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3泊目の国民宿舎あわび山荘は1977年10月開業で今年10月には42年になるが、ここで宿泊部門は閉館してしまうためか、とにかく施設が古く、更新されていない。部屋だけでなく、どこにもクーラーすらなく、トイレも共同と今の時節には全く合っていないが、温泉と夕食は素晴らしい。
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まずは温泉だがナトリウムー塩化物炭酸水素泉で赤褐色の湯は温度も高く、身体の芯から温まることができる。改修がなった露天風呂でさえも熱くて中々長くは入れない。今から17年前までは混浴だった痕も残るレトロな湯船が面白い。また、近所からも入浴の人が数多く、地元の言葉を聞くことができる。
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着いた時はブヨが多いと言われたが、翌朝入った露天風呂も最高である。温泉を出たところにある休憩所も時が止まっていて、昔ながらのインベーダーゲームやクレーンゲームなどが並びあんま機も完備、昔の盛況が偲ばれる。
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夕食は部屋食であり、ホテルの名前に恥じないアワビを中心に海鮮が並ぶ。まずはボタン海老とアワビの地獄焼き、いずれも香ばしい。アワビ・サーモンなどの刺身、冷しゃぶ、天ぷら、茶碗蒸し、さらにアワビの釜飯も付いている。
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アワビの出汁がよく出た釜飯は秀逸。ただ、7時を回ると生ビールの注文は出来なくなるなど町の公社が運営している弊害はあるが、仲居のおばちゃんもフロントのおじさんも人がいい人ばかりでほっこりできる宿であった。
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