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切手シリーズ その38。11月12日に普通切手12種類が新たなデザインで発行されることが発表された。
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今回デザインが変わる中で最も長く同じ図案だったのは3円ホトトギスで発行は1971年7月だから42年ぶり。今の図案も元々は1954年5月のものと刷色が少し明るくなった位であまり変わっておらず、実質60年間ホトトギスの図案が使われたことになる。
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そこで改めて今回の新デザインを見ると今までも切手のデザインになった動植物が多いことに気がつく。
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まず、3円シマリスは普通切手ではないが、長年郵便貯金のマークとして使われており、1968年12月発行の貯蓄増強宣伝の記念切手に姿を残す。
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10円トキも1960年5月発行の第12回国際鳥類保護会議記念切手に使われているなど、何回も登場している。
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20円ニホンジカは1972年2月発行の普通切手の図案として1982年7月にフクジュソウに変わるまで使われた。
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更に50円ニホンカモシカは第二次動植物国宝切手8円の図案として1952年8月から使われたことがある。
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120円藤は1967年5月に20円の普通切手残す図案として使用された。
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こうして見ると12種類の新デザインのうち1円前島密も含めてお馴染みの図案が多く使われていることがよくわかる。やはり日本らしい図案を探すと同じようになるのだろうか。
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まあ、オシドリなど1955年に5円切手初登場以降、1992年に41円で再登場、2007年には50円で再登場とハガキ料金で3回も登場する。さらに50円中宮寺弥勒菩薩のように1951年、1952年、1966年、1967年、1976年と何回も色を変えるなど登場する図案などもあるのだから不思議はないのだが。
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なお、中宮寺弥勒菩薩は1951年の初登場の頃は『如意輪観音』と考えられており、小型シートにはその記述が残されているのが興味深い。
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