と・い・う
「田中は全く心当たりがない表情を浮かべていたが」(2018/6/2 2:48 Narinari.com)って、もやもやしますか? それとも、何も感じませんか? このごろはこういう書き方をする人が多く、いや、ほとんどそうかな、というくらいまん延していますが、「田中は全く心当たりがないという表情を浮かべていたが」ですよ、「という」が必要です。
さらに丁寧に書くと「田中は『全く心当たりがない』という表情を浮かべていたが」ですから、「全く心当たりがない表情」ではありません Ψ(`^´)Ψ。「全く心当たりがない表情」だと、例えば、田中が怖い顔をしている、すごく怒っているようだけど、田中の顔を見ている人は田中がなぜこんなに怒っているのか分からない、全く心当たりがない、ということになりますよ。
「1つの災害である認識はあります」は「異常気象の真実~ニッポンが危ない~!」(2018/9/27 フジテレビ)で見たテロップです。このとき、気象庁の人は「一つの災害であるという認識は、あります」と言ったのですよ。「という」を省くとおかしくなるのですが、テロップはこういうばかな書き方しかしませんね Ψ( ̄д ̄)Ψ。
ついでに言うと、「1つの」も違います。ほとんどのテロップは「いちばん」を平気で「1番」と書いていますが、「一番」ならまだしも「1番」は明らかに間違った書き方です。これも「1つの」ではなく「一つの」と書くべきですし、「という」が必要です。もし、15文字から増やせないのなら「一つの災害という認識はあります」で、「である」を省いて「という」を書くのが“日本語”です。
「協力しなくてはならない法律がある」は「ウェークアップ!ぷらす」のテロップですが、話し手はちゃんと「協力しなくてはならないという法律がある」と言ったのですよ o(`д´)o! 「安全に取り外せるメリットがありました」は「日曜美術館」(2019/10/6)のナレーションで、ナレーターは柴田祐規子アナ( ̄д ̄)! 「安全に取り外せるというメリットがありました」でしょ!
「大学生から金を脅し取っては、自分たちの遊興費に充て、高級焼き肉や寿司を堪能していたからひどい」(2019/1/23 8:00 週刊女性PRIME)はひどいですね、これを書いた人は日本語らしい日本語の表現を知らないようで、ただ抜けているというレベルではありません。これは「という」がないと成立しないのですよ、「高級焼き肉や寿司を堪能していたというから、ひどい」でしょ!
「就活は勉強とは違い、頑張ったから結果が出るものでもない」(2019/5/26 10:07 Suits-woman.jp)は、話し手の言葉を文章化した部分なので、話し手が言ったとおり書いただけなのか、ライターが「という」を省いたのか、それは分かりませんが、これも「という」がないと成立しない表現で、「頑張ったから結果が出るというものでもない」が自然な日本語です。
「すぐに弁護士事務所に電話をかけたものの相手はけんもほろろで『自宅を出て行け』というばかりです。(中略)『着手金として30万円支払ってほしい』という内容でした。(中略)地代を支払うのももったいないというということで」(2019/8/3 7:01 現代ビジネス)ってぇ~、サンプルとしては面白いけれどぉ~ ┐( ̄д ̄)г。
最初の「という」は「と言う」で、次のはd(⌒・⌒)good、最後は「という」が余計です。「すぐに弁護士事務所に電話をかけたものの、相手はけんもほろろで『出ていけ』と言うばかりです。(中略)『着手金として30万円支払ってほしい』という内容でした。(中略)地代を支払うのももったいないということで」でしょ!
「一番の問題は、買い手が乗り換えてくれる魅力を持った商品を作ることができるのかと言うことです」(2019/8/3 12:11 Wedge)って( ̄_ ̄)。「という」と「と言う」をきちんと区別している人は少ないように思いますが、こういう場合は「という」でないといけません。「『出ていけ』と言う」とは違うでしょう?
「これから買い物に行くときに思い出したくない話が並ぶ」(2019/10/14 7:20 しらべぇ)の「話」というのは、スーパーで目撃した不衛生な行為や非常識な行為に関する話です。「これから」がなくて「買い物に行くときに思い出したくない話が並ぶ」だったらスルーしたのですけれどね( ̄" ̄)。「これから」で始めるなら「これから買い物に行くというときに思い出したくない話が並ぶ」が日本語らしい日本語ですよ。
「田中は全く心当たりがない表情を浮かべていたが」(2018/6/2 2:48 Narinari.com)って、もやもやしますか? それとも、何も感じませんか? このごろはこういう書き方をする人が多く、いや、ほとんどそうかな、というくらいまん延していますが、「田中は全く心当たりがないという表情を浮かべていたが」ですよ、「という」が必要です。
さらに丁寧に書くと「田中は『全く心当たりがない』という表情を浮かべていたが」ですから、「全く心当たりがない表情」ではありません Ψ(`^´)Ψ。「全く心当たりがない表情」だと、例えば、田中が怖い顔をしている、すごく怒っているようだけど、田中の顔を見ている人は田中がなぜこんなに怒っているのか分からない、全く心当たりがない、ということになりますよ。
「1つの災害である認識はあります」は「異常気象の真実~ニッポンが危ない~!」(2018/9/27 フジテレビ)で見たテロップです。このとき、気象庁の人は「一つの災害であるという認識は、あります」と言ったのですよ。「という」を省くとおかしくなるのですが、テロップはこういうばかな書き方しかしませんね Ψ( ̄д ̄)Ψ。
ついでに言うと、「1つの」も違います。ほとんどのテロップは「いちばん」を平気で「1番」と書いていますが、「一番」ならまだしも「1番」は明らかに間違った書き方です。これも「1つの」ではなく「一つの」と書くべきですし、「という」が必要です。もし、15文字から増やせないのなら「一つの災害という認識はあります」で、「である」を省いて「という」を書くのが“日本語”です。
「協力しなくてはならない法律がある」は「ウェークアップ!ぷらす」のテロップですが、話し手はちゃんと「協力しなくてはならないという法律がある」と言ったのですよ o(`д´)o! 「安全に取り外せるメリットがありました」は「日曜美術館」(2019/10/6)のナレーションで、ナレーターは柴田祐規子アナ( ̄д ̄)! 「安全に取り外せるというメリットがありました」でしょ!
「大学生から金を脅し取っては、自分たちの遊興費に充て、高級焼き肉や寿司を堪能していたからひどい」(2019/1/23 8:00 週刊女性PRIME)はひどいですね、これを書いた人は日本語らしい日本語の表現を知らないようで、ただ抜けているというレベルではありません。これは「という」がないと成立しないのですよ、「高級焼き肉や寿司を堪能していたというから、ひどい」でしょ!
「就活は勉強とは違い、頑張ったから結果が出るものでもない」(2019/5/26 10:07 Suits-woman.jp)は、話し手の言葉を文章化した部分なので、話し手が言ったとおり書いただけなのか、ライターが「という」を省いたのか、それは分かりませんが、これも「という」がないと成立しない表現で、「頑張ったから結果が出るというものでもない」が自然な日本語です。
「すぐに弁護士事務所に電話をかけたものの相手はけんもほろろで『自宅を出て行け』というばかりです。(中略)『着手金として30万円支払ってほしい』という内容でした。(中略)地代を支払うのももったいないというということで」(2019/8/3 7:01 現代ビジネス)ってぇ~、サンプルとしては面白いけれどぉ~ ┐( ̄д ̄)г。
最初の「という」は「と言う」で、次のはd(⌒・⌒)good、最後は「という」が余計です。「すぐに弁護士事務所に電話をかけたものの、相手はけんもほろろで『出ていけ』と言うばかりです。(中略)『着手金として30万円支払ってほしい』という内容でした。(中略)地代を支払うのももったいないということで」でしょ!
「一番の問題は、買い手が乗り換えてくれる魅力を持った商品を作ることができるのかと言うことです」(2019/8/3 12:11 Wedge)って( ̄_ ̄)。「という」と「と言う」をきちんと区別している人は少ないように思いますが、こういう場合は「という」でないといけません。「『出ていけ』と言う」とは違うでしょう?
「これから買い物に行くときに思い出したくない話が並ぶ」(2019/10/14 7:20 しらべぇ)の「話」というのは、スーパーで目撃した不衛生な行為や非常識な行為に関する話です。「これから」がなくて「買い物に行くときに思い出したくない話が並ぶ」だったらスルーしたのですけれどね( ̄" ̄)。「これから」で始めるなら「これから買い物に行くというときに思い出したくない話が並ぶ」が日本語らしい日本語ですよ。