hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

住吉駅(都営新宿線)

2014-11-01 05:00:32 | 日記

『metroに乗って』その7。今回は住吉駅、半蔵門線と都営新宿線の2本が通る。駅が出来たのは1978年12月都営新宿線の駅として開業、2003年3月に半蔵門線が延伸した際に駅が作られ、乗り換え駅となった。駅は四つ目通りと新大橋通りの交差点に位置する。

この住吉の名前は駅のある江東区住吉に由来するもの。『住吉』と聞くと大阪にある住吉大社を連想するが、実はこの地名は住吉大社とは何の関係もない。この地名は1934年6月に猿江裏町・猿江東町・本村町が合併して新たな町になった際に『吉』は縁起が良い言葉だからと住吉町と名付けられたもの。


また、住吉駅は東京一深いところにある駅として有名である。よく都営大江戸線六本木駅が地表から42.3mのところにある地下で最も深いところにある駅と言われるが、この深さは地表から測ったものである。実は、六本木は海抜が31mあるから、深さは海抜△11メートルくらいである。しかし、住吉駅は都営新宿線と交差するために深く掘る必要があり、地表からは32.6m、周辺の海抜は0.3mのため、海抜△32.3mとなり、日本一のモグラ駅ということになる。(metro walker2014年秋号を参考にしました。)

実際に住吉駅押上方面ホームからはエスカレーターを3台乗り継ぎ、さらに階段を60段登って地表に出る。

駅を降りるとすぐそばに猿江恩賜公園が広がるが、恩賜と付くのは元は皇室専用の貯木場(御木蔵)があり、1932年には新大橋通りの南側が公園になった。その後も北側は林野庁の貯木場であったが、1983年に貯木場新木場移転に伴い公園となった。



隣には横十間川が流れ、橋を渡るとリクシルやヒューレットパッカードの本社が並ぶ。公園南側には野球場や公会堂(ティアラこうとう)、北側には広場やテニスコートがあるゆったりとしたフラットな公園である。眺めはなかなかで、じゃぶじゃぶ池の向こうにはポフラ並木があり、その向こうには東京スカイツリーを望むことができる。


また、駅の近くには住吉銀座商店街が広がり、タワーマンションもそびえる人口も増加する活気のある下町である。


とにかく、橋の近く以外は全く坂のないフラットな町だった。