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危険なビーナス

2020-11-22 00:00:00 | 読書
 TBS テレビの 「 危険なビーナス 」 が 6 話を終え、いよいよ佳境に入ります。

 6 話で 「 母の実家で探し物をする 」 シーンがありました。 正しくこれがデジャブか ! と思うシーンに出くわしたのです。 しかし、これは実体験とのデジャブではなく書籍に起因するデジャブです。 もしかして、この話は知っているかも知れないと思い、原作を調べると 東野圭吾 である事が分かりました。

  3 年前ぐらいから急に読書好きになり、冊数を重ねおよそ 200 冊の文庫本を読みました。 東野圭吾の本は初心者にはうってつけで相当数読んでいます。 「 危険なビーナス 」 も読んでいたのですが、恥ずかしながらすっかり忘れていました。 積み上げていた本を引っ繰り返してみると、やっぱり同名の本を読んでいたのです。 6 話で気付くなんて間が抜けているとは言え、200 冊の中の一場面を覚えていた訳ですから凄いとも言えます(笑)。 そのシーンは確かに重要な場面ではありました。

 しかし、既に結末の種明かしは忘れており、早速 6 話に相当する場面以降を読み直し先ほど読了しました。 初めてではないはずなのにドキドキするんですね。 吉高由里子の ” 矢神 楓 ” 役は、彼女を予めキャスティングするために意識して書かれた様な気がするくらい適役だと思います ( 私がファンだからそう思うのか ? ネット上では反対意見も多し (笑))。

 普段、読書の会話をする事はありませんが、「 「 危険なビーナス 」は読んだよ 」 と言って 「 どんな話だったの ? 」 と聞かれても 「 ・・・ 」 だった訳です (笑)。 熟読していないと言うか、訳が分からなくても読み飛ばしていると言うか、読書に対する接し方を考える必要があるかもしれません。 冊数だけを自慢するのは止めましょう。

 この 「 危険なビーナス 」 の伏線として数学の 「 ウラムの螺旋 」 と言うのが出て来ますが、これも数学ミステリーとして興味あるものでした。 以下の図が 「 ウラムの螺旋 」 です。 目を細めて見ると規則性がある様にも見えます。 45°方向に多く出現しています。 不思議な図になりますね。 東野圭吾 が理工系だった性か ” 素数 ” の話が時々出て来ます。

 

 最近はミステリー物は飽きて来て、政治物、企業物、例えば 真山仁 とか 楡周平 などの本をよく読んでいます。 政治経済音痴には難しい内容もありますが、ノンフィクションに限りなく近い内容に惹かれています。


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