○三の丸尚蔵館 第39回展『やまとうた-美のこころ』
http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-04.html
あまり知られていないが、今年は、『古今集』が成立して1100年目、『新古今集』が成立して800年目に当たる。これから秋冬にかけて、各地で、いくつかの特別展が企画されているはずだ。
本展覧会は、さすが皇室のお宝らしく、12世紀の『古今和歌集』(伝藤原行成筆)など、さりげなく逸品が出ている。その一方、江戸時代の天皇や親王が、一生懸命、手習いをしたらしい、古今集そのほかの写本もある。あまり上手くないのが、ご愛嬌である。
根津美術館に出ている、光琳の『西行物語絵巻』は、ここでも見ることができる。鳥羽院御所の障子絵を描いた場面である。
会場にあった図録をパラパラ見ていたら、後期(11/12~)の展示品に、智仁親王の『三十六歌仙色紙形写』というのがあった。和歌の下に、下手な筆で、三十六歌仙の似顔絵らしきものを書き付けている。いったい、何者?と思ったら、ヨミは智仁親王(としひとしんのう)、豊臣秀吉の養子であったが、秀吉に実子鶴松が生まれたために養子縁組を解消された人物だそうだ。ちょっと興味深い。
http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-04.html
あまり知られていないが、今年は、『古今集』が成立して1100年目、『新古今集』が成立して800年目に当たる。これから秋冬にかけて、各地で、いくつかの特別展が企画されているはずだ。
本展覧会は、さすが皇室のお宝らしく、12世紀の『古今和歌集』(伝藤原行成筆)など、さりげなく逸品が出ている。その一方、江戸時代の天皇や親王が、一生懸命、手習いをしたらしい、古今集そのほかの写本もある。あまり上手くないのが、ご愛嬌である。
根津美術館に出ている、光琳の『西行物語絵巻』は、ここでも見ることができる。鳥羽院御所の障子絵を描いた場面である。
会場にあった図録をパラパラ見ていたら、後期(11/12~)の展示品に、智仁親王の『三十六歌仙色紙形写』というのがあった。和歌の下に、下手な筆で、三十六歌仙の似顔絵らしきものを書き付けている。いったい、何者?と思ったら、ヨミは智仁親王(としひとしんのう)、豊臣秀吉の養子であったが、秀吉に実子鶴松が生まれたために養子縁組を解消された人物だそうだ。ちょっと興味深い。