ウオーキング途中のことだった。
消防署の前を通リかかった時、折しも駐車場前で消防車が2台、ヘルメット被った隊員さんが2名それぞれ運転席にいた。エンジンはかかってはいなかったが、いまにも発車寸前の様子に「火事だな!」と直感!
「いったいどこかしら?」そばで発車までを見届けようと立ち止まってしまった。
ところが隊員さん2人が、そばで防火服を着込んでいる姿がいかにももどかしくて
見ているわたしは、いらいらハラハラ、早くしないと!!
ようやく着用したら、こんどはヘルメットを頭にかぶる様子。
走って行って、玄関前の大きなガラス戸の前で帽子のベルトをカチャカチャして
組み立てるのにあわてているので、なかなかきちんおさまらない。
早く出来上がった方のひとりが手伝いようやく完了した。すぐに消防車に乗り込むのか?
見ていたがそのまま立ち尽くしている。消防車も動く気配がまったくみられないし・・・
早く行かないと火事場は大変なのに・・・なんで?
そばでみているわたしは、とうとうたまりかねて一人の隊員さんに聞いてみた。
「あの、たいへん失礼ですが、もしかしてこれは訓練?ですか?」
「はい!そうです!」ヘルメットの下の目がにっこりと答えた。
「なぁ~んだ、新人さんの訓練中だったのか!どうりでもたもたと・・・」
しばらくしたら、2台の消防車のうしろから別の隊員さん二人が
消火ホースをくるくるとほどきながら2本をならべはじめた。
「あ~、訓練だったのか、どうりで緊張感がなかったんだな」
火事ではなくて、訓練中だったとわかってほっとしたけど
やきもきして見ていたわたしは、力がぬけて座り込んでしまった。
「それにしても、本当の火事でなくてよかったわ」
きれいに改装された消防署の前で、かれこれ30分ほどの休憩時間となり私は
安心してまた歩き始めた。
春の日差しが暖かい午後のことでした。
春はまた火災シーズンでもあるし、火の用心しなくてはね。
おなかが空きました。
里芋と人参の含め煮、 蓮根とこんにゃく、 しいたけと昆布
暇な時間に、作り置きをしておきます。
ゆっくり煮込んだので冷蔵庫入りなら2~3日は大丈夫でしょう。