hokutoのきまぐれ散歩

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セリーグのデータ分析2014

2014-10-28 05:00:58 | 日記

いま日本シリーズ真っ盛り。しかし、今年のセントラルリーグのペナントレースは巨人の優勝で幕を閉じた。そこで、阪神・巨人・広島のデータを比較してみて、せっかくなので阪神の問題点を洗い出して見た。

まず、ペナントレース全体をみると、優勝した巨人の勝敗は82勝61敗で貯金(勝越数)は21。一方、2位の阪神は75勝68敗で貯金はわずか7。3位広島は74勝68敗で貯金は6となる。これだけ見ると、やはり、ダントツに巨人が強いことになるが、交流戦を除く勝ち負け、つまり、セントラルリーグ内での勝敗を見てみたい。すると巨人が66勝53敗で貯金が13。阪神は66勝53敗で同じく貯金は13、広島の貯金は12となる。

これはあくまで『たら』の話であまり意味がなく、交流戦がなくなれば阪神だって優勝できたんだ、という稚拙なことを言うつもりはない。逆にこの結果をもっと重視して、阪神と広島が覇権を取るための条件は最低でも『交流戦は勝ち越す!』ことになり、さらに補強の際にこの辺りをもっと徹底すべきだろう。もちろん、阪神も対策としてパリーグ捕手の元楽天の藤井、元オリックスの日高などの補強はしたのだが、実はあまり効果は出ていない。

次に対戦成績を調べると、セリーグ内では巨人は対DeNAに2つ負け越し、阪神は巨人に2つ負け越し、しかしておらず、苦手球団はない。一方で広島は阪神と巨人に計7つも負け越している。しかし、交流戦は巨人がパリーグチームに負け越しているのはオリックスだけ。しかし、阪神は勝ち越しチームが皆無なのである。

また、投手成績の比較では巨人が防御率3.58、セーブ数41、失点552でトップ。一方、阪神は防御率は5位の3.88、セーブは呉がいたので39で2位だが、失点も614で5位とかなり水を開けられた。守備も同じで巨人が失策71でトップ、阪神は失策85で3位に甘んじている。(2位は中日)

最後に打撃成績では1位ヤクルトで打率.279に対し、阪神は3位.264、巨人は5位で.257となっている。では巨人が何が強いのか。まずは盗塁、巨人102(1位)に対し、阪神55(最下位)。次にホームラン、巨人144(2位)に対し阪神94(5位)。ホームランはホーム球場の大きさもあり、やむを得ない部分もあるが、やはり盗塁の決断力とデータに裏打ちされた情報量が差がある。今後の強化分野は『積極走塁』である。

データだけから分かる部分は少ないのかもしれないし、来年、選手が変わることによりあてにならない部分があるかもしれないが、次のシーズンは『交流戦対策の徹底』『投手力アップ、特に先発投手』『積極走塁』この3点は最低見逃さず阪神タイガースには頑張ってもらいたい。

今年は最大の弱点である短期決戦のCSでは一度も負けず『短期決戦に弱い阪神』の名をようやく払拭したのだから。