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鉄道シリーズ その82。今回は東京メトロ丸の内線方南支線を取り上げる。中野坂上駅で本線と別れて方南町まで3.2kmを10分足らずで結ぶ丸の内線の支線だが、その歴史は古く、1961年に新宿~新中野が開通した折に中野坂上~中野富士見町は同時に開通、翌年に方南町まで延伸して今に至る。当初は新宿以西は地下鉄荻窪線と呼ばれていたため、この線も荻窪支線と呼ばれていたが、1972年に統合、方南支線と改められた。
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この線はその利便性もあるが、中野富士見町に作られた中野検車区に回送をすることが、主目的である。そのため、新宿方向から来る直通列車は全て中野富士見町止まりで方南町は中野坂上か中野富士見町で乗り換えるしかない。これは方南町はホームが短いため、中野坂上~方南町は3両編成で運転している為である。
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中野坂上のホームは良く出来ていて、方南支線の電車は2番線から出るが、その両側の扉が開き、荻窪方面も新宿方面もすぐに乗り換えることができる。中野坂上を出ると中野新橋、中野富士見町の途中駅2駅に止まり、方南町で終点となるが、方南町や中野新橋は開業当時の古い駅舎で降りると懐かしくなる。
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なお、2016年には方南町のホームを延長して6両が乗入れられるようにして新宿方面と直通運転ができるようにする計画が最近発表され、また、中野新橋駅も改良工事に着手している。
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東京都区内にもこんなのんびりした地下鉄があるとは、ゆったりした気分になれるが、すぐ終点か。