hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『1丁目1番地1号』浅草編(4)

2019-08-15 05:00:12 | 日記

『1丁目1番地1号』その21。墨堤通りを歩くと目の前には北十間川が再び地上に表し、隅田川と合流する水門のところに出る。ここにある橋が枕橋、旧源森橋である。


かつては北十間川は堀のようになっていて、また、源森川と呼ばれ、池波正太郎の鬼平犯科帳にはこの辺りにあるとされた蕎麦屋が登場した。枕橋の名前は小梅橋との対比で夫婦が枕を並べたようだとすることからついた名前である。


その先の東武鉄道鉄橋を越えると地番が向島に変わる。詳細な案内板は出ていないが、この古いパン屋あたりが『墨田区向島1ー1ー1』にあたるものと思われる。


堤を登り、隅田川テラスにも行き、鉄橋を通る電車を撮ろうとするが、残念ながら逆光であった。墨堤通りを渡ると旧水戸藩下屋敷(水戸徳川家小梅邸)と呼ばれた邸宅および庭園があったが、現在は整備中で中には入ることはできない。


東武線の高架に沿って歩き、次の橋が源森橋。枕橋の名前が源森橋のころは本橋と言われていたが、明治初期に枕橋となったため、この一本川上の橋が源森橋となる。元は昭和3年に作られたアーチ橋があったのだが、老朽化のため平成19年に鋼橋に架け替えられた。

次の橋が小梅橋だが、現在は架け替え中。名前はかつてこの辺りの地名、小梅村から来ている。何となく可愛らしい地名で今も『小梅稲荷』『小梅小学校』として残っている。


浅草通りを歩くと昔には大横川が流れていた上に業平橋、ただ、現在は下には川は流れておらず、親水公園となっている。
その先を左にまがると東武橋、下には北十間川が流れ、すぐ前には東京スカイツリー駅がある。前回来た時には桜が咲いていたが、今はその葉も青々としている。


おまけにこんなものを見つけてしまいました。50年以上前なんでしょうね。たぶん国旗の掲揚台だとおもわれます。