hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

代々木付近の坂道(1)名画の舞台を探して

2018-05-21 05:00:14 | 坂道

『江戸の坂、東京の坂』その100。このシリーズも早いものでもう100回目、今回は代々木付近の坂道を巡る。今回なぜ代々木かというと先日の『つながる美術 名作の誕生』という展覧会の最後に並んでいた岸田劉生『切通の写生』に描かれていた坂道を見にいきたい衝動に駆られたからである。

参宮橋駅を降りて、坂を上り、西参道につながる道を左に少し歩き、次の信号を左に曲がると『切通しの坂』がある。

坂の上には立正寺があり、そこには御影石に彫られた標識に『岸田劉生は1914年から1916年にかけて代々木に住んでいたのでこの辺りを描写した作品があります。そのうちの1点が名作切通しの写生で1915年に発表されました』とある。


坂を下ると確かに切通しとなっているが、もちろん舗装はされていて両側には高級マンションが並んでいる。

坂の下から色々な構図で写真を撮るが、この絵に描かれた風景は確かにこの辺りであろうことを彷彿させる。因みにこの坂を下ると今度は上り坂となっている。

坂を今度は上って行くと山手通りにぶつかるが、通りを渡り、1本先を左に曲がると一方通行のバス通りに出る。


これをしばらく歩いて行くとダラダラとした下り坂になるがこれが『初台坂』。下る方はあまり気にならないが、ベビーカーを押すお母さんには結構負担となるようだ。

しばらく行くと山手通りに合流、再び渡り、そのまま右に行く。すると鬱蒼とした森が見えてくるがこれが代々木八幡神社である。駅の名前では知っていたが、神社を訪れるのは初めてで階段を上がり境内に入って行くがかなり広い。

この神社の由来は鎌倉二代将軍源頼家の近習・近藤三郎是政の家来であった荒井外記智明により1212年に創建された。

表には山手通りが走るとは思えない静けさの中、拝殿がある。その参道の途中には代々木練兵場が1909年に作られることになり、この地から立退くことを余儀なくされた人々の石碑も残されている。ちょうど、婚礼の後の写真撮影をしていたところに出くわした。

また、境内には縄文時代の遺跡があり、竪穴式住居が復元されたものがある。(以下、次回)

アジサイ

2018-05-20 05:00:54 | 日記

今年は早く暖かくなったからか、桜もハナミズキも藤も早く終わってしまった。これから7月にかけて比較的長いシーズンを楽しめるのが紫陽花(アジサイ)である。


毎朝通る水天宮前駅の出口の前のアジサイも先週(5月10日)くらいから徐々に水色の色がつき始め、美しくなってきた。今週になってからは色が深くなってきていて、毎日見るのが楽しみである。


(5月15日)
いまさらながら話だが、アジサイは咲いている花のように見えるのが萼であり、花は真ん中にある小さな粒のように見える部分である。アジサイの品種改良は素晴らしく、以前は色はせいぜい水色か紫くらいだったが、白や赤、ピンクなど。花の形も泡のように丸いもの、花火の残像のように尖ったものなどあり、最近はブドウの房のような形の種類も出てきた。

我が家の庭にももう10年くらい前に妻の実家から貰ってきたアジサイが1株。それほど日当たりは良くないが、毎年美しくさいている。
(昨年6月)


ところが今年は葉ばかり茂り、花芽が一つもない。これはアジサイの花が終わった時に花を落とさなければいけないのにこれを怠ったからだろう。また、冬には寒肥をやるのも忘れたような気がする。植物は正直である。今年こそ来年に向けた世話を怠りなくやろう。(ちなみにハナミズキは今年は例年になく花をたくさんつけたのである。)

ひるがお人形町店〜人形町ランチグルメ

2018-05-19 05:00:46 | グルメ

『せたが屋』という駒沢にあるラーメン屋の二毛作店として生まれた『ひるがお』。せたが屋は魚介系のスープをウリにしているのに対してひるがおは塩ラーメン専門店として3店目(本店は二毛作店のため、昼だけ営業)に人形町店が先日開店。

開店当初は昼もかなり早くから列ができていたのだが、ようやく少し落ち着き、また、雨ということもあり、並ばずに入店。食券を券売機で買うシステムだが、大まかに塩ラーメン、塩つけ麺、鶏の煮込まれたスープのラーメンの3種類。今日はオーソドックスに塩ラーメン(750円)をチョイスする。

カウンターに陣取るが、入口近くのため、結構寒い。5分ほどでラーメン到着にホッとする。

スープは澄んでいて、まず一口飲む。ホタテや魚介、鶏などを使った複雑な味だが、最後に甘みを感じる。麺は細麺ストレート、見た目は頼りなさげだが、モチっと弾力がある。上には白髪ねぎ、その上にはホタテ出汁を煮詰めて作ったスパイス、さらに四万十のアオサノリ、これらが複雑に絡み合って深い味わいを生み出している。

メンマは細いタイプ、チャーシューは良く味がしみていて、意外に厚みがあり、美味い。麺がツルツル入るが、量もそれなりにあり、昼には十分。塩だしだけだが、どんどん飲みたくなるスープは流石である。ご馳走様。

ひるがお人形町店
中央区日本橋人形町3ー6ー7
0336696117


参宮橋・天王橋

2018-05-18 05:00:41 | 川と橋とダム

『ぶらり橋巡り』その70。都内の駅には江戸川橋、飯田橋のように橋の名前がついたものが結構あるが、意外に橋の存在を知らない。新橋、京橋のように橋の実態が無いものもあるが、その中で気になったのが『参宮橋』、小田急で新宿から2つ目の駅である。駅の開業は1927年4月でそれ以来駅名も変わっていない。

駅舎は上りホーム側にあり、跨線橋が新宿寄りにある。明治神宮下車駅とあり、駅を出ると明治神宮の森が見えてくる。


しかし、この辺りに川が流れてなかたはずと周囲を見ると新宿寄りに坂を上がった所に明治神宮に向かう橋がある。ただ、水は流れておらず、下には小田急が走る跨線橋、これが参宮橋なのである。

上を首都高速4号線が通ってる道を渡るとなぜか大きな黄色っぽい石が置いてある。ただ、何を調べてもこの石の経緯は分からなかった。


そして次の交差点を左に曲がるとすぐに次の跨線橋、天王橋と名づけられている。隣には小さなお社、津島神社と書かれている。


橋の名前は神社が津島牛頭大王と言われていたためついたらしい。また、津島神社は愛知県の津島神社の分霊社のようで、なぜか案内図には愛知県の本宮の地図が描かれている。

因みに参宮橋について調べてみると1964年までは小田急線が走る部分は河骨(こうほね)川が流れていたが、これを暗渠化して線路を通したものである。また、あの有名な童謡『春の小川』に歌われている小川こそ河骨川のことのようである。というのは作詞者高野辰之が代々幡村(現在の代々木三丁目)に居を構えていたことがあり、その頃の風景を参考に作詞したとも言われているからである(他の説もある)。


北ジン〜浜松町ランチグルメ

2018-05-17 05:00:59 | グルメ

浜松町に仕事に来た帰り道、ちょうど昼時となったため、以前に訪れた『北海道ジンギスカン 北ジン』にランチに伺う。と言ってもランチにジンギスカンという訳ではなく、ランチは釧路名物スパカツの店となっている。

スパカツと言っても全国区ではないためあまり知られていないが、簡単に言うと熱々の鉄板の上にスパゲティ、トンカツを載せてその上にミートソースを掛けた釧路B級グルメである。釧路市の泉屋が発祥の地と言われており、バナナマン日村氏がグルメ番組で紹介しているのをたまたま見て知った次第。入口で注文をして880円を支払う。同僚のMくんは量を求めるタイプのため、ナポリタンの大盛を注文、席で待つことにする。

一皿ずつ準備しているらしく7、8分かかってまずはMくんのナポリタンが登場、こちらはとにか量が多い。

そして私のスパカツも来るが、鉄板がじゅうじゅういっていて、ミートソースがとにかく熱い。ナポリタンはそれほどではないが。やはりスパカツは鉄板を熱くするものらしい。

苦労しながら食べ進めるが、カツカレー同様にボリュームもあり、男なら嫌いな人はまずいない味。普通盛りで十分多く、早食いの私でもかなり汗を拭きながらようやく完食。でも美味い、カロリー摂りすぎは否めないのでまたしばらくは立食いそばである。


北海道ジンギスカン 北ジン
港区浜松町2ー2ー5
05055938119

呑川緑道沿いの橋

2018-05-16 05:00:21 | 川と橋とダム

『ぶらり橋巡り』その69。呑川(のみかわ)は桜新町駅近くを水源として世田谷区、目黒区、大田区を経由して蒲田近くから東京湾に注ぐ二級河川である。上流部はほぼ暗渠化され、下水道として使われているが、大田区に入るとほぼ開渠化し、ところどころは緑道として整備されている。東京都も清流復活事業として高度処理化した水を流していて、池上本門寺周辺は綺麗な水をたたえている。


妙雲寺から少し歩くと呑川とぶつかるが、この辺りは川の周りに緑道が整備され、周辺の寺の庭も手入れがよく行き届いている。今は芍薬の鮮やかな赤が目に飛び込んでくる。橋はほぼ平行に並んでいて手前が養源寺橋である。


さらに上流に向かうが次の橋が妙見橋、これは妙見堂から付けられたものであろう。


さらに霊仙橋と続いていく。この橋を右に曲がると池上本門寺の総門の前に出て、橋のたもとには大きな『南無妙法蓮華経』と刻まれた大きな石碑がある。


さらに上ると稲荷橋、これは本門寺下にある長栄稲荷社から名前を取ったものであるが、この辺りはかなり川幅が狭くなっている。


もともと周辺の田の灌漑用水であった呑川もその後下水道が流されて水質が悪化したが、この清流化に成功し、澄んだ水をたたえている。

主水〜日本橋グルメ 〜鯖しゃぶは美味い

2018-05-15 05:00:00 | グルメ

日本橋には各都道府県のアンテナショップが沢山あり、特にレストラン併設のところも多い。先日のランチで美味かった島根料理の主水のもう一つの三越前店に今回は地酒も楽しもうとお邪魔した。

場所はしまね館のお隣、三越本店の向かい側にある。店は細長く、奥のボックスに案内されるが、テーブルには歓迎のメッセージ、嬉しいもの。今日は前の職場の元同僚Yくんと5年ぶりの飲み会である。



まずはビールで乾杯、お通しは鯖の竜田揚げ、のっけから美味い。まず出てきたのは『白イカの細作り』『赤天』『鶏唐揚げ』。いずれも美味いが、赤天はピリッと辛いさつま揚げ。島根県の特産らしい。


次に『ノドグロの煮付け』1500円程度だったが、甘辛い味付けがよく染みていて酒が進む。この辺りで地酒の豊の秋(松江市)、ねっとり濃厚で男性的な味はYくんに受ける。

次に『イカの沖漬け』これをつまみながらメインの『鯖しゃぶ』に向かう。酒は開春(大田市)のスッキリとした辛口に変える。

鯖しゃぶは鯖をそぎ切りにして、これをすき焼きの割り下のようなスープにくぐらせて食べるのだが、その前にスライスした玉ねぎともやしを入れて一煮立ちさせる。

この野菜だけでも十分美味いが、これに鯖の切り身をくぐらせて同じスープにつけて食べる。もちろん、生臭みなど全くなく、美味い。さらにもう一つのつけダレはトロロ、これに適量のスープを入れてこれをくぐらせて食べるとまた味わいがかわり、いくらでも行けそうな感じ。

美味い美味いの連発で結局鯖と野菜をおかわりしてしまうほど。酒は奥出雲の七冠馬(仁多郡)のキレの良い飲み口も楽しんで今宵の宴は終了、いやよく飲みよく食べた1日となった。

主水 日本橋店
中央区日本橋室町1ー5ー3
0332312213

藤の花の切手

2018-05-14 05:00:56 | 日記

(1966年シリーズ)
『切手シリーズ』その72。今回は5月らしく藤の花の切手にしてみた。初めて藤の花が切手の図案に採用されたのは通常切手の20円切手である。1966年シリーズでハガキが7円の金魚、封書が15円の菊の図案であった。藤の花の切手は1967年5月に発行を開始した。

(1967年シリーズ)
しかし、1967年シリーズと言われた改色が7円、15円などで行われ、例えば菊の切手は左下がグラデーションで白くなっていたものをベタの青に変えるなど変更された。しかし、20円の藤の花の切手は僅かながら図案が改訂されたのである。この2枚の図案を見てすぐに違うところがわかる人は素晴らしい。

マニアには有名だが、1966年シリーズは『藤の蔓が外枠と接している』一方、1967年シリーズでは『藤の蔓が外枠から離れている』のである。こんなところで有名な藤の花の20円切手も1972年に封書が20円に値上げされると松の図案にとって代わられてしまう。

その後は2003年9月に発行されたふるさと切手(東京)の1枚として50円の図案として使われている。

また、植物ではないが、1992年6月発行の歌舞伎シリーズ第6集の62円切手では『藤娘の藤の精』(7世尾上梅幸)が発行されている。

珍しいところでは1968年用年賀切手(沖縄切手1967.12発行)にはサルと藤をあしらったデザインが使われている。

そして、2015年2月に120円通常切手としてカモシカなどとともに藤の花の切手が復活したのである。以前のものより配色は薄くなり、より藤色に近いものとなったような気がする。

『メトポ』をやってみた

2018-05-13 05:00:04 | 日記

『鉄道シリーズ』その211。突然ですが、『メトポ』を知ってますか?東京メトロを使わない人には関係ないことだが、東京メトロが新たに始めたポイントサービスのことである。

webで入会登録をしてお客様番号とwebパスワードをもらい、サイトにアクセス。するとお客様番号と駅パスワードが送られてくる。(郵送でも手続き可能)そして東京メトロの駅にあるピンクの券売機でお客様番号と駅パスワード、さらにPASMOを券売機に挿入すると登録が完了と少し手間はかかる。(登録の際にいるのは最初のwebパスワードでなく、4桁の駅パスワードであることを注意)

するとこのPASMOで東京メトロに乗車すると①デイリーポイントー1日あたり3ポイント、②ホリデーポイントー土日祝日に乗るとさらに1日あたり4ポイント、③ボーナスポイントー1ヶ月で10回以上乗るとさらに10ポイントが付与される。多分、この乗車データを活用するために収集する見返りだとは思うが、単に乗るだけでポイントが貯まり、一月のポイントが翌月11日から1ポイント1円でPASMOに加算できる仕組みである。今後はオフピークポイントなども作る見通しのようだ。

私も先月中旬に始めて、今回ポイントが付与。デイリーポイントが24ポイント、ボーナスポイントが10ポイントで34ポイントとなった。これは10ポイント単位でPASMOに移せるが、特に何もしないうちにポイントが貯まり、特に費用もいらないため、東京メトロの利用者はやっても損はないだろう。

まあ、思っていたよりわずかだが。しかし、5月末までに入会すれば500ポイントが付与されるため、それなりの見返りはあるが。

三越本店前のネコ像

2018-05-12 05:00:20 | 日記

三越日本橋本店の前を通ると違和感を感じた。というのは三越新館の前に置かれているのがライオン像ではなく、ネコの像であったからだ。それもライオン像そっくりの両前脚を伸ばして座った状態である。


実は新館前には普段は像ではなく、季節により七夕飾りや門松、クリスマスツリーなど季節感のある飾りが並べられるスペース。ただ、ライオン以外の動物像が置かれるのは初めてらしい。


ではなぜ『ネコ』像なのか、よく見ると『ネコの夢』と題した像であり、現在三越日本橋にて開催中の『ねこ・猫・ネコまつり』を記念して置かれているものである。5月13日までの予定で岩谷光昭氏による新作写真展『岩谷光昭の世界のネコ歩き2』などが行われている。

気になって本館まで足を運ぶといたいた、ライオン像が2匹並んで座っていた。ライオン像が作られたのは1914年のことで当時の支配人日比翁助がイギリス視察の際にトラファルガー広場の4頭のライオン像を見てイギリスで注文したのが最初である。

まあ、ネコとライオンの像の両方見ることができるのはあと僅か、結構面白いイベントである。