hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

京成スカイライナー乗車記

2017-11-16 05:00:34 | 日記

『鉄道シリーズ』その187。せっかく成田に来たのならばとスカイライナーに乗ることにした。
成田空港から東京に向かう旅行客を取り合っているのは京成電鉄のスカイライナーとJRの成田エクスプレス、その比較をしてみた。

まず成田エクスプレスであるが、成田空港駅から空港第二ビル駅を経由して東京駅まで行くのが基本だが、最速で東京駅まで53分、運転間隔は30分とかなり便利。さらに特徴としては東京駅から大宮方面、大船方面、新宿・渋谷・池袋方面、高尾方面とJR路線を利用して乗客の利便を図っている。料金は東京までで乗車券1320円、特急券1700円の3020円である。

一方、スカイライナーは成田空港〜日暮里が36分、成田空港〜上野が41分と成田アクセス線の開業以来速さでは勝っている。運転間隔も20〜40分毎と差はない。また、料金も乗車券1240円、ライナー券1230円の2470円と少し安い。

それではと京成成田駅から空港第二ビル駅に戻り乗車しようと見ると何と改札口は隣同士。しかし、客の列は断然JRの方が多く、東京に着いてからのアクセスの良さというか、便利そうに見える点でJR有利なのかもしれない。

ライナー券を購入して5分後に出るスカイライナーを待つ。となりの成田空港駅(第1ターミナル)から電車が入線、殆どが外国人の列に並ぶ。結構、列は長く、また乗車にも荷物が大きいからかかなり時間を要する。

2号車に乗ったが、2人席の一方か、両方に乗っている状況。私も指定された席に乗るが、隣はやってこないため、ゆったりと乗る。すぐに発車するが、成田スカイアクセス線(正式には京成成田空港線)は2010年に印旛日本医大〜空港第2ビルを開通させたものだが、京成本線とは全く違い、新幹線のような造りで殆ど誰もいないようなところを走る。実は京成高砂〜小室は北総鉄道、小室〜印旛日本医大は千葉ニュータウン鉄道、印旛日本医大〜成田空港第2ターミナルは成田空港アクセス・成田空港高速鉄道(第3種鉄道事業者)と鉄道施設は京成が借りているのだが、スピードも160km/hで途中駅の表示も見えない。また、殆どがまっすぐでスピードも安定、とにかく他の私鉄特急、例えばロマンスカーや東武特急などとはわけが違う。ただ、周りの風景は印旛沼周辺の湿地や里山を抜けて行くため、全く楽しくはないが。

気がつくともう東松戸を通過、地下駅の矢切、さらに新柴又まで一気にやってくる。流石に高砂あたりからはスピードも落ちるが、日暮里には30分台で到着、かなりの人が下車する。京成本線を経由していた頃に比べて15分も短縮されたのだから早く感じるのも当たり前だが。

日暮里を出ると地下線に潜り、かつての博物館動物園駅跡を横目に見ながら京成上野駅に到着。するとホームは折り返し乗車を待つ人で一杯であった。

かつて成田空港に行ったことを考えるとその便利さが際立っている。ただ、残念ながらこの利便性をもっと知らしめればと感じた。