hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

目黒川沿いの橋を巡る(4)

2019-12-07 05:00:01 | 川と橋とダム

『ぶらり橋巡り』その96。目黒川沿いの橋は中目黒〜大橋は歩いたが、今回は五反田〜目黒を歩いてみる。JR五反田駅を出るとすぐ目黒川に出るが、架かっている橋は『大崎橋』、なぜ五反田橋じゃないのかが気にはなるが、もとはこの辺り全てが大崎と呼ばれていて、古くは江戸時代の新編武蔵や風土記稿にもこの橋は登場する。


ここをスタートに川上に向かって歩く。川幅は広く、桜の葉も赤く色づいている。国道1号線に架かる橋が『五反田大橋』、すぐ先の人道橋『本村橋』とはすぐの位置にある。


橋のすぐ横に人だかりがしているが、これは喫煙所に集まる人々。最近はタバコを吸うのも大変である。

その先に大きな古い屋敷があり、どこかで見たなと思い返す。積水ハウスが地面師に大金を騙し取られた旅館跡ということに気づく。なるほどこれは立地がいい。


少し歩くと高速2号線が上を走る通りに出るが、ここに架かるのが『谷山橋(ややまはし)』。別名が庚申橋、立会橋ともいう。


風景が開けて水の流れも緩やか、浮いている落ち葉を見ると流れていないようにすら見える。次の橋が『市場橋』、旧中央卸売市場荏原支所が1989年まで橋を渡った右側にあった。今はそれも大田市場に吸収されて、市場の跡地は老健施設となり、賑わいは失われている。また、橋のデザインの中に大八車を見つける。

隣には『亀の甲橋』、かつては市場を目指す車で混んだ橋だが、今は人道橋。目の前を東急目黒線の高架が通る。このあたりが品川区と目黒区の境界である。(以下、次回)