◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「小京都」なんて言っちゃだめ。

2014-11-09 09:47:24 | いろいろあれこれ
                                  だんご上空通過中

 石川テレビが放送している「リフレッシュ」という番組で、竹内彩華(石川テレビアナウンサー、金沢市出身)が「小京都が勝ちましたね」と言ったのですが、びっくりして、同時に腹が立ちました。こんな人が情報番組でリポーター? 若くて、天然ボケキャラだから許される? ふざけるなっ!!!
 どういう状況でこのセリフが出たのか、そこをまず説明します。石川県加賀市山中温泉の目抜き通りを散歩してあれこれリポートしていたのですが、県外からの観光客が「京都よりこっちのほうがいい」と言い、それを聞いた竹内アナが「小京都が勝ちましたね」と言ったわけです。小京都かぁ、金沢はそうだよね、と思いました?
 ちょっと待ってください、そこは加賀市山中温泉ですよ。そもそも山中温泉は、加賀温泉郷、渓谷のいで湯・山中温泉、です。金沢とはまた違う魅力がたくさんある街で、金沢と一緒くたにするのはいけません。もしかして、竹内アナにとって、風情ある街並みは全て小京都なのかな。と、まぁ、これだけでもリポーターとしては問題があるのですが、一つ、とても重要なことがあるのです。
 実は、5年も前に金沢は全国京都会議から脱会し、もう“小京都”ではないのです。加賀百万石の城下町、風情ある街並みとともに、前田家歴代藩主の振興した伝統工芸や伝統芸能が今なお息づいている、それが金沢です。“武家文化”を受け継ぐ金沢は“公家文化”の京都とは違うのです。「小京都が勝ちましたね」だなんて、“伝える側”の人間として、ものを知らぬにも程があるo(`д´)o!
 「左手には悪を縛る縄」というのは、森田アナが担当していたころの「日曜美術館」で聞いたナレーションです。画面に映っているのは不動明王を描いた絵、右手に宝剣、左手に羂索(けんさく)、つまり、縄を持っています。仏教に帰依(きえ)しない人々をしかりつけ、その縄で引っくくって連れていき、帰依させるわけで、単純に「悪を縛る縄」と言ってしまってはいけません。まぁね、好き勝手にやっている衆生を「悪」と言うなら「悪」かもしれませんけどぉ・・・。
 「京都南署鑑識ファイル」で見た死体検案の場面、主人公の鑑識官は、足の後ろ側に縦方向の細かい傷があるのを見たけれど、それが何を意味するか気づかない。死体発見現場は河原で、橋から飛び降りて自殺したように偽装するため、殺してから橋の下まで引きずったと一目で分かる、視聴者がすぐ気づくようなことなのに、主人公が気づいたのは、後日、現場を再び訪れたとき。しかも、最初に臨場したときに「自殺を偽装した可能性がある」と自分で言っていたのに、ありえない! それは脚本としてどうなの?
 「世にも奇妙な物語」で、冷凍庫の中に取り残された主人公が内線で守衛室に連絡する場面があったのですが、たまたま守衛が席を離れていて電話に出なかった、それでもうあきらめて凍死って? 人生に疑問を感じ、気力が低下していたという設定だとしても、電話が不通ならともかく、ちゃんと通じるのだからまたかければいいのに。しかも、ありふれた夢想オチ、こういう展開、脚本としてどうなの?
 ところで、10月26日に“Windows8.1、勝手にインストール”について書きましたが、その後、Word使用中、突然、文字列の選択を解除できなくなりました。Shiftキーを押していないのに押されているような状態で、矢印キーを押すと選択範囲が変わるだけ。マウスで離れた位置をクリックしても、その位置まで全部選択された状態になるだけ。これは2013年12月に8.1に更新した直後に起きた現象と同じです。SONYには報告したのに、また同じことが起きるってどうなの?
 ある部分が選択されている状態ですから、試しにその範囲をコピーしようとしましたが反応なし、切り取りしようとしてもできない、何もできません。Wordを一回閉じて開き直しましたが、すぐまた同じ現象が起き、PCを再起動したら直りました。後日、今度はExcelで同じ現象が起きましたが、再起動しなくても、Shiftキーをポンポンと押したら直りました。これも前回と同様です。
 ほかにも、ネット検索しようとすると意味の分からない警告が出たり、VAIO Updateとか、VAIO Careとか、何やかやとメッセージが出て、しかたなく実行するのですが、そのつど1~2時間かかって、書いてあることが全く理解できなくて保留にしてあるものも幾つかあって、もぉやだぁ~と思いましたが、今回は前のような“深刻なトラブル”は起きていませんから、このままいけるかなぁ( ̄・ ̄)。
 あ、そうだ、山中温泉の“ここや”のだんご、これがもう、うまくてうまくて。店の駐車場はないけれど、そこは観光地、近辺に観光客用の無料駐車場があるので、そこに駐車し、散歩がてら店まで歩きます。郡上八幡の“二代目団子家”のみたらしだんご、北名古屋市の“米のキムラ”の玄米だんご、この三つを日替わりで毎日食べることができたらどんなに幸せだろうか(⌒・⌒)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする