新作も始まるしな、って具合で10話。
まだ最終話まで見れてないし、見る前にBD発売しちゃいそうなので今のうちに。
どうでもいいけどモブの子可愛い。
今の気分はこういう子、かなぁ。
手合図。
こうやって合図を送り合う仲っていう内輪感。
チョイちゃんの針使い。
こういうところに京アニの丁寧さっていうのが発揮されているのかなと思います。
布に針を通して引く。
単純な作業でもありますがその縫う巧さ、速さっていうのを見せていくことで、
心が澄んでいく動作っていうのに説得力を持たせていてGOODですよね。
丁寧な仕事って見てて落ち着くものでもあると思うので。
メカ作画なんかもそうですけど、こういう決まりきった動作をどう魅力的に描くかがやっぱ鍵なのかなと。
ロボットはメカですけど、その前にキャラクターでもありますし、
細部を見せることがメカである証でもあると思うので。
今回の場合はこうした手作業で見る人間らしさっていうのがトキメク感じ、だったのかねぇという話。
みどりちゃんエロス。
この辺の髪が消える処理なんかはまたちょっと新鮮かなと。
個人的に引っかかったのはこの辺りかな。
放浪するみどりちゃん。
歩き方の小芝居感とかそういうところから心情を拾っていくのが楽しいし、
何より可愛いし。
ここでは左から右へと歩いて行く。
たまこの家の帰りか?でこのショット。
後ろ姿のみどりと手前の薄暗さから、みどりの心情を拾うようにしてるのがわかる。
こうしてディテールを見せる辺りなんかはどこか高雄さんっぽい。
というかこの回、けいおん!の高雄回っぽい。
けいおん! 11話 を語る
子どもたちの集まりだとか、後半のみどりの部屋の薬の置き方とか、
ところどころで引用なのかなっていうのが気になる感じ。
左へ左へ。
みどりの言い出しにくさ、簡単にいえば逃げが画面左側へ向かわせているのが気になる感じ。
右側にいたときは全然違う指摘だから右側にいる。
図星を突かれたときは左へ。
そういうみどりの立ち位置の意識の向け方が気になる感じ。
強歩で歩いているところで左にリターンしてお祈りしてみたかと思ったら、
切り返してマスターの視点からのみどりっていうのを見せてみどりを右側に置いたり。
足を見せたりするのは山田監督作品らしさ、ですよね。
今回は色々なところからの引用が目立つ回だったのかなという印象。
基本的に顔を合わせないやり取りなんかは結構好みな感じでしたし、
最後の方のみどりの部屋にある玩具箱から、
以前にもこういう感じのことがあったのかなとか、
色々見せようとしてたけど思ったより繋がってない感じだったかなぁ、と。
ちょっと欲張り過ぎようとした回とも言えるのかな、みたいな。
この辺は3話からの引用ですよね。
小川さん自身の演出回。
なんかでろ、なんかでろっていうのはアイディアを出そうと頑張る姿でもありながら、
たまこたちへちゃんと出来なかったことを話すことっていうのを絡めてる感じなのかな。
前回のシーンと合わせて印象に残る場面かなと。
たまこまーけっと 3話 を語る
この辺の望遠はみどりの行き場の無さでもあるのかなぁ、とも。
商店街のところは左へ左へと行けたけど、
ここではもう余裕が無い感じっていうのがあるのかなと。
奥の集まりに向かってしまう、素通りできない感じっていう。
あと今回気になったのはこうやって覗きこむような場面っていうのが多かった気が。
手前にナメで見せるというか、
部屋というか壁を手前に見せて中を覗くようなショットっていうのも結構見られたような。
この辺はある意味高雄さん的とも三好さん的かなとも思える。
照明というか風景の同ポジも結構ありましたね。
場を繋ぐのに結構多用していた気がするので気になりました。
合わせて場面場面で照明を映してるのも気になった。
これもどこかしらの引用、なのかな。
武本回の照明の見せ方に引っかかりは確かにあったけど。
上でも書いたけど、
薬の置き方がどこかけいおん!を思い出させますよね。
やっぱあそこら辺の引用なのかな。
このへんの紙の処理は氷菓かなと。
氷菓 17話 を語る
クシャクシャにした紙と焦げてしまった紙の質感って、
要は台無しになったしまった紙っていうことなのかな。
氷菓のあの紙の処理は演出、原画、撮影の方との合わせ技っぽい気がしてましたが、
やっぱ撮影側のアイディアの比重が大きかったのかな、とも。
この辺は小川さんの石立回リスペクト的な感じとも思えるけど、今後次第ですかね。
文化祭。
たまこたちの衣装とかダンスも印象的ですけど、
バックのキャラクターを引き立てる緑色っていうのがみどりちゃん回と合致する感じで良かったかなと。
色合いは今回特にキマってる感じがしたかな。
商店街放浪してる辺りのみどりちゃんとか、
制服の色とみどりちゃんの髪の色合いから凄く場面で引き立ってて印象深かったですし。
同じことをする砕けたやり取りがまた良い。
最後に頭のやり取りにに繋がって、
チョイちゃんが部外者的な立ち位置を取るっていう狙いなのかな。
ただチョイちゃんにあるたまこたちとの壁を明確にしたかっていうとちょっと疑問符が付く感じ。
あと最後までみどりちゃんの心情をちゃんとフォーカスして欲しかったかなというのも。
脚本:横手美智子
絵コンテ・演出:小川太一
作画監督:丸木宣明
作画監督補佐:植野千代子 内藤直
小川回は文化祭って感じなのかな。
3話に続いての登板で色々楽しい回だったな。
新作でまたどういうものを見せて下さるのか楽しみ。
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