hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

鰊御殿と岩内の寺を巡る〜R1夏旅行⑥

2019-08-24 05:00:58 | 旅行

R1夏旅行、その6。3日目は地味な行程、積丹町を8時にスタート。第101回全国高校野球大会も始まり、ラジオを聴きながら進む。西積丹も学生時代にはバス路線がなく、初めて通るが、やはりトンネルだらけ。その合間に海を見ながら進む。


最初に車を停めたのがオスコイ西積丹という道の駅。さらに走ると泊村に入る。この村は昔はニシン、今は原発で有名である。


立派な鰊御殿があるというので訪問した。鰊御殿とまりは旧河村家の御殿を旧武井家の客殿(今で言うゲストハウス)隣に移築したものだ。まずは鰊御殿から見せて貰うが規模はもちろんその造作、例えば家の梁や屋根瓦、廊下の隠し細工(廊下の一部を掘り、同じ型の別の木材を埋め込む)など贅を尽くしたものである。


また、泊の鰊御殿が尤も立派で有名な小樽の鰊御殿も旧武井家の建物を移したことを知り、驚く。目の前には泊漁港、ここに鰊を上げて加工するだけで莫大な資産が作れたとは想像もできない静けさである。


次に泊原発のPR施設である『とまりん館』を見に行く。入口には風力発電用の羽があり、大きさに驚く。現在は泊原発自体は休止中だが、内部にはその仕組みを始め、安全性確保の施策などを丁寧に説明してくれる。反対ばかり言わないで是非こういう施設で改めて勉強する必要性を感じた。

岩内市内に入る。道の駅が中心部にあり、かつては岩内線岩内駅跡でたぶん街の中心部と思われ、店も複数あり、軽食を取る。


次に向かったのが帰厚院、ここには東京以北で最も大きな大仏があると知り、訪問。1856年にできた岩内最古とも言われる立派なお寺で大正10年に作られたもうすぐ100年となる金箔で覆われた6.8mの大仏が迎えてくれる。

ご住職にお話を伺うと普段は朱印は出さないのだが、令和となり50万枚限定で御朱印を作ったと言われ、分けて頂く。住職のお話は面白く、ついつい長居してしまった。ちなみに宗派は浄土宗で芝増上寺の末寺にあたる。


岩内を後に蘭越の道の駅に隣り合った貝の博物館でクリオネを見る。お隣の寿都では町役場にある旧寿都鉄道の寿都駅の駅名標を見に行く。昔のことだから右から書くのはわかるが、なぜか『すっつ』ではなく、『すつ』とあった。


この先は島牧村、旧大成町などを通過して『国民宿舎あわび山荘』に到着したのはいいが、このあたりにしては驚くほど気温が高く、ブヨが大発生。黒い車には集まりやすいため、這々の体で建物に入る。この国民宿舎は施設が古いことは知っていたが、クーラーが全くない。いまどきかなり珍しいが、これも旅、なんとか扇風機にお世話になって凌いだ。(3日目は207km)