高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

千客万来

2010-03-18 07:31:26 | 日記
月末まで来客、滞在者が続く毎日が始まりました。MRKさんフル活動となります。

◆K君
オーストラリアのエコツーリズムを学ぶ学科を卒業して帰国。地域と関わりを持つエコツーリズムを実践したいと大志ある青年と見受けました。ねおすの他のサイトも訪ねて回ります。昨夜は、あーだこーだとやりとりのある議論を楽しませてもらいました。
適度に熱いので、みなさん、よろしく。

◆HS姉妹
子どもの頃からの自然体験活動の参加者。お姉ちゃんは・・いよいよ就職。おめでとう。機械工として、日本も物づくりを継承する職人さんになります。

◆アイヌ民族博物館Nさん、Tさん
伝統的なチセ(家)の復元や維持補修のためのカヤを探しています。萱(カヤ)は屋根をふく草本の総称。チガヤ、スゲ、ススキ、アシやヨシなど。陸生の方がいいらしい。Nさんは、優しさと厳しさを合わせ持つ方で、アメリカ・スミソニアン博物館に民族展示物を制作したくらいのアイヌ民族の学芸員さんですから、話も興味深い。
 中頓別のテキストでもアイヌについて書いているのです。「海道史では、縄文、擦文文化からアイヌ文化」と続き、「日本史の中でアイヌの起源は定かでない・・」みたいになってしまっていますが、
「アイヌはもともと縄文人の流れを組む先住民」とNさんの口から直接聞くと、
「そうだよな」
と、ストンと納得してしまいました。

ヤマト政権が 日本全体に律令国家を作ろうと各地の豪族を巻き込み、たぶん様々な系譜をもつ天皇の覇権争いがあった頃、日本の東・・関東、東北、北海道を住みかとする、縄文時代から続く先住民族がかなりの勢力をもっていたはずです。征夷代将軍という武士の最高称号は、北の勢力討伐軍の大将称号ですからね。

天皇、そして現日本人の多くは、祖先に大陸系の血を持っている・・弥生系ですね・・と私は思っているんですが、九州や紀伊半島の南部、そして北海道や東北、むろん関東にも、弥生系でない、その先住系の血を持っている人達がいると思います。本州では1000年、1500年の歴史の中でどんどん混血してゆきましたが。

縄文に興味を持つっていうのは、遺伝子レベルの記憶かもしれないな。

◆本日は・・
ツアー企画のため、札幌の旅行社3社の企画担当者に対してのモデルツアーを、寿都・黒松内で実施します。

◆中頓別テキスト・・・
合間を縫って、なんとか 今週中にアップするぞ!!
コメント
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