hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日本の酒情報館を訪ねて

2019-04-02 05:00:50 | 日記

『お酒に関するエトセトラ』その3。今回は西新橋にある日本の酒情報館に行って色々と勉強してみた。お酒の情報館は虎ノ門駅と新橋駅の中間くらいに位置し、ビルの1階の目立たないところにあるが、さかばやしが吊るされているのでこれを頼りに行くといい。

日本酒造組合中央会が運営しており、大昔は銀座4丁目、その後、このビルの近くに移転したが、再開発になり、今の場所に移った。入場は無料で日本酒の醸造法から健康への影響、色々な銘柄などがわかる展示スペース、ここにはお酒の知識を持ったコンシェルジュがいる。また、試飲もできるが、以前に比べて沢山の、また有名銘柄も試すことができる。

それでは仕入れた知識からいくつか質問をしてみたい。
①日本酒の定義が酒税法では決まっていますが、それはどういったもの?
正解・これは基礎知識だが、私は全く知らなかった。日本酒の定義は米・米麹・水を発酵させて濾したものの中でアルコール分が22度未満のもの。(この材料に清酒の粕を加える、または清酒に清酒粕を加える場合も含む)となっている。

②同じ醸造酒でもワインと清酒の製造法は異なるが、その最も異なる点は何か?

正解・この答えはワインの原料であるブドウ汁には糖が含まれていて、これを酵母で発酵させるだけである。しかし、清酒の材料である米は糖分はなく、米に含まれるデンプンを麹で糖化とともに酵母で発酵、この2つを並行して行なう並行複発酵という複雑な製法で行う点。

③酒の製造法でよく聞く『三段仕込み』とはどういう製造法?
正解・蒸米を作り、麹を混ぜて酒母にし、これに酵母と水を加えて醪を作るが、その際に初日に初添え、3日目に仲添え、4日目に留め添えと3回に分けてゆっくり酵母の増殖をはかる手法をいう。

いくつ解りましたか?ちなみにお酒の情報館は外国人で大混雑、日本酒ブームを反映したものだが、あまりにその関心の高さに驚かされた。