hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

函館の坂道

2019-08-30 05:00:00 | 旅行

『東京の坂、日本の坂』番外編。函館に旅行に来ると函館山に向かって坂道が並んでいる。十字街に近い方から『二十間坂』がある。道幅が20間、つまり36mあるからついたもので坂道の上には五島軒があるため、前日に登ることができた。

今日はその隣の『大三坂』、これは石畳の坂道である。この辺りの坂道は3つに分かれていて勾配が若干違う。周りには函館らしい洋館が立ち並び、有形文化財になっているものもある。


坂の頂上近くには元町教会、さらにその上には聖ハリストス教会。


聖ハリストス教会はロシア正教の教会の横、大三坂の延長上にあるのが『チャチャ登り』、チャチャはアイヌ語でお爺さんという意味であり、あまりの急坂のため、腰を曲げて登るところからついたらしい。

聖ハリストス教会、遺愛幼稚園の前を通ると有名な『八幡坂』。函館のガイドブックの表紙に乗るビュースポットである。かつては坂の上に八幡神社があったと言われている。


左手先に船魂神社があるのが『日和坂』、旧函館桟橋まで伸びる坂道である。かつては広い港を一望でき、空模様が判断できたためついた名前である。


旧函館公会堂は改築中であるが、元町公園などの下に伸びるのが『基坂』、これはマイル元標が明治時代に作られたことからついた名前であり、街の主要な建物が並んでいた。その一つが旧英国領事館でこの辺りからの眺めは素晴らしい。


この先にも『東坂』『弥生坂』『常盤坂』『姿見坂』などが並んでいるが、今回はここで断念、基坂を下り、港まで歩いた。