流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

新きまぐれオレンジロード そして、あの夏のはじまり を語る

2007-12-20 21:29:10 | ■京都アニメーション
ラブコメはセックスまでの流れをどう描くか、ということにかかってるのかなぁ、とか思った。
冒頭の夢オチから始まり終盤で本番でエンディングってどうなのよ、笑うしかねぇよ、と思った。
ラブコメはプラトニックな部分を楽しむものだと思ったら違ったのかぁ。
男の独白なんかは「海がきこえる」とかでもやってたけど、当時はそういうのはやってたのかなぁ。
ハルヒがどことなく90年代みたいな古臭さを感じさせたのはそのせいなのか。
何にせよ興味深いところである。

つーか、「こいつはもう処女じゃない」とかそういう思考をイチイチ聞かせるのに笑ってしまう。
今より処女、童貞への意識が高かったのか。
振った女が別の男の餌食になってることを悟るとかどうなのよ。
どうもプラトニックなだけじゃない、もっと肉欲的な部分に踏み込もうとしてる。
こういうラブコメが廃れてきたのって、
やっぱエロゲーとか最近のスイーツとかの流れが相互作用した結果なんだろうか。
その辺を考えてみるのも面白そうかなぁ。

しかし、「I's」もそうだけど、過去の原作を何年越しにまた制作するってよくやるなぁ。
どっちもジャンプ関係ですか。この流れでいくと、その内「いちご100%」の劇場版ができるのかも。
そういう妄想もまた面白い。

監督:湯山邦彦
キャラクターデザイン:後藤隆幸
美術監督:小林七郎
音楽:梶浦由記

絵コンテ:湯山邦彦
演出:石原立也

作画監督:木上益治
作画監督補佐:北之原孝将 武本康弘
原画:上宇都辰夫 北之原孝将 岡田幸子 武本康弘 島美子 池田和美

    大西雅也 大西貴子 青嶋克己 高倉佳彦 中山勝一 野田康行
    佐々木一浩 藤井満 斉藤哲人 大森貴弘

    大川弘義 井口忠一 本多哲

    才谷梅太郎 鷲田敏弥 富永拓生


木上作監の京アニ制作協力作品。後藤隆幸さんキャラデザは後の作品でもやってますね。
音楽が梶浦さんなのにあんまり色を感じなかったなぁ。
作品は全体的に小さくまとまってる印象。
演出的には歩道橋の辺りが気になったかなぁ。
今の細田守さんとかの演出に慣れてると不思議に感じるのかなぁ、と思ったパートだった。
久しぶりに会った男女のプラトニックな関係を電話ボックスから歩道橋をうつして表現しようとしてると見えたけど、お互い無意識に肉欲の目で相手を見てることを示唆してるようにも見える。たぶん両方なんだと思うけど。色々な視点から主人公の独白と会話を見せる部分を差別化してるように見えたけど、今だと少し見にくいと感じるなぁ。
あと京アニのキャラデザは後藤隆幸&後藤圭二あたりの影響が結構強そうな気がしてきました。



石原さんっぽい光の使い方とでもいいのか。
何気に女の子っぽい仕草を引っ張り出すのが良い感じ。



作画的に見るところはあんまりないかなぁ、と自分が見た限りでは思ったのですが、
横顔で鼻を見せるようなカットが多かったのが個人的には気になった。
顔のラインには気を使っていたような気がします。
この作品は今で言う萌え系??というのにはおかしい気がしますが、
ファン層的にはそれに近いものだったのでしょうか。



最近だとかみちゅなんかで賑わったリアル横顔。
それに近いような感じ。こういうラインというか、そういうのをやりだしたのって誰なんでしょう。
リアル系と言われる作品なら遡れば結構昔になるのでしょうか。
井口忠一さんなど、新房監督の「魂狩」でよく見かけていた方などもいて、
リアル顔というものについて追求されていた作品だったのかなぁ、とちょっと思いました。
新房さんの作品だと萌えキャラもリアル風に捉えることを求められていたようですし、
井口さんのような方はそういうことを追っていた方なのかと思ったんですが、どうなんでしょう。

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新きまぐれオレンジロード ダンスシーン

中盤のダンスシーン。女性的なリアル調の動きが妖美。
多彩なアングルで女性のラインや表情を拾っていて凄い清々しい。
57秒あたりの逆光シーンの仰け反り方なんか特にいいです。なんというか、美しい。
あと1分20秒からのフィニッシュポーズも汗臭そうでいて爽やかな雰囲気を醸し出す
ポージングなど、見ててうひょーっとなるシーンでした。
特に手の動かし方がいいです。なかなかこういうのは見れないかなぁ、と。
一際光るシーンでここだけで見て良かったと思えました。

あとこの作品の「才谷梅太郎」は逢坂浩司さんと受け取っていいのでしょうか?
一部で「ここは木上さんがPNで使ったんじゃないか」と言われてる作品もあったのですが、
個人的にはどうなんだろう?とずっと疑問です。

これは余談なんですが、荒谷朋恵さんっていつぐらいから京アニにいましたっけ?
動画経験とか、その辺が自分の中で整理できてないんでちょっと疑問として挙げておきます。


色々視聴中3 を語る

2007-12-20 13:43:40 | ■アニメレビューとか
efのムック出てたのか。
かなり高額だけど買っとけばよかったなぁ。アマゾンじゃ在庫切れみたいだし、むぅー。
マウスパッドの記事を見たときもっと詳細を見ておくんだった。
でもなー、大沼さんが何考えてんのか聞きたいだけなのに高い金払うのもな、とも思ってしまう。

最近ゲームやりたいんだけど、金使いたくなくて食傷気味。
アドバンスとドリキャスも手元にスパロボとサクラ大戦しかないしなー。やるものがない。

そういえば今年はアニメサントラ1枚も買ってないなぁ。
05年だとARIAとガン×ソードの完成度が高かったと思うんですが、
今年は音楽面で主張するような作品が無かったように思います。
グレンも力入れてるようにはあんまり聞こえなかったし。
まなびとかテクノが目立つのは気になってたんですが手にする機会が無かったなぁ。
サントラに関してはビクターがずば抜けてよくて他がついてきてるようなイメージ。
今期やってるので買うとしたらバンブーぐらいだろうか。まあ、あくまで好みの話なんだけど。
来期はARIA 3期に期待。

CDは基本サントラ買うのがメインなので、たまにボーカルアルバム買って聞くと、
全部の曲に歌詞が入ってるのに違和感を覚えます。


●あずまんが大王 短編映画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1142615
作画監督:加藤裕美
原画:石野聡 伊嶋けい子 梅芝五郎 小栗寛子 加藤泰久
    実原登 橋本英樹 長谷川眞也 藤井昌宏 和田崇

演出は監督ということでいいんだろうか。
電撃大王誌上で期間限定販売の品で今では結構手に入りにくいらしいです。
短いですが一応映画ということでレイアウトもそれっぽい。
しかし、なんでこれが映画ということになってるのかサッパリわかりません。

それはともかく全体的に動きが洗練されてる感じ。
特に後半、大阪がおさげを追いかけていくところと、
ちよがグラウンドに下りる前後が特に面白かった。
しかし、なぜキャラデザまで変えたかったのかよくわからなかったなぁ。

個人的にあずまんが大王はどこを楽しめばいいのか未だに掴めないアニメなんですよねぇ。
錦織博監督の他の作品は結構好きなんですが、あずまんがは・・・どうなんだろ?
らき☆すたとか、追随してる作品は楽しんで見てた気がするんですが、
DVDなどでまとめてみるのはちょっと抵抗があったり。
良い意味で放送時間にTVの前に視聴者を向かえられるアニメだったのかもなぁ。
今だとハヤテのごとくとか、あの辺か。


CLANNADのDVDとかハルヒ2期とか を語る

2007-12-18 16:25:49 | ■京都アニメーション
CLANNADのDVD、期待してたコメンタリーがイマイチ。
聞きたい話何一つとして聞けなかったなぁ。これは誤算。
AIRだと武本さんとか演出の方は結構詳しく語ってたんですがねぇ。
もっと色々しゃべれる人が今後コメンタリーに出てくれることを切に願います。
ちなみに1話とか改めて見ても最初の印象を拭えなかったなぁ。
16:9になったことで、教室の藤林姉妹のシーンの違和感をまた実感。
1話の演出には触れると思ったんだけどなぁ。残念。
情景を楽しめる作りでも無いのに綺麗な画面がまた少し憎らしい。
見てて実写風な背景が1話冒頭から入っていたことがわかったり色々楽しみましたけどね。
TV版じゃ気づけなかった良いシーンも結構ありましたし、綺麗だし、まあこんなもんかという感じ。
智代が不良を吹っ飛ばすところ、コントラスト弄って智代アクションをハッタリとして表現、
見物人視点で現実的?な表現として、
あくまで智代のアクションをハッタリにしようとしてる感じがしたなぁ。

http://www.haruhi.tv/yuki_pic.html
ハルヒ2期決定らしい。武本さんなら期待していいかな。
ギャグ関連で見られガチですが、
過去のグロスやってたころだと魂狩とかシリアスなものが多かったですし、
消失もいけるかな、と。京アニの中ではやはり力のある方だと思うので楽しみです。


色々視聴中 その2 を語る

2007-12-18 00:55:44 | ■新房昭之
●みなみけ
キャラクターがだいぶ馴染んできた感じがして面白い。
新キャラも良かったし、このまま2クールやってもらいたいかも、と思ったりしました。
最初は2期の方しか期待してなかったんだけど・・・。
保坂回以降どんどん面白くなってきていて驚きです。

●レンタルマギカ
黒羽の設定が混乱してるような。もう少し黒羽関係を見せてほしいなぁ。
もっと日常の中で暮らしてる様子とか。
人ごみを歩かせてほしいんだけど、そういうのは無理なのかなぁ。
幽霊という設定を面白く使えそうな気がするんだけど。
個人的にB級くささが好きなので、今期では結構楽しんでみてます。

●月詠 TVとDVD比較
TV版と比べながら見てるんですが、最初に見た9話だけでも結構修正が凄い。
DVD版で演出:大沼心、作画監修(DVD作監?):大田和寛、原画:阿部厳一郎が追記。
特にAパートの敵の登場シーンの回りっぷりが阿部さん風味。
エフェクトも結構変わっていて、カット内容が丸ごと変わってるのも。
特に俯瞰構図のバトルが廊下の奥行きを使ったアクロバティックなアクションになっていて驚いた。
これを大沼さんが指示して阿部さんがやってたなら、大沼さんがコメント出すのも納得かも。
以前DVD借りてみたときはこの内容でも取り上げられないのかぁ、と思ってたんですが、
放送時と違っていたのなら納得。これから先をチェックするのが楽しみになってきたなぁ。


ef - a tale of memories. 11話 を語る

2007-12-16 03:39:22 | <ef - a tale of memories.>
男は女の従属者である。efの千尋パートを見てるとそう思う。
だから彼女は神様だ、と言ってみるテスト。


絵コンテ・演出・作画監督:宮崎修治
原画:前田達之 小澤和則 宮崎修治
第2原画:ハヤシ株式会社

ステンドグラスとか十字架を使うところがまず気になり、
レイアウトや構成のセンスが今までの回に比べてもずば抜けてるものがあるなぁ、
と思ったら少数原画で宮崎さんが徹底して見てたたんだなぁ、ということで納得。
特異な画にケレン味があって見てて面白い。
コンテ演出作監でレイアウト兼任で千尋サイドの盛り上がりをグイグイ見せてくる。
前の演出回もefの持つ味を活かしてる画や色彩による対比が上手くていいなぁと思ったけど、
今回はそれにさらに磨きが掛かってるようにも思った。
そうだよ、これだよ、これが見たかったんだよ~、とかわけのわからんこと思ってた。


ラストを匂わせる映画のエピソードとか、
妙に必死ににぐるみ取る男が彼女を放すまいとする言動をしてて、
あからさま過ぎて逆に萎えるんじゃないかなぁ、と思いながら最初見ていたり。
ラストに到るまでの構成としてなかなか良い感じのAパートでしたが。



今までの海岸はここのための溜めだったのかなぁ、とも思える。
2人の絆をより身近に感じる場所として海岸は選ばれていたのでしょうか。
今回はテンポや画が個人的には申し分なく拘れている感じがして良かったなぁ。
鍵の印象付けが2話から過剰だったのはキーアイテムとしての伏線かー。



屋上の見せ方が紘たちの時と違うのがいいな。
今まで待たされた甲斐があったというものだー、
と思いながら見てたらいきなり事後でおもいっきり吹いた(笑)
紘のときも思ったんだけど、この作品はキスシーンに関しての拘りがやや強い気がする。
体が繋がったことよりも接吻を大切にするのかー、とかその考えた方はどっからきたんだろうなぁ。
できればエロやりたいのが本音なのかもしれないけど。



夕景はみやこのイメージ、月は景のイメージ。
まあ、これは自分が思ってるだけですが、前回の描写や宮崎さんの回なんかは
それをよく強調していたように思います。それでやったのかなぁ、と思ったり。
十字架を背負う赤い月はみやこ的な色のイメージの墓地ということなのか。
ソーラーパネル(だよね?)に映りこんでる星空など夜景の美しさが引き立っていて良かった。
何気にソーラーパネル使ってる、というところをようやく理解できたのがちょっとうれしい。
いや、違うのかもしれませんが。

まあ、そういう連想ゲームはともかく、
海岸や屋上を出会いと別れの場として紘たちと対比してるところとか、
そういうところは少ないフィールドを上手く活用した演出で良かったかな。

海が太陽なら屋上では月という。雲の動きが千尋から出るエネルギーのよう。
2話の海辺のシーンと同じでないのが個人的にうれしかった。

誰かの中から消えたくなかった千尋の考え方が変わったかのように濃い色彩が味わい深い。
以前は消えそうな色合いだったのに、という。そういう対比と物語の纏め方が良かった。
蓮治と出会う以前は、他人から消えるのがいやだった、
だから自分を消したくない、相手の中から消えたくないと無理をして全てを無くす。
今回の千尋は自分の中の消失の恐怖を拭い去ろうとしている。相手を思うがゆえに。
蓮治のおかげで千尋は革命されたと言うべきか(この書き方はちょっと無理があるかな)
どうでもいいけど、1話の蓮治の話と絡めるとウテナっぽい感じがするから不思議。
蓮治と千尋はこの先どうなるのか。それはウテナには無かった物語・・・だったよねぇ。
置かれてる状況は全然違うんで比べるのは間違いなんだけど。

最後は原作OPとの対比。二つの手が重なる夕景と、遠のいていく夜景。
結構面白い構成だなぁ、と。
最終話はその対比のまとめの話にもなると思うのでその辺どうなるか気になる。
最終話が一番面白くなくてはならない、というのがある意味自分の持論なんですが、
efがそういうアニメになってくれるかどうかちょっと楽しみ。

何気に千尋の時間の消失を匂わせるEDなど、
面白いことをやろうとしてることがバシバシ伝わってきて、満足な回になったなぁ。


色々視聴中 を語る

2007-12-15 02:05:33 | ■新房昭之
最近知り合いの話とか聞いたり、
よく見てるブログとか見てるとデジカメについてのコメントとかが多い気がする。
みんな新海誠好きなんだなぁとか勝手に思っていたり。
そのうちに大きなブームになったら面白いんだけど。

●アニメ2.0
AICのやつ。
ニコニコにあがってる作品を見たけど、新海誠の影響って結構強いのかなぁ、と思った。
作画監督がこの間のバンブーの作監さんでした。PNなのかなぁ?わからない。

どうでもいい話だけど、AICって90年代に変なアニメいっぱい作ってたという印象が。
今もそうかもしれないけど。
何気に今期『ご愁傷さま二宮くん』とか、ある意味王道的なアニメ作ってるのは凄いと思う。
ああ、イメージにある萌えって正にコレだわ、というのが個人的な印象。
キャラクターアニメは痴態を楽しむもの、というのは結構面白い意見だと思うんだけど、
その考え方が先鋭化したものがヤンデレなんだろうなぁ、と思う。


●見てるもの
TV版ヤマモトヨーコをとりあえず3話まで見たんですが、結構面白かった。
まどかと洋子の関係を新房的な演出で上手く見せていたように思った。
洋子がまどかを意識してるようなところの異常性を色で強調しておいて、
その意図を最後に持ってきてる辺りが良かった。新房的と思われるところが今回ポイント。
コンテの福田さんはこの頃から新房さんとやってたんだなぁ。

●しゅごキャラとかケロロ
掃除ネタが被っててちょっと面白い。12月だからか。
タンエー作ったプラモ、見かけは汚いけど、
違うアングルから見れば感動が、という仕掛けがよかった。
黒歴史も振り返れば人々を感動させてきたんだよなぁ、とか思った。
掃除機で吸い込んじゃう辺りも見せない部分を意識してるのが面白かった。


CLANNAD 11話 を語る

2007-12-14 02:54:29 | <CLANNAD>
絵コンテ・演出:荒谷朋恵
作画監督:高橋真梨子
原画:牧田昌也 高田謡子 河浪栄作 佐藤達也 羽根邦広 石崎可奈子
    斉藤里枝 堤心平 荒谷朋恵

荒谷さんの演出回。
ことみ編になってギャグが多くなってきて個人的には楽しんで見れるようになってきた。
能登声、前は死にそうな声出してるなー程度にしか思ってなかったけど、
最近は結構楽しめるようになってきてるなぁ。



アバン。表情の見え方が個人的に面白かった。
大きい動きをつけてやること自体がケレン味なのかなぁと思う。
伸び上がる動きが癒し系なのかなぁ、と思ったり。
癒し系って言い方は変かもしれないけど、どこか面白い。



杏の髪クシャとか見ててキャラクターを楽しめる部分が大きくて楽しい。
今までのコジンマリした雰囲気を吹き飛ばすかのようなパートだったなぁ。
ことみのアゴからのラインとか色々やってますね。



ちょっと珍しいパートだなぁと思った。うーん、CLANNADから参加した方だろうか。
以前、京アニのアンケートでやってほしいジャンルとかそういう項目があったけど、
前のFuka(だったっけ?)と今回の魔法少女はそのアンケートなんかに基づいてるんだろうか。



虫はCGっぽい。前から虫は3D使ってるけど、もうそういう方向性なんだろうか。
今回はネタの中に含まれてるものなんかを考えたくなるような演出でも無かったので、
ネタ夢かと思ったら意味ありげな引き方をされて少しもどかしくなった。

冒頭、岡崎が演劇部部室入ったシーンでロングで杏がいることを伝えるところとか、
バス待ちのベンチでの杏の言葉の強調の仕方が少し気になった。
杏がいっきに近づいてくるスピード感が結構良い感じ。
しかし、妹の印象は弱くなる一方だ。


天使になるもんっ! 20話 を語る

2007-12-13 23:36:41 | ■京都アニメーション
絵コンテ:橋本カツヨ
演出:島美子
作画監督:池田和美
原画:上宇都辰夫 北之原孝将 笹井昌治 高橋博行 武本康弘
   池田晶子 上野真理子 森本真嗣 浦田芳憲 牧田昌也 吉岡忍 森沙智香 荒谷朋恵

実は新房監督の魂狩より前にウテナ組作品に参加してた京アニ。
20話はちょうどカツヨさんのコンテ回ですね。
ウテナやらデジモンやらの間の仕事だからなのかあんまり取り上げられないみたいですね。、
今回のような力の入った回に京アニが入ることは結構多いみたいです。面白い傾向だなぁ。
ガンダム00やってる水島監督の初監督作品でも重い回やってましたし、
今話題になってるような作品の監督や演出の仕事をしていたということは結構面白いことかなぁ、と。
この頃にいた方の半分の原画マンが今京アニを去ってるのをどう受け止めるべきなのかな。
演出の島美子さんはファンシーララで良い仕事してて、個人的に印象深い。
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1065
↑ファンシーララの感想。


まあ、京アニ話はともかく内容の話。
この回は時計を出すことで朝~夜までの1日を視聴者に伝えようとしてるところとか、
20数分内で彼等の体感してる1日を伝えるエピソードになってる。
また、天使に関してミカエルとラファエルのイザコザから始まって、
天使に関連したエピソードを消化、
ミカエルとラファエルの友情?の深まりが印象付けられてるのが面白かった。



ラファエルがミカエルに見えなくなったというのをうまく見せていたように思います。
PANしてノエルが移動してることの省略、見えないラファエルがノエルとキャッチボールしてる、
というのをトリッキーにわかりやすく伝えている。
また俯瞰やロングショットでその場にラファエルがいないことを強調することで、
消えているラファエルのちょっとした不気味さと、
見えているノエルとラファエルの会話に意識を向けさせてるようにしていたと思う。



ミカエル視点とノエル視点の繰り返しでラファエルがノエル側で見えることを強調。あとノエルが帰ったことで、ノエル視点でもラファエルが見えなくなるなど、ノエルがいないと視聴者にも見えないということを意識させている。ノエルの特別さと天使になろうとしているミカエルが視聴者と同じ存在になったことを意識させる演出だと思った。そうすることで、天使になろうとするミカエルが今のままでは特別な存在(天使)になれないことを間接的に訴えてかけてることにもなる・・・と思う。なぜなら視聴も天使になることはできないのだから。・・・こういうこと書いててアレだけど、自分が演出意図汲めてるのかちょっと不安になる。



またウテナのような・・・。
同ポ多用で節約してますがレイアウトとるのが面倒そうな。
料理してるところはリアルバウトハイスクールに受け継がれたんだなぁ、とか思った。



天使になること、という話を印象付ける1カットが残酷だったかなぁ。
これが内に秘められた黒さなのかなぁ、と見てて思う。
ポケットを叩けばビスケットが一つ~的なハンマーや、
たくさんの人形に関しては、明確な演出意図がよくわからなかった。


天使になるもんっ!は早すぎた傑作という方もいるんですが、自分にはまだ伝わってこないなぁ。
当時の萌えアニメと呼ばれるものをあまり知らないからでしょうか。


色々な話 を語る

2007-12-11 14:56:18 | ■アニメレビューとか
●バンブー谷口
バンブーの谷口さんを見てて、キムタカがキャラデザの時にスタッフを元ネタに使っていたのを思い出しました。ガガガだったかベターマンだったかのクラスメイトでアニメアールの方々、ベターマン&ガン×ソードでのまさひろ山根さんとか。谷口さんのネタもそれに続くような形だったのかもれしませんね。本筋で、しかも本名で取り上げられたキャラクターは初だと思いますが(笑)
あとニコニコに挙がってるのを見ると時間差で反応が違ってるのが笑えます。
朝方はガンソに反応、夕方はポケモンというのが。

●ネギま!?を見てて
エヴァが漂流してるのは月詠と同じネタだなぁ、と思った。DVD特典の26話の。
ヴァンパイア繋がりだろうか。

●ヴァルキリープロファイルの画集から
ちょっと引っ張り出して見てたんですが、見てて気がついたのが鋼さんの方がリアル志向の高い絵柄を目指していたのに対して、曜さんの方はやや簡略化された線をとってるなぁ、と。それに鋼さんはよりリアルに仕上げて際立たせることによってキャラクターの存在をアピールさせてますが、曜さんの方は影を付けることでキャラクターをアピールさせてるように感じます。またその影の付け方がまたリアルというより存在付けるためのアクセントとしてデフォルメして使っているのも引っかかります。リアル的志向の兄と漫画的志向の弟というのがよくわかるような気がしました。似てると言われる2人ですが、リアリティを持たせる考え方が違うなぁ、と。お兄さんの影響が凄く強かったんだろうなぁ、と感じます。アリューゼとメルティーナのデフォルメなどを見ると曜さんの志向が漫画的だとよりわかるかなぁ、と。ガノッサのパイプから出てる煙なんかも、アニメで使われるようなアイディアを使ったような印象がしますし。初期のラフを見ると、お二人が言ってることがよくわかってそういう所も面白いです。コメント読んでると、曜さんがちょっと自分を卑下したりししているところとか、鋼さんがリテイクを出されたところにツッコムところなどがちょっと面白い。グレンラガンのムックで曜さんがコメント出されてるところがよくわかるかなぁ、と。


スケッチブック ~full color's~ 11話 を語る

2007-12-11 03:05:10 | ■アニメレビューとか

絵コンテ:佐山聖子
演出:山本寛
作画監督:三間カケル
原画:賀丘史靖 木野小太郎 拙者五郎 星野夢見 田中将賀 山下浩 大嶋博之
    西川憲二 佐古カズヤ 野田智樹 三間カケル
第二原画:大田美佳 坂本俊太 豆塚隆 前田義宏
       アートランド

未だにヤマカンが京アニ外で仕事してる実感が無かったけど、
今回のでようやく落ち着いた気がしたなぁ。
やっぱTVシリーズだとOVAなどとは違った雰囲気があるからだろうか。
あと三間カケルさんはやっぱ京アニ関係の人かなぁ。



ちゃんと食べないともったいないお化けが出ちゃうもんね。
プレゼントは相手を考えて喜ぶものを。押し付けはあんまりよくないよ。