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玄関横に3つのテラコッタを置き、季節の花を植えているが、夏の日日草も咲かなくなり、今が植え替えの時期。農協に行って花を購入することにしたが、毎年悩むのが、どの色を買うかと、パンジーにするか、ビオラにするかである。
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そこではたと気づいたが、パンジーとビオラは何が違うのか。今まではぼんやりと『花が大きいのがパンジーで小さいのはビオラ』と思っていたが、気になったので調べてみた。
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結論から言うとパンジーとビオラは学術的には同じ種類でスミレ属スミレ科の植物。園芸的には『ビオラは花の直径が5cmより小さいもの、パンジーは5cm以上のもの』を言うらしい。元はパンジーしかなかったが、20世紀になり、パンジーの中で小さな品種をビオラと呼んで区別し始めた。
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品種改良が進み、今ではパンジーの中には花の直径が10cmを超えるものもあり、また、ビオラには1cmを下回るものもある。さらに『パノラ』と言ってパンジーとビオラの中間のサイズを指す品種すらあるようである。
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ではその名前の由来だが、パンジーは物思いに耽る人の顔に見えることからフランス語のpansee(思索の意)から取られたようである。因みにビオラの由来はギリシャ語のionでゼウスが少女イオのためにスミレを咲かせたという伝説から取られたもの。
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さらに最近『よく咲くスミレ』というのもあるが、これはサカタのタネがパンジーの華やかさとビオラの強さを持つスミレとして開発した種類である。
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簡単に言ってしまうとあまり区別はないというのが真実のようだが、これから庭先で長く楽しましてくれる大切な花々である。