見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

囲われ者の金魚/アートアクアリウム展(サッポロファクトリー)

2013-12-14 23:39:23 | 行ったもの(美術館・見仏)
○サッポロファクトリー 『アートアクアリウム展 ~札幌・金魚の灯~』(2013年11月30日~2014年1月19日)

 公式ホームページによれば「アートアクアリウム展は『アート』と『デザイン』と『アクアリウム』を融合させ、変幻自在の水槽デザインとライティング、映像を組み合わせて水生物を展示するイベント」で、すでに東京・大阪・名古屋・京都・神戸で開催した「アートアクアリウム金魚シリーズ」等で、230万人以上の観客を集めているという。主に用いられているのは金魚。

Byoburium/ビョウブリウム(屏風水槽)

屏風の「扇(せん)」に見立てられた薄い縦型の6つの水槽には、それぞれ小さな金魚が泳いでいて、白い背景にその姿が映る。墨画のように、川、草木、花鳥などが映し出され、姿を変える。中央の二扇の水槽にいる金魚が、他より元気で、激しく縦横に動くので、面白かった。

Oiran/花魁(巨大金魚鉢)

「江戸の遊郭を表現しており、乱舞する金魚は花魁とそれを目指す女達を表す」のだそうだ。ああ、そうか、中央の大鉢で七変化するスポットライトを浴びているのが花魁で、その下の暗闇を回遊しているのが、花魁を目指す女たちか。華やかというより、大鉢に詰め込まれた金魚が息苦しそうで、可哀相で見ていられなかった(まさに花魁)。

まあ、そもそも金魚って人工的な存在ではあるが。あんな不自然な点滅光を浴び続けて、ストレスにならないのかな。



個人的には、金魚は自然光の下で見るのが、いちばん美しいと思う。

おまけ:サッポロファクトリー・アトリウムの巨大なクリスマスツリー。これも全体のイルミネーションが七色に変化する。

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2013札幌・初吹雪

2013-12-14 23:02:50 | 北海道生活
札幌に引っ越して、初めての冬。

10月に入った頃からそわそわと、初めて使うストーブを点検に来てもらったり、灯油を確保したり、冬靴・コート・帽子を買い揃えたりしてきた。

11月に雪が降ったときは、来たか!と思ったが、いつの間にかその雪も消えて、12月12日(木)まで、ほとんど積雪がなかった。このまま年末までいくのかしらと思っていたら、13日(金)は、みるみる積もって、帰宅時は傘も差せない「吹雪」に。鉄道も大混乱だったらしい。

今朝はよく晴れたが、銀世界に辟易して、外に出る気になれなかった。昼過ぎ、ようやく重い腰をあげて外に出てみるとこんな景色。





でも、今年の春は記録的大雪で、4月に新生活を始めたときも銀世界だったので、いまいち感動が薄い。あるべき風景に戻ったような気がしている。

今夜も冷えそう!
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