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切手シリーズ その35。第二次動植物国宝シリーズが発行されたのは1952年3月に発行された35円金魚の図案の切手。前回も述べたが、このシリーズから全て円単位になった。
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第一次シリーズから図案は変えずに銭単位→円単位となったのが、1円前島密、10円観音菩薩像(法隆寺壁画)、14円姫路城、24円平等院鳳凰堂、50円弥勒菩薩像の6種類。図案は変わらなかったが、額面が変わったの1種類(0.8円→4円 石山寺多宝塔)であった。また、24円の平等院鳳凰堂は同じ図案で金額30円(色違い)追加になった。
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新たに加わったのが、2円秋田犬、3円ホトトギス、5円オシドリ、8円カモシカ、20円中尊寺金色堂、35円金魚、45円日光東照宮陽明門、55円マリモ、75円オオムラサキ、100円鵜飼、500円八つ橋蒔絵と11種類にも及んだ。特に2円の秋田犬などは53年8月に発行され、図案変更される89年4月まで35年も使われたロングセラーもある。
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また、50円の弥勒菩薩像は51年5月に銭単位・茶色で初お目見え、52年6月に円単位(色は変更なし)、66年12月に赤茶に色変更、67年7月に赤に色変更、76年1月に緑に色変更し、94年1月に今のメジロの図案に変わるまで5回も変更されて42年間も発行されたものもある。
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この辺りの切手になるとかなり親しみ深い切手が増えてくるが、特に珍しい種類の一枚の適正貼りなどは封筒のままオークションに出すととてつもない金額になるものもあるのでよく調べてみたい。特に第3種、第4種、海外郵便などは貴重である。
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