hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

恵比寿付近の坂道(3)

2019-08-21 05:00:30 | 坂道

『東京の坂、日本の坂』その115。今回は2014年12月に引き続き恵比寿付近の坂道、さらに渋谷川に架かる橋を巡ってみた。


恵比寿駅を降りて明治通りと平行して流れる渋谷川沿いに歩くと恵比寿橋に出る。これを右の方に曲がっていくと緩やかな坂道となるが、この坂が『ビール坂』である。やはり、恵比寿といえばまずビールだが、その通りでかつてはこの坂の上にビール工場があったため、名前が残されている。

坂の上まで登ると加計塚小学校がある。区立小学校ではあるが、校名表示はローマ字、さすがに恵比寿だけのことはある。


左に曲がり、2つ目の道をさらに左、次の角を右と曲がると左側に下るやや勾配のきつい曲がった坂道があるが、これが『伊達坂』。江戸時代には仙台藩伊達氏下屋敷があったため、この辺りの町名が伊達町であったことからついた名前。今も町内会は伊達町内会のようであった。恵比寿というと都会と思うが昔ながらの古い家屋もあり、葡萄棚もある。葡萄の房も膨らみかけ、黄緑色が美しい。


坂を下り、バス通りに出て右に向かう。すると目の前には高速道路が出てきて、恵比寿3丁目交差点を鋭角に左に曲がると坂道が出てくる。この坂道が『和田坂』、坂の上には幼稚園があり、この辺りで豊塚貝塚が発見されたという案内板がある。


名前の由来は著名人の名前をつけたといわれている。著名人の名前を付けた坂道は『清浦さんの坂』『ジェームズ坂』『夏目坂』など東京にはほかにいくつもあるが、ただ和田さんが誰かはわかっていない。(以下、次回)