
・「白髪一雄」 東京オペラシティ アートギャラリー(1/11~3/22)
・「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」 日本民藝館(1/12~3/22)
・「特別展 出雲と大和」 東京国立博物館(1/15~3/8)

まずは新春に因んだイベントの情報です。新年恒例の「博物館で初もうで」が東京国立博物館にて1月2日から開催されます。


新春名品紹介として長谷川等伯の国宝「松林図屏風」が公開されるのをはじめ、特集「子・鼠・ねずみ」と題し、干支のねずみにまつわる作品が展示されます。

この他、和太鼓や獅子舞の演舞や、ミュージアムショップでのお年玉プレゼント企画なども行われます。なお毎年、多くの人で賑わう「博物館に初もうで」ですが、今年は即位礼正殿の儀に用いられた高御座と御帳台も本館(4室と5室)で公開されているため、より一層混み合うことが予想されます。

1月2日より開館する東京都写真美術館では「トップのお正月」として、2日と3日に限り、「至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16」と 「山沢栄子 私の現代」が無料で観覧できます。


そして2日と3日の先着100名にオリジナルグッズがプレゼントされる他、4日と5日には雅楽演奏とトークによる「とっぷ雅楽」が行われます。また2日にはミュージアムショップにて福袋も販売されます。(限定30個)


同じく2日より開館する江戸東京博物館では、2日と3日の常設展示室の観覧料が無料になるのをはじめ、2日から5日にかけて「夢からくり一座」の公演や、獅子舞、筝と尺八の演奏、書初め体験などのイベントが多数催されます。


東京国立近代美術館は2日から開館し、同日は所蔵作品展「MOMATコレクション」 と工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」が無料で観覧できます。また美術館、工芸館ともに先着115名にカタログやオリジナルグッズなどがプレゼントされます。


3日より新たに「上村松園と美人画の世界」がスタートする山種美術館では、開館10時より先着100名にプチギフトがプレゼントされ、Cafe椿では甘酒が振る舞われます。またミュージアムショップにて人気アイテムを集めた「新春福袋」も販売されます。(限定50個)


「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展を開催中の横浜美術館は3日に開館し、当日来場先着500名にマティスの「赤いキュロットのオダリスク」をデザインしたクリアファイルがプレゼントされます。

それでは今年も「はろるど」をどうぞよろしくお願いします。

*図版は小原古邨「孔雀の羽に白鼠」。
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