サヨク気質が抜けない菅直人前首相にとっては、福島第一原発の事故が起きても、千年に1回の地震や津波のせいであれば、「ジミンガー」で逃げられるのであり、わざわざ情報をコントロールする必要など、まったくなかったはずだ。サヨクらしく大げさに騒ぎ立てて、アメリカと同じように、80キロ圏内からの避難命令を出したかったに違いない。それもできないばかりか、原発事故に関係する政府機関に、議事録を作成させなかったりしたのは、菅自身が致命的なミスをやらかしたからだろう。それでも、サヨクかぶれのマスコミに手を打てば、大本営発表をしてくれるので、何とか乗り切れると踏んでいたのだろうが、そうは問屋が卸さなかった。東京電力はテレビ会議の画像を残しており、そこに大声を張り上げている菅の姿も、鮮明に録画されていたからだ。そして、3月15日に菅が東京電力本社に乗り込んでいたとき、4号機が爆発したのがバレてしまったのである。そこまで真相が明らかになると、東京電力が撤退しようとしていたのを、菅が体を張って阻止したという話も、眉唾に思えてくる。現場が死に物狂いで頑張っていたのに、そこに口出しをして、かえって混乱させてしまったのである。吉田昌男福島第一原発前所長も、菅との応対に時間が取られたのだとしたら、まさしく人災そのものではないか。それを立証するためにも、東京電力はテレビ会議での菅とのやり取りを、包み隠さず国民に公表すべきだ。
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