Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

ロックウェル・コリンズ

2020-01-02 15:43:00 | Ham Radio
 ロックウェル・コリンズ の KWM-2A がこの世にどのくらいで回ったかは分かりませんが、少数には違いありません。

 1933 年 WØCXX によって設立されたコリンズ社は 1973 年にロックウェル社と合併 ( 買収 ) され、ロックウェル・コリンズ社となりました。

 1980 ~ 1988 年の第一次湾岸戦争 ( イラン・イラク戦争 ) の時は、既に真空管の時代を終えて ” 石 ” の時代になり、HF-20xx、HF-80xx ( HF シリーズ ) 等が主流になっていたのではないかと思われます。

 ところが、戦争が終了すると、大量の KWM-2A が中古で出回りました。 そこで、何故 HF シリーズではなかったのか ? と疑問が残ります。

 湾岸戦争は 「 砂漠の嵐作戦 」 と呼ばれ砂嵐との戦いでもあった様で、” 石 ” の機械は、静電気を帯びた砂嵐 にとても弱かったと言います。 そこで、当時でも旧式だった、真空管のリグ KWM-2A が投入されました ( ベトナム戦争時に活躍 ? )。

 廃棄処分する軍用備品に於いては、横流しを防止するため、ハンマーで打ち砕いていましたが、それでも部品取りとして人気があったし、裏ルートで無傷の KWM-2A もありました。 米軍に友達がいて、倉庫から 「 好きな物を持って行ってもいいよ 」 なんて言われた人もいました (笑)。

 私はコリンズが好きで、買っては手放し 買っては手放し を繰り返していましたが、今は何も残っていません ( 保守部品のみ少し残っています )。

 ひとつだけ、コリンズではないが、軍用の真空管試験機 ( TV-7B/U ) を所持しています。 さすがに、軍用です 60 年経っても現役です、故障しません。

 

  成果の上がらない DX hunting を繰り返すより、私的ノスタルジーへ逃げている様な、後ろ向きな姿勢が漂っていますか ? (笑)。


コメント