●「BAMBOO BLADE」今秋TVアニメ化決定!
http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20070719#p1
ASTAの新作。詳しくはリンク先参照。
監督:斉藤久 脚本:倉田英之 メインアニメーター:植田洋一 ってのが凄い。
ASTAは全体的に安定してるしレベルも高めなんで、じみ~に期待してます。
●スカイガールズ 3話
2話を見逃してもうどうでもいいかなぁ、と思ってましたが結構面白かった。
JCらしい色彩なんか目を引くなぁ。全体的にエロッちいカット以外に興味は惹かれなかったけど。
今後は空中戦も多そうで、面白くなりそう。3DCGもいい具合に馴染んでみえるし、期待。
●秒速5センチメートル
感想としては『空のむこう、約束の場所』の延長と位置づけてもいいかなぁと思った。『空のむこう』の時見終わった後に『この2人絶対上手くいかねーだろうなぁ』と思ったんで、この作品はそれを描いてくれたかなぁ、とか最初思いました。
男が女に裏切られる、と聞かされていたけど、『男は夢を、女は現実を』というのがこの映画を見終わったときの感想。男は最初のキスの時に、彼女と繋がってるという実感だけで自分の世界を構築していったけど、女はそんな夢を置き去りに進んでいった話、と思った。
個人的に好きなのが2部なんだけど、2部っていうのは片思いの女の子が男の子の夢についていけないということを明確にした話なんだと思った。例えば、岡の上で進路希望調査の紙を紙飛行機に飛ばすシーン。男の子はあの時点で思い描いてる夢がある。夢というか願望というか。昔の女と繋がっていられると思って描いた夢をずっと持ってる。だけど、紙飛行機を投げた本人は未来のビジョンがない。明確なもの、掴みたいものがない。欲しいのは今、満たされること。ロケットの打ち上げを見上げながら彼が遠くなると感じてるのは、未来を見られているかどうか、ということなんじゃないかと思う。彼女には姉から教えてもらったサーフィンしか、今持てるものがない。そうやって間誤付いてる自分と、自分の望みを不確かなながらも持ち続けてる男に距離感を感じている、付け入る隙が無いと思い知る。彼女は自分の未来と同時に現在をも同時に失ってしまった瞬間なんですよね。あの紙飛行機は。あとロケットで察したのは自分とは違う目でロケットを見つめる目だったのかもしれない。宇宙に憧れてる男に近づけるはずがない、と感じたのかもしれない。自分には彼と見る未来がもてないことの悲しみ、というのを置いてるのは明里と対極的なんじゃないかなぁ、と思った。
個人的に岡の上でのやり取りは気に入ってる。風が吹いたりやんだりのSEとか草木を揺らす画面が個人的にはお気に入り。紙飛行機を飛ばしてしまうことで開いた距離が、後にロケットシーンのように大きな距離感になってしまう切なさを含むことを考えると個人的には味わい深い。
あとコンビニのレイアウトとか。新海作品はああいうレイアウトをとってこれるところが凄いわ。
3部は男の思い描いた夢から離れた女との別れってことだと思う。彼はずっと彼女とのキスが全てを繋ぎとめていてくれると信じていたら、そんなのでずっと待ってろって無理、と男の望みを裏切る。彼女は手紙が運んでくるモノより即物的な、お互いを感じ続けれるようなものが欲しかったんじゃないかと思う。その辺相手側の描写があんまりないんで妄想だけど。でも男の独りよがりな願望で人一人を縛りつけようってのが無理な話で、大人になればそれは加速度的に増していく。物語がどんどん加速するように見ていて感じたんだけど、そうした心境の変化を描いていかなければならないから速く感じるのかなぁ、と思った。
あとなんで『男の夢』っていうかと言うと、2部の女の子も明里も結局のところ、貴樹の願望に振り回されてるから。それを夢ってとりあえず言ってます。もし、2部の女の子が貴樹と同じ土俵に立てることができたら先は違ったかもしれない。もし明里と無理をしてでも貴樹が会いに行っていたら、それか夢を捨てられれば違う結果があったかもしれない。だけど、男は思い描いた夢をずっと保存し続けた。それが結果的に全員の重石になってる。そこが今作の注目するところかなぁ、って思うんですよねぇ。具体的にロケットや妄想の世界の背景が貴樹の夢を指し示してるとも思いました。そうした夢、もしくは妄想が全部をダメにしてしまった、ということなんじゃないかと。
まあ、普通に時間、距離的な要因というものの方が強い気がしますが。
1回見ただけなんで勘違いを含むかもしれませんが感想。タイトルの意味を探り出す作業もせずに投げてしまった感じがするけど、正直今の自分では読み取れない部分というか言語化できない感じ。それは書いてる感想全般に言えることだけど。もう少し練れるように頑張りたいです(笑)
というか、もっと精神的に落ち着けるといいんだけど。最近無駄な重圧で押しつぶされそうです。
まあ、とりあえず新海誠のインタビューでも読むか・・・。
あと新海誠はこれから何を描くのか気になる。遠距離恋愛を扱った作品が多いけど、それをどこまで続けるの?この作品が私が感じたとおり『空のむこう』の延長なら、今度はそれをさらに延長したもの描くの?と今後の新海誠がどんな作品を出すのか興味が湧く。
http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20070719#p1
ASTAの新作。詳しくはリンク先参照。
監督:斉藤久 脚本:倉田英之 メインアニメーター:植田洋一 ってのが凄い。
ASTAは全体的に安定してるしレベルも高めなんで、じみ~に期待してます。
●スカイガールズ 3話
2話を見逃してもうどうでもいいかなぁ、と思ってましたが結構面白かった。
JCらしい色彩なんか目を引くなぁ。全体的にエロッちいカット以外に興味は惹かれなかったけど。
今後は空中戦も多そうで、面白くなりそう。3DCGもいい具合に馴染んでみえるし、期待。
●秒速5センチメートル
感想としては『空のむこう、約束の場所』の延長と位置づけてもいいかなぁと思った。『空のむこう』の時見終わった後に『この2人絶対上手くいかねーだろうなぁ』と思ったんで、この作品はそれを描いてくれたかなぁ、とか最初思いました。
男が女に裏切られる、と聞かされていたけど、『男は夢を、女は現実を』というのがこの映画を見終わったときの感想。男は最初のキスの時に、彼女と繋がってるという実感だけで自分の世界を構築していったけど、女はそんな夢を置き去りに進んでいった話、と思った。
個人的に好きなのが2部なんだけど、2部っていうのは片思いの女の子が男の子の夢についていけないということを明確にした話なんだと思った。例えば、岡の上で進路希望調査の紙を紙飛行機に飛ばすシーン。男の子はあの時点で思い描いてる夢がある。夢というか願望というか。昔の女と繋がっていられると思って描いた夢をずっと持ってる。だけど、紙飛行機を投げた本人は未来のビジョンがない。明確なもの、掴みたいものがない。欲しいのは今、満たされること。ロケットの打ち上げを見上げながら彼が遠くなると感じてるのは、未来を見られているかどうか、ということなんじゃないかと思う。彼女には姉から教えてもらったサーフィンしか、今持てるものがない。そうやって間誤付いてる自分と、自分の望みを不確かなながらも持ち続けてる男に距離感を感じている、付け入る隙が無いと思い知る。彼女は自分の未来と同時に現在をも同時に失ってしまった瞬間なんですよね。あの紙飛行機は。あとロケットで察したのは自分とは違う目でロケットを見つめる目だったのかもしれない。宇宙に憧れてる男に近づけるはずがない、と感じたのかもしれない。自分には彼と見る未来がもてないことの悲しみ、というのを置いてるのは明里と対極的なんじゃないかなぁ、と思った。
個人的に岡の上でのやり取りは気に入ってる。風が吹いたりやんだりのSEとか草木を揺らす画面が個人的にはお気に入り。紙飛行機を飛ばしてしまうことで開いた距離が、後にロケットシーンのように大きな距離感になってしまう切なさを含むことを考えると個人的には味わい深い。
あとコンビニのレイアウトとか。新海作品はああいうレイアウトをとってこれるところが凄いわ。
3部は男の思い描いた夢から離れた女との別れってことだと思う。彼はずっと彼女とのキスが全てを繋ぎとめていてくれると信じていたら、そんなのでずっと待ってろって無理、と男の望みを裏切る。彼女は手紙が運んでくるモノより即物的な、お互いを感じ続けれるようなものが欲しかったんじゃないかと思う。その辺相手側の描写があんまりないんで妄想だけど。でも男の独りよがりな願望で人一人を縛りつけようってのが無理な話で、大人になればそれは加速度的に増していく。物語がどんどん加速するように見ていて感じたんだけど、そうした心境の変化を描いていかなければならないから速く感じるのかなぁ、と思った。
あとなんで『男の夢』っていうかと言うと、2部の女の子も明里も結局のところ、貴樹の願望に振り回されてるから。それを夢ってとりあえず言ってます。もし、2部の女の子が貴樹と同じ土俵に立てることができたら先は違ったかもしれない。もし明里と無理をしてでも貴樹が会いに行っていたら、それか夢を捨てられれば違う結果があったかもしれない。だけど、男は思い描いた夢をずっと保存し続けた。それが結果的に全員の重石になってる。そこが今作の注目するところかなぁ、って思うんですよねぇ。具体的にロケットや妄想の世界の背景が貴樹の夢を指し示してるとも思いました。そうした夢、もしくは妄想が全部をダメにしてしまった、ということなんじゃないかと。
まあ、普通に時間、距離的な要因というものの方が強い気がしますが。
1回見ただけなんで勘違いを含むかもしれませんが感想。タイトルの意味を探り出す作業もせずに投げてしまった感じがするけど、正直今の自分では読み取れない部分というか言語化できない感じ。それは書いてる感想全般に言えることだけど。もう少し練れるように頑張りたいです(笑)
というか、もっと精神的に落ち着けるといいんだけど。最近無駄な重圧で押しつぶされそうです。
まあ、とりあえず新海誠のインタビューでも読むか・・・。
あと新海誠はこれから何を描くのか気になる。遠距離恋愛を扱った作品が多いけど、それをどこまで続けるの?この作品が私が感じたとおり『空のむこう』の延長なら、今度はそれをさらに延長したもの描くの?と今後の新海誠がどんな作品を出すのか興味が湧く。