hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

2014-10-26 05:00:55 | 日記

日本では菊の花は特別なものである。これはいうまでもなく、皇室の家紋、16枚の花弁を持つ菊を表しているからである。


そのため、戦前の切手には必ずこの紋章があっただけではなく、補助通貨の50円玉には菊花がついていたり(全ての50円玉についている)、勲章では大勲位菊花大綬章が最高位のものがあったり、とにかく菊花は日本では特別な花である。


しかし、もともとは菊を田んぼの近くに植えるとちょうど刈り取りの時期に美しく咲くから日本ではポピュラーな植物であったらしい。また、日本では珍しく花や葉を食する園芸植物で花は山形県の『もってのほか』が有名、葉も少し菊と種類は違うが、春菊としてポピュラーな野菜である。

残念ながら、最近は町歩きをしていてもなかなか菊に出会うことは少なくなった。菊には似ているマーガレットやコスモスの花はよく見るが、単純な中花の黄色の菊を植えている家は少ない。

実際に高井戸の近くのボサ菊や蕾の菊の鉢植え、近くの都営住宅の花壇、そして我が家のボサ菊くらいしか見ることができずがっかり。

菊は在来種もあり、植物としても強い。また、花の時期も長い菊の花をじっと眺めて愛でるのも10月にはもってこいの暇つぶしである。