Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

ワンタイム・コミュニケーション

2020-11-13 09:38:00 | Ham Radio
 今、08時 30分 (JST) N7ET/DU7 が 18MHz CW で CQ を延々と出しています。 余計な知恵がついてしまい、彼を呼ぶことを躊躇しています。 しょっちゅう彼の CQ を聞いていますから、沢山 QSO しているのか ? とログをチェックして見ると、6m , 10m で 2 QSO のみでした。

 余計な知恵 ・・・ と言うのは、端的に言えば JA から呼ばれて嬉しいのか ? と言う疑問です。 CQ DX とは言っていないものの、本心は米国人とのラグチューを目的に CQ を出しているかも知れない等と深読みしてしまい、私にはそのスキルがないために、呼ぶのを躊躇してしまいます。

 デジタル通信のソフトが QSO B4 として 2nd QSO を弾く動作をします。 昔、ある OM からメールが来て 「 JT65 では 2nd QSO はしてはいけないのか 」 と質問されましたが、「 同じ周波数で同じモードで同じ内容 ( 内容なんてないよ~ ) で何回も QSO する必要もないでしょ ・・・ 」 と冷たく返事しておきましたが、実はこれが最大の問題点でありまして、私には 2nd QSO を否定する考えはなく前出の OM には失礼な事を言ってしまったと思っています。

 しかし、デジタルの世界はそれが当たり前なんです。 ワンタイム・コミュニケーションなのです。 「 これをアマチュア無線と言っていいのだろうか ! 」なんて疑問は当然の如く吹っ飛ばされて、「 これが新時代のアマチュア無線ですよ 」 と言われるのがオチですね。

 N7ET/DU7 を躊躇なく呼ぶ事が出来ないのは、周波数こそ違え、同じモードで同じラバースタンプ ( 内容 ) で意味があるのかと ・・・ ( 彼はそんな QSO は望んでいないはずだ ) 考えすぎかも知れません。 似たような事は V73NS に対しても言えます。 それこそ私に英文ラグチューが出来るスキルがあれば、なんの躊躇もなく呼べるでしょうし、今後 「 今日はどうだい ? 」 って何回も QSO を重ねる事が出来るのです。

 そのスキルがないための結果としてデジタルに行く OM も少なくないと思います。 いいじゃないですか。 趣味は楽しんでナンボですからね、楽しんだ者が勝ちです。 デジタル通信には外国のノビスクラスのコールサインも多く見られます。 皆が共有出来る事は素晴らしい事です。 

 私が FT8 などをやっていないのはその魅力が分からないからではありません。 過去には、DOMINO , FT8 , PSK , QPSK , JT65 , HELL , OLIVIA , ROS , RTTY などの 15 種類のデジタルモードで 10,000 局以上 QSO しました。 JT65 では -30dB と言う QSO も出来たし、その魅力は十分、分かってはいます。 中でも PSK に魅力を感じていました。 当時は MMVARI と言うソフトで和文の PSK も沢山運用されていました。 しかし、誤解を恐れずに言うならば、コンピュータ同士のデジタル通信に飽きたという事です。 

 もう先祖返りするしかないのでしょうか ?。 楽しかったあの頃を思い出すしかありません。 深夜まで起きててダボハゼの様に誰とでも QSO し、失敗しながら ( 失敗出来る歳ではないが ) 出来る事ならリグは FT-101EFTdx401 がいいのですが ・・・ まず、形から入るタイプなので ・・・ (笑)。 ハムへの情熱が消えかかって燃え尽きる前にもう一度燃料補給と行きたいものです。 それにはもう少しコンディションがアップする必要があります。


コメント