hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

地上を走る地下鉄

2014-10-23 05:00:36 | 日記

鉄道シリーズ その83。地上を走る地下鉄について取り上げる。
子供の頃から地下鉄に乗る機会が多くあったが、特に地下鉄丸ノ内線はよく地上に出る珍しい路線。

新宿から池袋方面に向かうと最初に四谷駅直前から地上を走り、上智大学の運動場の横を通る。四谷駅を出ると直ぐに地下に戻るが、つぎは御茶ノ水駅直前、神田川を渡る鉄橋で外に出る。

さらに後楽園駅直前に白山通りを渡る跨線橋で外に出て、後楽園駅から茗荷谷駅までは地上を走り、ようやく茗荷谷駅を出ると地下に戻ると3回も地上を走る地下鉄は珍しい路線。

私鉄乗り入れ駅は代々木上原、品川、中野、西船橋などは地上にあることが多いためこれを除くと(関東の地下鉄に限る)他には東西線の南砂町以東、千代田線の北千住~綾瀬~北綾瀬、日比谷線の南千住~北千住、都営新宿線の東大島~船堀、都営三田線の志村三丁目~西高島平の5区間になる。

地下鉄が地上を走る理由は色々あるが、1番大きい理由は地上を走らせた方がコストが安いケースである。例えば、都営三田線の志村三丁目~西高島平などは施工時点ではまだ都市化が遅れており、高架で建設する方が低コストであったからと思われる。


また、車両基地を近くに作るため、地上を走っているケース(千代田線北綾瀬、丸ノ内線茗荷谷など)、地形的な理由で地下駅ができないケース(御茶ノ水駅周辺、四谷駅周辺......特に丸ノ内線は完成が古く、現在主流のシールド工法など大深度地下建設ができなかった頃に開削工法で比較的浅い地下に作られたため、道路がない場合や谷がある場合はできなかった)などがある。

それにしても小生は子供時代から地下鉄が地上を走ると急に明るくなり、真っ暗な窓から急に外が見えるのが大好きで、いまだに四谷駅を通ると楽しくなってしまう。