流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7話 を語る

2020-11-16 20:15:12 | ■アニメレビューとか
今作をあまり熱心に見ていなかったの後悔しちゃう回だったなぁ。
姉妹回というとサンシャイン2期が非常に良かった記憶がありますが、
また違った面白さのある回でしたね。




視点の面白い回だったのかなという感がしたな。
二段ベッドから見る姉の姿というのは、
必然的に机の上に置かれたものも盗み見るわけで、
そういう視点を持っていることを暗に言われてる気がしたというか。
玉子焼き作ってるところも俯瞰からの主観の絵が新鮮ですよね。


個人的になんか凄いなと思ったのが部室?での一連。
クッキーを置いた棚が画面の中に何度も入ってきて、
え、これずっと見せちゃう感じなの?という凄みを感じたというか。


椅子の隙間からキャラクターが見えたりとか、
なんでこのパート異様に力入ってるのかと不思議に思えたり。
さっきまで全然こんな画面じゃなかったじゃん!みたいな。

めばちさんイラストのポスターもいいですね。
今までも出てたのかもしれないけど。
こう考えると今まで全く画面見てなかったな。


ずっとなんだろうと思っていたら極めつけがここ。
なぜこういうレイアウトで妹が立ち去っていくのを見せるのか、と。
またここは姉の視点が強調されておらず、
こういう画面になることを優先してるんですよね。
何なんだろうって思う。

最初に座っている位置からお菓子越しに見る姉から、
隣に行ったことでより近くから姉を見ることで、
自分が見えていなかったものを見てしまった、
という形に持っていった感じなのかな。
またお菓子を背にすることで甘い誘惑から遠ざかることを意識したのか、
とか色々考えてしまいますね。
ライブパートはだいぶこの辺を踏まえた画面だったりするのかな。

【限定公開】Butterfly / 近江彼方(CV.鬼頭明里)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第7話ダンスシーン映像】

かぐや様のときは個人的にそんなにヒットしませんでしたが、
今回は凄い素敵なシーンになってて凄いなと。
作画が良いというのは勿論ですが、
姉から妹へという世界観を彩りを持って描いているのがメッチャいいですね。
本編からいい意味で浮いているのもグッときます。


前景の置き方や引いた視点の多さは観客視点、
ひいては妹視点になるのかな。
結構多用されていますよね。
アップでダンスを見せるのとは違った臨場感があるのが良いですね。


コマ落ちしたような歩きと、
歩みがあまり無いように見せる微妙なカメラワーク。


ずっとそこにいたことを伝えるように座った場面が続く。
部屋の中でいつも妹が見ていたであろう姿。


ステップを踏んで動き出すことが強調される。


今回のライブパートのキモは透ける傘にように思います。
この処理の新鮮さ、透明感が凄く良いですね。
ただダンスが良い動きしてますね、
では収まらない魅力があるように思える。
また傘は透かさないという選択肢も使っていて、
そこを含め目一杯アニメでできる表現をつめられてる気がしたな。
小物を使ったちょっとした表現でこんなにも豊かに画面が映るのかと惚れ惚れする。




光に包まれてからキャラクターを強調するように変化するライティング。
こういうところで意思を明確に伝えてくるのも良いですね。

扉を背にするっていうのは部室を出ていった妹に、
その部屋の前で待っている感じというのを意識してしまうかな。
一緒に扉の向こうに行こう、ではなく、
あの扉の向こう、部室から私が作られてきた、という感じなのかな。
ただそうなると妹が再び部室に入れるのか?
みたいなとこは意識ちゃう感じか。


妹視点。
前景の置き方からこれが妹にとってのお菓子なのか、
お菓子という前景を置いた向こうに見る姉なのか。
近づいたことで見えたもの(姉の姿)、
そして見えなくなったもの(前景としてのお菓子)があるなら、
この距離感で見るものは何なんだろうな、みたいな感。


キメ顔は大事。


美味そうな玉子焼きから一転、焦がしまくりの玉子焼き。
生活の一変は茨の道であるけれど、という感じなのかな。

なんというか凄いものを見た感じはあるけど、
自分に受け止める準備ができていなかったので、
どう見たらいいかちょっと戸惑う回でもあったかな。
やはりシリーズを追っていないと視点が定まらないなという感。
一度また通しで見て何かあったらまた感想書きたいな。

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