OP。
画面分割は中二病でも恋がしたいのOPを思い出すかな。
中二病がきまぐれオレンジロードの望月OPのパロっぽい感じだったので、
クレジットをあえて意識させないことで、
オレンジロードではなく中二病っぽさが強い印象がしたかな。
まあネタ元違ったらすまそ。
個人的に監督の演出だと、
『この中に1人、妹がいる!』 のOPとかが印象深いのと、
『あの夏で待ってる』でコンテ切られてた意外性が印象に残っていて、
それが今作に乗っかってきてる感があって見ていて楽しかったな。
1話で結婚しちゃうのとか『おねがいティーチャー』っぽいですしね。
意識的にはやはりうる星とかだったりするのかな。
そういうのを意識して見るのがちょっと楽しい感じでした。
本編。
月明かりが印象的。
主人公の死に対し曇って隠れていく月が、
彼女の登場ではいつの間にか雲は晴れ月が見えている。
彼女の美しさにかける形で月が見えるのは、
絶対的な存在の強調として印象的な気がしたのと、
これはアニメであるっていう虚構性が強い印象がしたかな。
雪の処理が綺麗ですよね。
なかなか暗闇の中の雪を描くアニメって思いつかなくて、
この舞う雪の描写の珍しさとリアリティにちょっと惹きつけられるものがあるなと。
それは雪の舞う外と彼女の熱を感じる内側とで強調される感じ。
雪の美しさ冷たさのイメージと相成って、
彼女の暖かさを感じるライティングも良いですよね。
モノローグで語られるようにすっげーかわいいんだろうな、みたいな。
そういう温かみにグッと来る感。
この辺の照明の意識の見せ方にグッときますね。
外に出るところで彼女にあたる光も変化し雪の降る外へ。
そして告白とともに晴れる雲に2人を照らす月光。
OP京アニ意識っぽかったですがこういうのも意識されてるのかな。
彼女の力が最初は雲を晴らせて月が見えていましたが、
ここでは主人公の意思が雲を晴らしている、
生きる力強さがこの月光で照らされる世界を作っている。
そういう劇的なイメージの変化を印象づけてるのが良いですね。
すごい雲が晴れることは虚構的なイメージだったのに、
それは実存的でありまた主人公の力を見せつけるように変化していて、
告白の説得力を作っているのが良いなと。
月の君という離れていく虚構から、主人公の元へくる実在の存在へ。
かぐや姫という虚構ではなく彼女を手に入れるという物語にかける感じなのかな。
回想。
その中で舞う雪は天地逆転しており、
まるで夢でも見たかのような神秘性がある。
過去とはそういう情景のように残るという考え方が好きですね。
ほか色々印象的なシーンが多くて楽しい1話だったな。
今後の話数も見るのが楽しみです。
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