hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

特異日

2014-11-07 05:00:07 | 日記

特異日は文化の日だけではないこと調べてみて初めて知った。一般に特異日とは前後の日に比べて歴然と異なる確率で特定の気象状態が現れる日で、英語ではsingularityと言われる。

農業国である日本では古くから気象の言い伝えがある。例えば『二百十日』というが、実は立春(3月4日あたり)から210日目は9月1日頃だが、この時期は8月下旬と9月中旬の台風襲来の狭間で逆に台風襲来は極めて少なく、これは現代では特異日とはとても言えない。

では、11月3日以外の特異日とはいつなのか?東京の晴れの特異日は1月16日、3月14日、6月1日。逆に雨の特異日は3月30日、6月30日、7月17日、9月12日。台風襲来の特異日は9月17日と26日である。

このデータを今年の実際の天気に合わせせてみると1月16日は寒いが晴れ、3月14日は今年は曇り、6月1日は晴れ、しかも最高気温は33℃。雨の方は3月30日は一日中雨、6月30日は曇り、7月17日は曇り後晴れ、9月12日は晴れとなった。つまり晴れは11月3日まで含めて3勝1敗、雨は1勝3敗だから合わせると50パーセント程度だが。実はその前年を見ても晴れはかなりの確率で当たるが、あまり雨は当たらない感じである。

因みに台風襲来の9月17日は1948年(カスリーン台風)、1961年(第二室戸台風)、26日は1954年(洞爺丸台風)、1958年(狩野川台風)、1959年(伊勢湾台風)、1991年(19号)と確かに有名な大きな災害を起こした台風が襲来した時期である。これは言い伝えや迷信でなく、統計上のことだから興味深い。

特異日=文化の日でなく、それ以外にもこれだけあることを知ったが、かつての体育の日10月10日は特異日ではないので念のため。