こんにちは、昨日くにたちウオーキングが終わりホッとしている石井伸之です。
本日は市民の方との面談が一件入っている以外は、予定の無い一日でした。
国立市議会では、本日より建設環境委員会が視察に出ていることもあり、議会全体での公務はありません。
いつも固い話題ばかりでは、ブログの読者がなかなか増えないとの貴重な意見をいただいております。
そこで、少し柔らかい話題をお伝えさせて下さい。
講談社より発行され、週刊モーニングに連載されている浅見理都氏が描く「イチケイのカラス」という漫画はご存知でしょうか?
初連載とは思えない重厚な内容です。
簡潔明瞭にあらすじをお伝えすると。
武蔵野裁判所第一刑事部に配属された、特例判事補(無料コミックの中に注釈がありますので、そちらをご覧ください)の坂間真平が、裁判官としての日常と裁判における機微を丁寧に描いたものです。
「裁判」というと、何だか遠い世界のように感じるかもしれませんが、裁判官も「人である」ことが良く分かります。
有名作家が痴漢を犯した時の裁判、普通の主婦がクレプトマニア(窃盗常習症)となってしまい、執行猶予中にも関わらず窃盗を犯した時の裁判、詳しいことは割愛致しますが、是非一度お読みいただきたい内容です。
第一話のみ、ウェブコミック「モアイ」にて無料で読むことが出来ます。←リンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
この第一話に掲載されている、坂間真平と中学生の引率を装った、同僚である入間みちおの掛け合いが何とも言えません。
原理原則を常識のように貫く坂間に対して、入間みちおの言葉が痛快です。
「話を聞いて、聞いて、聞きまくって、判断するのが裁判官の仕事だ」
「冤罪事件の9割が裁判官のせいだ」
「本当のことは、被告人しか分からない」
「君はとても優秀なのだろうが、いずれはその選民意識と戦うことになる」
この言葉は議員にもそっくりそのまま当てはまります。
職員の方々は職務上、議員に対して大変丁寧な対応をします。
しかし、これは地方自治法上、議会が行政の行動を判断するチェック機関であることに過ぎません。
これを勘違いして、議員が選民意識を持った際、職員に対するパワハラの温床となります。
勿論、市民要望を叶えることは重要ですが、それは基本構想、基本計画に則る中で、個別の政策に反映させる中で、地道に実現させるべきものです。
「議員である自分の言うことが聞けないのか?」という一言は、その議員が政策実現能力を著しく欠如していることに他なりません。
予算の兼ね合いがありますので、すぐには難しくとも、市民利益になることであれば、職員の方々も理解していただけます。
ただ、一つ気を付けたいのは「イチケイのカラス」主人公の坂間真平が自分は正しいと思い込んだ時に、周りが見えなくなっていないかどうかです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/87/b5b1bc4f8d8ed716472083d3b1a36a26.jpg)
熟慮に熟慮を重ねたネーミングライツのような、どう考えても実現するべき政策ではなく「今までそうだったからこれからもそうすべきだ」という部分は注意が必要です。
時代の変化と共に、今までの常識が世間の非常識になりつつあるかもしれません。
何を持って判断の基準とすべきか?この点は、市民の皆様から様々な話を「聞いて、聞いて、聞きまくって、判断して行きたい」と考えております。
おあとがよろしいようで。
本日は市民の方との面談が一件入っている以外は、予定の無い一日でした。
国立市議会では、本日より建設環境委員会が視察に出ていることもあり、議会全体での公務はありません。
いつも固い話題ばかりでは、ブログの読者がなかなか増えないとの貴重な意見をいただいております。
そこで、少し柔らかい話題をお伝えさせて下さい。
講談社より発行され、週刊モーニングに連載されている浅見理都氏が描く「イチケイのカラス」という漫画はご存知でしょうか?
初連載とは思えない重厚な内容です。
簡潔明瞭にあらすじをお伝えすると。
武蔵野裁判所第一刑事部に配属された、特例判事補(無料コミックの中に注釈がありますので、そちらをご覧ください)の坂間真平が、裁判官としての日常と裁判における機微を丁寧に描いたものです。
「裁判」というと、何だか遠い世界のように感じるかもしれませんが、裁判官も「人である」ことが良く分かります。
有名作家が痴漢を犯した時の裁判、普通の主婦がクレプトマニア(窃盗常習症)となってしまい、執行猶予中にも関わらず窃盗を犯した時の裁判、詳しいことは割愛致しますが、是非一度お読みいただきたい内容です。
第一話のみ、ウェブコミック「モアイ」にて無料で読むことが出来ます。←リンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
この第一話に掲載されている、坂間真平と中学生の引率を装った、同僚である入間みちおの掛け合いが何とも言えません。
原理原則を常識のように貫く坂間に対して、入間みちおの言葉が痛快です。
「話を聞いて、聞いて、聞きまくって、判断するのが裁判官の仕事だ」
「冤罪事件の9割が裁判官のせいだ」
「本当のことは、被告人しか分からない」
「君はとても優秀なのだろうが、いずれはその選民意識と戦うことになる」
この言葉は議員にもそっくりそのまま当てはまります。
職員の方々は職務上、議員に対して大変丁寧な対応をします。
しかし、これは地方自治法上、議会が行政の行動を判断するチェック機関であることに過ぎません。
これを勘違いして、議員が選民意識を持った際、職員に対するパワハラの温床となります。
勿論、市民要望を叶えることは重要ですが、それは基本構想、基本計画に則る中で、個別の政策に反映させる中で、地道に実現させるべきものです。
「議員である自分の言うことが聞けないのか?」という一言は、その議員が政策実現能力を著しく欠如していることに他なりません。
予算の兼ね合いがありますので、すぐには難しくとも、市民利益になることであれば、職員の方々も理解していただけます。
ただ、一つ気を付けたいのは「イチケイのカラス」主人公の坂間真平が自分は正しいと思い込んだ時に、周りが見えなくなっていないかどうかです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/87/b5b1bc4f8d8ed716472083d3b1a36a26.jpg)
熟慮に熟慮を重ねたネーミングライツのような、どう考えても実現するべき政策ではなく「今までそうだったからこれからもそうすべきだ」という部分は注意が必要です。
時代の変化と共に、今までの常識が世間の非常識になりつつあるかもしれません。
何を持って判断の基準とすべきか?この点は、市民の皆様から様々な話を「聞いて、聞いて、聞きまくって、判断して行きたい」と考えております。
おあとがよろしいようで。