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田舎で働き隊の修了課題として、BLUとWTBに2日間の冬のオフシーズンの寿都・黒松内のモデルツアーをの企画実施をしました。札幌の旅行会社の企画担当者を対象に、ちょうど来訪中のINRのお母さんが一般参加。スタッフと共に10名ばかりのエコツアーでした。一日目は自然学校の通常プログラム、ブナ林のスノーシューでしたが、今日は寿都漁港と冬海苔、寿都の岩海苔をテーマに過ごしました。
朝8時過ぎからのセリを寿都漁港で見学。この日は水揚げがあまりなかったのですが、ちょうどカスベが揚がり、その姿に一同びっくり。その後、「道の駅・みなとま~れ」で朝食に海苔弁当とホッケのつみれ汁を堪能。海苔弁当は少し甘味がついたコナゴの佃煮がサンドイッチされており、その絶妙な味のファーモニーに一同感嘆。 「うんめぇ!!」
海苔弁なんてと侮ってはいけません! 絶品であります! つみれ汁もうまかった!!
その後、海苔採りをしている てる子おばあちゃん・・とは言えないような若々しさに、実際に磯で採取体験。岩に張り付いている海苔を先の曲がったマキリ(刃物)で掻くうようにしてから指でむしりとります。この道具は、あの吉野鉄工さんが作った道具です。吉野さんも様子を見に来てくれました。これまた、先端の曲がり角度が絶妙なのですね。使ってみて、なるほどと思いました。
寿都町の文化センター・ウィズコムの調理室へ移動。板海苔づくりを体験。
① まずは、選別。海苔以外のものもついているので、手作業で取り除きます。
なかなか手間がかかる仕事です。手元眼鏡がないと私にはできない。
② すり鉢でそれほど力を入れないで擦ります。すり潰すというより、砂を分離させる。
③ ざるとボールで水洗いをしつつ、多少混じっている砂や小石を取り除きます。
④ その状態を「どんじゃ」と言います。語源は??
⑤ そのまま板海苔にしてしまうのが、どんじゃ海苔。包丁で刻むと目が細かな板海苔となります。
⑥ 細い葦で作った簀巻き(すまき)を水に浮かべ、上から型枠で水に浸します。
⑦ そこへ海苔を入れ、浮かんだ海苔を均等に指を使って広げます。
⑧ そっと枠を持ち上げると、簀巻きが浮かぶので、水を切ってあげます。
この状態のものを、冬の縛れた日に潮風の寒風に充てて、水分を飛ばしつつ凍らせてしまいます。今日はちょっと暖かかったので、良い状態で乾燥できるかは不安ですが、今、乾燥させています。
楽しみだなあ。