春になるとハクモクレンやコブシといった白い花を街角でよく見かけるようになる。同じように咲くのがユキヤナギ、1mから1m50cmくらいになるが、枝の先まで白い小さな花を房のように付ける。
誰が名付けたのだろうか、もちろんヤナギとは関係のないバラ科の植物なのだが、ヤナギのように枝を長く伸ばして先の方まで小さな白い花を付ける。別名が小米花、なるほどである。
家の庭や公園でよく見かけるユキヤナギはまたに春告花だが、仲間には蕾が赤く、花びらのまわりがピンクの花を付けるフジノピンク、葉が黄色いため付けられたオウゴンユキヤナギなどもあるらしいが、私は見たことがない。
私は子供の頃に庭にユキヤナギとシバザクラがあったためか、何となく懐かしい花なのであるが、普段は全く目立たない存在なのに春先だけは主役になる花言葉は『愛らしさ』『気まま』などである。