hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

目黒川沿いの橋を巡る(5)

2019-12-11 05:00:00 | 川と橋とダム

『ぶらり橋巡り』その97。目黒線の高架を越えると住所は『目黒区下目黒』となる。川沿いには高級『高層マンションが林立していて低い建物は殆どなくなる。対岸を見ると大きな岩がゴツゴツした場所になり、その先には目黒雅叙園、さらにアルコタワーと超大型物件が並んでいる。

川沿いには桜が植えられていて葉っぱが西日を浴びて赤く光っている。亀の甲橋、目黒線高架橋を越えると橋が暫くない。


ようやく出てきた橋が『太鼓橋』、名前ほど真ん中が高くはなっていない。実は1769年に初めて作られた橋が石橋であり、歌川広重の絵にも残されるような立派な橋であった。

しかし、この橋は1920年9月の豪雨で流されてしまい、その後2回架け替えられ、今の橋は1932年に作られた鉄橋を1991年に改修したものである。


太鼓橋を越えると左側に城のような建物があるが、これがあの有名な目黒エンペラー。1973年開業でその豪華な造りから一時は日本一有名なラブホであった。昼間に見ると塗装も日焼けしてやや寂しいがシンデレラ城のような風貌は変わらない。


その先は少し上り坂となり、立派なアーチ橋が見えてくるが、これが目黒通りに架かる『目黒新橋』である。立派な親柱と聖橋のような美しくフォルム、長さ25.7m、幅員22mある開腹アーチ橋。1933年に完成、近代土木遺産にも指定されている。


この辺りが権之助坂の底になる場所で橋のたもとには権之助坂の説明した青銅の碑が建てられているが、残念ながら裏に何と刻まれているかはよく読めない。


ここから目黒駅に向かうが標高差20mを登らなくてはならない。すぐに権之助坂商店街アーケードが始まるが驚くのは中華料理店とラーメン屋の多いこと。まるで中華街のようである。


目黒駅前にも鉄橋、これは山手線に架かっているものだが、ちゃんと『下目黒橋』と名前がつけられていた。

ミート屋〜阿佐ヶ谷ランチグルメ

2019-12-10 05:00:00 | グルメ


久しぶりに中央線阿佐ヶ谷駅で降りた。中央線沿線は商店街の充実した駅が多く、中野ブロードウェイ、高円寺純情商店街と同様に阿佐ヶ谷パールセンターも栄えていてシャッターを下ろした店は殆どない。旨そうな焼き鳥屋、おでん種を売る店、鯛焼き屋も鯛焼きの開きまで売っている。
もう、歳末大売り出しの福引も始まっていて靴屋やアパレル、ドラッグストアなどが大売り出しを始めている。この長いパールセンターの中央あたりに今日お邪魔した『ミート屋』は位置する。



店の正面は出口専用で店の横に入口、券売機で食券を買うが、メニューはシンプル『ミートスパゲティ』普通・大盛・特盛、トッピングは揚げなす・モッツァレラチーズ・納豆、これしかない。昼飯を食いそびれて2時に店に入ったので普通(900円)にする。


店に入ると店員さんの明るい声でお出迎え、席は決められ、ここに座るようにと指定される。カウンターだけの小さな店のため、通路は一方通行である。


すぐに大きな釜に手打ちパスタを入れて茹で始め、茹でたて麺にミートソースとチーズを掛けてサーブする。


それを待つ間にミニサラダが登場。レタスにコーン、ベーコンビッツだけだが、和風ドレが美味い。


麺が茹だるとざるで引き上げ、湯切りをしてやや深めの皿に載せて出される。食べ方も書いてあり、それに従いよく麺とソースを混ぜるがミートソースはたっぷりあるため、簡単に混ざる。そこで胡椒やタバスコを掛けて食べるのだが、タバスコが4種類もある。


まずはそのままいただくが、ミートは挽肉ではなく、叩いたものでしっかり食べ応えがある。他にはマッシュルームが入っていて肉を全面に出すようにトマトの酸味を抑えられたソース、これにモチモチした麺が絡んで美味い。


黒胡椒をひいて、さらに辛い方から2番目のタバスコを掛けるが、思いのほか辛くない。最強を掛けて食べるが、これでちょうどいい。アツアツのパスタとアツアツのソース、辛いタバスコがうまく混ざっていい味を演出してくれる。麺は160gだが、大盛くらいなら食べられそうである。ただ、隣の若者が特盛と格闘していたが、大きな深皿に320gはど迫力である。ご馳走さまでした。

ミート屋
杉並区阿佐ヶ谷南1ー36ー7
0333153104

三木露風と赤とんぼ公園

2019-12-09 05:00:00 | 日記


時期的に『赤トンボ』はもうかなり遅いが、この歌を作詞した三木露風は三鷹市に縁がある。いつも買い物に立ち寄るスーパーのすぐそばに彼の墓がある。


三木露風は1889年に現在の兵庫県たつの市に生まれた。かつてよく仕事で姫新線本竜野駅によく行ったが、そこには赤トンボの歌碑がある。その後鈴木三重吉の赤い鳥運動に参画したり、北海道の修道院で英語教師をした後、1928年に三鷹市牟礼に居を構え、亡くなるまで暮らしたのである。


そのため、大盛寺別院に彼の墓がある。亡くなったのは1964年12月だが、郵便局から出てきたところをタクシーにはねられ、それが原因で亡くなった。


その墓にお参りし、スーパーに戻る途中には赤とんぼ公園と名付けられた小さな児童公園がある。入口の案内板には歌詞も刻まれている。




ふと見上げるとドウダンやもみじが赤く、また、コナラが黄色く葉が色づき、見事な景色となっている。



いつも近くを通る公園もじっくり歩いてみると違う風景が見えて来る。そう言えば赤トンボの歌詞を改めて読むと『夕焼け小焼けの赤トンボ、負われて見たのはいつの日か』の負われては本人だが、では誰に負われていたのだろうかが以前から気になっていた。


ここで改めて歌詞を読むと3番に『十五で姐やは嫁に行き、お里の便りも絶え果てた。』とある。つまり、姐やさんにおんぶされて見た風景なのであろう。その郷愁を歌にしたのだろうか。




晴れた秋の公園を歩きながらふとそんなことを考えた。


王ちゃんの中華〜日本橋ランチグルメ

2019-12-08 05:00:00 | グルメ


日本橋から人形町にかけて中華料理店、特に四川料理の店がたくさん存在する。坦々麺専門店や麻婆豆腐を売りにする店などが多い。今日はそのうちの1軒、『王ちゃんの中華』という名前の店にお邪魔した。すぐそばの金子半之助は雨にもかかわらず沢山の人が行列を作るがこの店はまだ誰もいない。


入るとおもむろに『何にしますか』と女性の店員に聞かれる。『麻婆豆腐定食をお願いします』と注文、『辛さは?』ときたので『中辛』と返す。オーダーが通ると奥の方で鍋を振る音が聞こえる。


すぐに次の客が入って来て、入るなり回鍋肉、中辛と頼んでいく。なるほど、昼はいつも常連が多い店らしい。


すぐに麻婆豆腐定食は到着。まずは麻婆豆腐から一口、花椒がよく効いていて辛いというより痺れる旨さである。もちろんアツアツで白ごはんがよく合う。スープを一口飲むとこれが熱い。トロミも付いていて喉を通過する時に驚くほど。


小さなサラダはキャベツ千切り、ほかにザー菜の漬物もある。こういう寒い日にはやはり辛いものが温まっていいが、熱いスープには気を付けなくてはならない。それにしても1人か2人のお客が多いのに4人掛けのボックスばかり。まあ、しょうがないか。




中国人が3人でやっているようだが、特に麻婆豆腐への拘りは強いようで豆板醤は『ピー県豆板醤』、唐辛子は『朝天唐辛子』、山椒は『青山椒』を使っているとのこと。私にはよく分からないがとりあえず美味かった。ご馳走さまでした。

王ちゃんの中華
中央区日本橋室町1ー12ー7
0332723662



目黒川沿いの橋を巡る(4)

2019-12-07 05:00:01 | 川と橋とダム

『ぶらり橋巡り』その96。目黒川沿いの橋は中目黒〜大橋は歩いたが、今回は五反田〜目黒を歩いてみる。JR五反田駅を出るとすぐ目黒川に出るが、架かっている橋は『大崎橋』、なぜ五反田橋じゃないのかが気にはなるが、もとはこの辺り全てが大崎と呼ばれていて、古くは江戸時代の新編武蔵や風土記稿にもこの橋は登場する。


ここをスタートに川上に向かって歩く。川幅は広く、桜の葉も赤く色づいている。国道1号線に架かる橋が『五反田大橋』、すぐ先の人道橋『本村橋』とはすぐの位置にある。


橋のすぐ横に人だかりがしているが、これは喫煙所に集まる人々。最近はタバコを吸うのも大変である。

その先に大きな古い屋敷があり、どこかで見たなと思い返す。積水ハウスが地面師に大金を騙し取られた旅館跡ということに気づく。なるほどこれは立地がいい。


少し歩くと高速2号線が上を走る通りに出るが、ここに架かるのが『谷山橋(ややまはし)』。別名が庚申橋、立会橋ともいう。


風景が開けて水の流れも緩やか、浮いている落ち葉を見ると流れていないようにすら見える。次の橋が『市場橋』、旧中央卸売市場荏原支所が1989年まで橋を渡った右側にあった。今はそれも大田市場に吸収されて、市場の跡地は老健施設となり、賑わいは失われている。また、橋のデザインの中に大八車を見つける。

隣には『亀の甲橋』、かつては市場を目指す車で混んだ橋だが、今は人道橋。目の前を東急目黒線の高架が通る。このあたりが品川区と目黒区の境界である。(以下、次回)

紺青〜清澄白河グルメ

2019-12-06 05:00:37 | グルメ

人形町もいい町だが、少し範囲を広げて最近は門前仲町や森下、清澄白河といった街の居酒屋にも足を向けることが増えてきた。今回は東京メトロ半蔵門線清澄白河駅から歩いてすぐのところにある『紺青』というお店にお邪魔した。

昼間はともかく、夜はこのあたりはしずかで新大橋通りから路地を曲がると灯も少なくなる。店といっても並びにこの店しかないので路地さえ間違えなければ迷うことはない。

店はカウンターと4人がけのボックス一つ。中には2人店の人がいて切り盛りしている。寒くはなってきたが、まずは生ビールで乾杯、比較的明るい店内は清潔感溢れている。

お通しがないのですぐにオーダー、まずは『ズワイガニにおひたし』。食用菊の黄色が目に鮮やか、蟹の身もたっぷり、酢は抑えめで最初に頼むのにはいい一品。


すぐに『刺身盛り合わせ』が登場。カンパチ、平目、マグロの赤身、トロ、煮凝りとなっていてそれぞれに味がついて(例えば平目は昆布締め、マグロは醤油がはけてある)ので醤油はツマのワカメとミョウガのため、とのこと。すぐに日本酒、まずは昇龍蓬莱(神奈川県)の秋上がりから。サラッと喉越しの良い酒である。

次に『海老の蓑揚げ』、さいまき海老の周りに細く切ったジャガイモを巻いてからって揚げたもの。透けて見える赤、枝豆の緑がよく映える。カリッとしたジャガイモとしっとりした海老、作り手の工夫がよくわかる。

『白身魚の揚げだし』、定番だが、食べ応えあり。酒は永寳屋(福島県)は会津中将と同じ鶴乃江酒造、辛口でシャープなお酒である。


続いて『穴子のけんちん蒸し』、豆腐を穴子で巻き、タレをかけて蒸したもの。味がよく染みた豆腐が穴子の旨味を吸って美味い。酒は太田和彦風に豊盃(青森県)純米をぬる燗で。やはり寒くなると少し暖かいのもいい。


『牛すじ煮込み』『胡麻豆腐の揚げ出し』をいただき、1軒目は終了。揚げ出しがかぶったが、いずれも美味い酒肴を戴くことができた。この後はご近所の『だるま』で二次会を行いました。


紺青
江東区白河1ー3ー21
05055715576

山梨ワイナリー巡り③〜甲斐ワイナリー

2019-12-05 05:00:20 | 日記

今年のワイナリー巡りは今まで足が向かなかった塩山のワイナリーに行く。勝沼醸造からタクシーで約2000円、甲斐ワイナリーに到着。このワイナリーは今から50年ほど前に製造を開始、しかしその前は日本酒の酒蔵という経歴。


建物は築200年で国登録有形文化財にも指定されている。それもあり、他のワイナリーと違い日本家屋、違和感がある。しかし、ワインが並んでいて、早速試飲をさせてもらう。まずは2019年新酒から。『かざま甲州辛口』はさすが甲州という酸っぱ味の強い辛口。次の赤のラベルの方は角がなく、こちらは美味い。

さらに1年前の『かざま甲州辛口2018』になると味わいが出て、食中酒には良さそうな味。シュールリー製法で作られた『かざまSurLie』は滑らかさと旨味、キレがバランス良い。迷った挙句、かざま甲州辛口2018を購入した。


まだ特急には約1時間があるため、隣の蔵を改造した喫茶店『古壺』に入る。すると試飲がなかった『キュベかざまsemisweet』や『古壺デラウェア2017』なども飲める。思わずこの2つのグラスワインとラザニアのセットをオーダー。

建物が古いだけあり、落ち着いた店内は同じように雨宿りする人が2組。いずれもワインを飲んでいる。やってきたキュベかざまはそれほど甘くもなく、軽いが1番美味い気がした。また、デラもデラの味は残したまま甘味が全くなく、こちらも美味い。熱々のラザニアとともに頂くとあっという間に特急の時間が近づく。


タクシーで5分、塩山の駅もやはり雨。塩山という名前が気になり、調べると北側に標高552mほどの『塩ノ山』がその由来。塩の山とは不思議な名前とさらに調べると『塩の山差出の磯に住む千鳥 君が御代をば八千代とぞ鳴く』と古今和歌集にもあるほど古い地名である。ただ、その由来は『四方から見える山』らしく、実は『塩』とは関係ないのである。その塩山駅から特急かいじで立川まで1時間、吉祥寺にもかなり楽に帰ることができた。雨とはいえ中々収穫の多いワイナリーツアーとなった。

山梨ワイナリー巡り②〜勝沼醸造

2019-12-04 05:00:21 | 日記

メルシャンワイナリーを出て祝小学校の先を右に曲がるとイケダワイナリーや岩崎ワイナリーなどワイナリーが多く並ぶ下岩崎地区に出る。周りの木々も赤や黄色に葉が色づいて綺麗だが、何しろ雨、さらに気温も低く、やや辛い。


7、8分歩くと左側に勝沼醸造の看板が見えてくる。このワイナリーのラベルなどのデザインも中々素敵である。もう2年ほど前から試飲は全て有料となったが、こちらも遠慮なく飲めるのはかえって嬉しい。カードを忘れずに持ってきて、お金をチャージ、まずは赤と白の新種から頂く。

今年の白(アルガーノ甲州)は切れ味鋭く、かなりいい。もちろん赤もいいが私はついつい白ばかり贔屓にしてしまう。

ついでアルガブランカイセハラから試飲。重厚な旨味を感じる。アルガブランカビッパ、
アルガーノボシケ、アルガーノゴッダデシロシオと飲んでいくうちにだんだんわからなくなってきたが、アルガブランクラレーザ2016が一番旨く感じてこれを購入。アルガーノ露是(ロゼ)も良かったが、先ほどメルシャンでロゼを買ったため、今年はあと白の新酒を買うことにした。


昨年同様、テラスで葡萄畑を見ながら試飲をしたかったが、今年は止むなくストーブの隣でじっくり味わうことにした。

タクシーを待つ間に店の人に勧められたシャインマスカットの干しぶどうを頂くがその大きさと甘さにビックリ。値段は1440円とかなり張るが飲んだ勢いもあり、即購入してしまう。(以下、次回)

山梨ワイナリー巡り①〜シャトー・メルシャン

2019-12-03 05:00:48 | 日記

11月は週末が忙しかったり、天気が悪かったりして恒例の山梨県勝沼のワイナリー巡りも中々行くことが出来ず、後半に。気がつくともう最後の週ということで雨の予報も物ともせずに中央本線勝沼ぶどう郷駅を目指す。(写メはその前週に駅から見た北アルプスの風景)

吉祥寺駅から勝沼ぶどう郷駅まで途中高尾駅で乗換をして90kmを各駅停車で2時間、ようやく10時前に到着。タクシーでメルシャンの工場に到着したのは10時5分、これは10時半スタートのワイナリー見学に間に合わせるためである。


さすがにメルシャン、立派なビジターセンターがあるが、ここで1000円を支払い1時間のスタンダードコースに参加。集まったのはご夫婦2人、おじさん4人と我々2人、計10名。まずは地下の部屋に降りて勝沼のワイン作りの歴史や葡萄畑の1年をビデオで学ぶ。


そして隣の部屋に行くとワイン樽の保管庫。しかし、部屋に入ってもウイスキー工場のようにワインの香りはせず、樽の木の香りばかり。白ワインはステンレス製のタンクで作る方が多く、赤ワインは樽が多いとか、樽はフランス製が多く、アメリカ製もあるとか知識を仕入れる。その中で白葡萄の皮も種も入れて作るオレンジワインの存在を初めて知る。

次に外に出て葡萄畑を歩くが、葡萄棚は湿度が高い日本に合わせて実が黴びたり、腐らないように作り出されたことを知る。


しかし、ここではやはりヨーロッパのような垣根作りの方が根から実までの距離が短い分だけ糖度の高い葡萄が収穫できるため、カベルネソービニオン、カベルネブラン、シラーなどの畑を垣根作りにすることをここ20年くらい取り組んでいる。そこで大切なのは冬の剪定であり、どの枝を残すのかを考えなくてはならないらしい。

次はお楽しみの試飲。白(シャトーメルシャン萌黄)、ロゼ(シャトーメルシャンももいろ)、赤ワイン(シャトーメルシャン藍茜)のグラスが白い紙に乗せられている。講師からワインの楽しみ方、つまり目で見て、匂いを嗅いで、味わう方法を教えてもらう。いずれも若いワインだが、何の香り、何の味が残るかをじっくり楽しみながら飲むのは本当に久しぶり。


隣のラウンジで軽くつまみながら試飲することができる。このワイナリーでしか飲めないワイン(大森ケルナー、城の平ロゼ、岩出マスカットベリーA)と桔梗が丘メルローを試飲サイズで注文。ツマミはオードブル4品とソーセージ、あまり食べずに試飲してきたので腹に入れながら飲むワインは一層美味かった。


外は雨がまた激しくなったので次のワイナリーに行く前に雨宿りも兼ねてお隣のワイン資料館も見学。石倉や葡萄圧縮機など昔ながらの器具や古いメルシャンのボトルなどが展示されていて中々興味深かった。(以下、次回)

麦とオリーブ〜日本橋ランチグルメ

2019-12-02 05:00:00 | グルメ

銀座に本店があるピブグルマンにも掲載されているラーメン屋がCOREDO2のB1にあることを知り、早速訪問。

店の名前は『麦とオリーブ』、外見からするとパスタの店のような洋風な造り、メニューを見るとハマグリ・鶏・煮干しの3つの出汁を組み合わせたラーメンとつけ麺を出す店のようである。

ハマグリと鶏で悩んだが、今回は鶏そば(税込950円)をオーダーする。ラーメンの店は通常は調味料として胡椒、ラー油、七味などを置いている店が多いが、この店は黒胡椒ミルとオリーブ油が並んでいる。

また、あまり気にしていなかったが、周囲は女性の1人客がメイン、おっさんは私1人である。注文後、約10分で鶏そば登場。やや濃い色のスープだが、飲むとコクがあるがくどくなく、柔らかい味わい。麺は日本蕎麦を思わせるざらつきのある中細ストレート麺。しかし、喉越しは悪くなく、スープもよく絡む。

具は鶏チャーシューとレアな豚チャーシュー、さらに素揚げの拍子木状の山芋、三つ葉、海苔、ネギ、結んだ蒲鉾と色鮮やかな取り合わせ。まず、山芋から食べるがサクサク、鶏チャーシューはしっとり、三つ葉の香りもよく合う。素晴らしいのはレアな豚チャーシュー、これは美味い。

気がつくと完食、途中でオリーブ油を入れることをすっかり忘れてしまった。私の隣の女性は鶏つけ麺を食べていたが、出された調味料がタバスコ、塩、パルメザンチーズ、まるでパスタどある。こちらもどんな味なのか興味津々、面白い店である。ご馳走さまでした。
麦とオリーブ
COREDO室町2 B1
0362252705