hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東京駅の記念碑~祝 新幹線50周年

2014-10-01 06:27:12 | 日記

鉄道シリーズ その80。いよいよ、本日2014年10月1日で新幹線開業50周年を迎える。その記念という訳でもないが、東京駅にある記念碑巡りをしてみた。

まずは『新幹線記念碑』、その碑文には『東海道新幹線 この鉄道は日本国民の叡智と努力によって完成された』とある。これは新幹線開業3周年記念に作られたもので、新幹線18、19番ホームの登り口にあるが、中々見つからず苦労した。旅行の折に気付く人はまずいないだろう。

次は『原首相遭難現場』の碑、東京駅丸の内南口改札外にある。1921年11月4日に当時の首相原敬が京都に向かおうとして鉄道省職員に刺殺されたもの。原首相は初めての貴族以外から選出された首相で『平民宰相』として知られた。しかし、この事件で右胸を短刀で刺され、ほぼ即死状態で亡くなったという。


もう一つの事件が起きた事を示すのは『濱口首相遭難現場』の碑。これは中央通路の10番線ホームから降りてきたあたりの柱に埋め込まれている。1930年11月14日岡山に向かおうとした濱口雄幸首相を右翼が拳銃で至近距離から狙撃した事件。濱口首相もライオンというあだ名で呼ばれるほどリーダーシップを発揮していた。この事件で一命は取り留めたものの、首相の座を去ることになった。城山三郎の『男子の本懐』にも描かれている。(なお、一旦は持ち直したものの、翌年8月にこの傷が元に亡くなった。)

この二人の首相の遭難事件もまだ飛行機がそれほど発達していなかった当時は東京駅頭が狙われたのではないかと推測される。

さらに今回は回らなかったが、他にも『新幹線0キロポスト』『東京駅の石碑』など今年12月19日に100周年を迎える東京駅には数多くの歴史の足跡がある。鉄道ファンの小生でもなかなか気がつかないが、気軽に行けるので一度注意を留めるのもいいのでは?


なお、これらの碑を回る際には入場券を買うことをお勧めしたい。(新幹線の碑はそうでないと見ることができない。)