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秋になると日の出が急に遅くなり、夕方の日の入りは早くなり、なんか損をしているような気がする。いつも5時半には起きている小生だが、だんだん真っ暗な中で起きることになり、あまりスッキリした起床にならない。因みに今日(10月21日)の日の出は5時52分、日の入はちょうど16時59分である。
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今年の冬至は12月22日で日の出は6時47分、日の入は16時32分となり、昼の時間は9時間45分しかない。もちろん日中の時間は冬至が最も短いが、実は日の出時刻は冬至を過ぎてもさらに遅くなる。
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そして最も遅い1月2~13日は6時51分である。一方、日の入も1番早いのは11月29日~12月13日の16時28分であり、これを境に日の入は遅くなる。つまり、日の出が最も遅いのも日の入最もが早いのも、いずれも冬至の日ではない。小生は56年も生きてきて、こんなことにようやく気がついた。
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また、一般にはあまり聞き覚えはないかもしれないが今年の冬至は『朔旦冬至』と言って19年に一度のオメデタイものらしい。昔中国では冬至が一年の始まりであり、その名残で暦の基準となっている。陰暦の11月1日がちょうど新月となる年の冬至の日、すなわち『太陽の復活する日』と『月の復活する日』が重なる日が『朔旦冬至』となる。かつてはこの日を盛大に祝う風習もあったと聞く。朝廷では宴を開いて、公卿たちには賀表が配られ、田租を免じたりした。
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そんなことを考えると日の短い冬至も少しは楽しくなるのではないか。